皆さんは毎日、何をよく飲みますか?
コーヒー?紅茶?緑茶?
私は煮出したお茶が好きで、
毎朝ヤカンにいろいろな茶葉を入れてグツグツグツ…。
部屋の中にお茶の香りが充満し、リラーックス!
料理のおいしい『におい』は、食欲をアップさせ、
心までもホクホクさせますね。
また、焦げ臭い『におい』や、腐った『におい』は、
危険から身を守る手段にもなります。
花粉症などのアレルギー性鼻炎で、
鼻水が止まらなかったり、鼻が詰まると、
『におい』を感じないだけでなく、
頭がボーッとして、つらいですね。
今日は鼻のトラブルに効くツボをご紹介します。
一番メジャーなツボは、小鼻中央の外にある『迎香 げいこう』。
ですが…、
私が鍼灸治療でよく使うのは、『上迎香 じょうげいこう』。
『迎香』の上にあります。
ツボ・モデル君の顔には書かれていません。
あしからず…。
ここにちょこんと鍼をすると、鼻が通り、
『香り』を『迎える』ことができます。
鼻の外側の際を上から下まで、
人差し指の先端でグイッと押していくと、
鼻が通ることもありますよ。
首と肩の付け根にあるツボ、『大椎 だいつい』。
このツボに、台座灸や棒灸などのお灸をすると、
鼻が通ってきます。
風邪を引いたときにもよく使うツボです。
![daizakyu_002 台座灸](http://www.ladies-kotou.com/diary/files/daizakyu_0022-220x220.jpg)
![boukyu 棒灸](http://www.ladies-kotou.com/diary/files/boukyu2-220x220.jpg)
自分ではお灸をしにくい場所ですね。
熱めのシャワーをかけ続けると、
鼻が楽になることがあります。
花粉症などのアレルギー性鼻炎は、
アレルギー体質を改善するツボにも鍼やお灸をします。
体質を改善するには時間がかかります。
鼻のトラブルが生じる季節以外も、
体質を整える鍼灸をお勧めします。
おまけの話…。
鼻の孔は2つですが、私たちの遠いご先祖様は
4つあったそうです。
鼻の起源は、脊椎動物(せきついどうぶつ)(背骨がある動物)が
現れる以前、約5億年以上前にさかのぼる!
魚の鼻は、『前鼻孔 ぜんびこう』と『後鼻孔』という
2つの孔をつなぐ管!
その管の途中に、水中のにおいを感じ取る細胞がある。
前鼻孔から入った水が、後鼻孔へ流れてく途中で、
においをキャッチ!
鼻の管は左右対称にあるので、鼻の孔は4つ!
4つの鼻の穴のうち、
2つは進化の過程で眼に移動!
ワンワン泣いていると、
涙と一緒に鼻水も流れてきますよね。
『鼻涙管 びるいかん』という管が眼と鼻に通じ、
あふれた涙が鼻に流れ込むからです。
この鼻涙管は、私たちのご先祖様が魚だった頃の
名残なんですよねぇ~。
ギョギョッ!!!