久々の特集ブログ!

前回は、頭痛のタイプ別の痛み方・原因・

痛みを起こす要因をご紹介しました。

今回は、緊張型頭痛と、片頭痛、

その2つの混合型頭痛の鍼灸治療について、

書いてみまーす!

 

どんなときに頭痛が起こるか…。

頭のどの部分が痛むのか…。

どのように痛いのか…。

頭痛の状態によって、鍼灸治療の方法が異なります。

それは、鍼治療も灸治療も、経絡の流れに基づいて

治療するからです。

 

鍼灸治療の考え方は、

『経絡の上にのっているツボに鍼やお灸をして、

経絡の流れを良くすることによって、

その経絡が通っている部位の症状、

あるいはその経絡が繋がっている内臓の不調を

改善する』ことです。

 

緊張性頭痛は、首・肩・背中・顔面の筋肉が緊張しすぎて、

後頭部などに痛みを生じます。

この場合、後頭部を通っている経絡の流れが

悪くなります。

じゃんっ!

 

 

後頭部に縦に3本の経絡が通り、

その上にある『風池 ふうち』や『天柱 てんちゅう』などの

ツボをよく使います。

 

片頭痛は、こめかみあたりの血管が拡張して、

痛みを生じます。

じゃ~ん!

 

 

こめかみを通っている経絡は、3本。

ツボはたーくさんあります。

ここには、お灸はしません。

こめかみを温めると、そこの血管をさらに拡張させ、

痛みを助長させます。

 

じゃじゃ~ん!

赤のラインは、『足少陽胆経 あし・しょうよう・たんけい』

という経絡です。

目尻の外にある『瞳子髎 どうしりょう』というツボから

始まり、顔面、側頭部、胴体の側面、脚の側面を

下降し、足の薬指で終わります。

片頭痛の治療では、こめかみ付近のツボに

細くて短い鍼をちょこっとしたり、

足のツボに鍼やお灸をします。

 

頭全体が締めつけられるように痛くて、

こめかみはズキンズキンと脈打つように痛む…。

そんな、緊張型と片頭痛を合わせもつ方がいます。

この場合は、体の状態に合わせて、鍼とお灸を使い分けます。

 

以上の3つのタイプに共通することは、

1、頭痛のせいで全身がリラックスできない。

2、首や肩がこっている。

でしょうか。

この2つに対しても、鍼やお灸で改善することが

大切になります。

 

また、耳、鼻、目、歯などに病気があり、

それらの影響で頭痛が起きているときは、

まず原因の病気を治すことが大事ですね。

ためらわずに、専門医に診てもらいましょう!

 

それから、

『いつもと違う頭痛』

『痛みがどんどん強くなる』

『痛む回数が増えている』

そんな時には、くも膜下出血や脳腫瘍、脳出血、脳梗塞、

髄膜炎など脳の病気が潜んでいることもあります。

専門医に診てもらうことが大事ですね。

 

頭痛にしても、歯痛にしても、鼻水・鼻づまりにしても、

脳に近いところのトラブルは、不快指数が倍増しますね。

当鍼灸院内での、4月のお灸教室のテーマは、

『頭痛や頭の重苦しさを解消しよう!』です。

4月9日(火)と21日(日)の午前中に開催します。

興味のある方は、『お灸教室のページ』

ご覧ください!

一緒にお灸をして、体も頭もリラックスさせましょ!

 

さて、次回のブログは、『頭痛』特集 第3弾!

(こう書くと、かっこいいっ!)

『頭痛』の日常対策についてご紹介します。

よろしくですっ!