先日、福岡の大宰府にある『九州国立博物館』へ行ってきました。
『ベルリン国立美術館展』を開催しています。
そこで見つけた冊子。
懐かし~い!
中国の南京にある、南京博物院。
1992年に福岡県と友好協定を結んでいるそうです。
これが実物。
といっても写真ですが…。
館内は広く、展示品も多く、じっくりと見るには
かなり時間を要します。 見ごたえがありました。
これも南京。
2006年12月17日の長江と、ぽっちゃりコトー。
私が留学していた街から南京まで、高速バスで1時間!
ときどき遊びに行きました。
石窯で焼くピザ屋さんがあり、おいしかった~~~。
言葉の壁をよじ登るのは大変でしたが、
「本場の鍼灸を肌で感じたい!」という思いと、
「鍼灸の何かを得るまでは、どんなことがあろうとも絶対帰らないぞっ!
多くの方々のサポートを無に出来ない!」という思いだけで、
中国にしがみついていました。
ポケットにメモ帳とツボ本を入れ、
食い入るように鍼灸院の先生の治療を見つめ、
メモを取り、質問をしていました。
あの時の集中の仕方は、今も私の心の根っこに住み着いています。
患者さんの体と心に効かせる鍼とお灸をするには、
鍼灸師は研ぎ澄まされた五感、六感が必要だと思っています。
丁寧に患者さんの声を聞き、
体に触れて、体と心の声を聞く…。
鍼を打った時に、鍼の取っ手から指先に伝わってくる感覚で、
ツボの状態を読む…。
留学中の集中力がよみがえってきます。
私は留学中、大学内にある留学生対象の中国語の
専門学校にも在籍していました。
クラスメイトは、タイ、韓国、ベトナム、フィンランド、ウクライナ、
チェコ、中央アフリカ、サモア、ガーナ、イエメンから来ていました。
日本人は私1人。
日本にいると、ただの『コトー』ですが、
留学中は『日本人のコトー』とみられるので、
自分でもいつの間にか、日本人としての『コトー』として、
発言、行動するようになりました。
今も、「日本人として…」と意識することがあります。
『気配り』、『心配り』は、日本の文化だと思います。
缶詰のフタを開けるとき、缶切りが必要でなくなったのは
いつからでしょうか?
缶詰のフタの縁で手を切ることは滅多にありませんよね。
縁に加工をしているそうです。
納豆に付いている、醤油のビニールに切り込みがなくなり、
ビニールの縁を手で切れるようになったのは、いつからでしょうか?
こんな細かい所まで気を配れるなんて、
日本人ってスゴイ!?!?
鍼灸って医療ですが、サービス業でもあると思います。
今、自分が持っている技術を最大限に生かし、
一人ひとりの患者さんにあった、
きめ細かいサービスをどこまで提供できるか!?
いつも自分自身に挑戦しています。
「この発想って、日本人ならではだろうな…」
日本人に生まれたことに感謝!