『頭痛』特集 第4弾!
前回は、『片頭痛の日常の工夫』についてご紹介しました。
最終回である今日は、『緊張型頭痛』と、
『片頭痛+緊張型頭痛の混合型頭痛』の日常の工夫、
そして、鎮痛薬の依存による『薬物乱用頭痛』についても
触れてみようと思います。
1.緊張型頭痛
首・肩・背中の筋肉や、顔の筋肉が緊張しすぎて、
起こる頭痛です。
◆軽い運動やストレッチングで、筋肉の緊張をほぐそう!
ひどい首こり・肩こり・背中こりをほぐすのが一番大事!
◆温めた筋肉をほぐそう!
電子レンジで温めるホットパックなどで、
後頭部や首・肩を温めると、
血流がよくなり、痛みもやわらぎます。
※片頭痛持ちの方は、痛むこめかみ部分は冷やしましょう!
※頭部を温めると、脳の血管がさらに拡張し、
※痛みが増します。 気をつけて!
◆悪い姿勢を治そう!
猫背や顎を突き出したような姿勢は、
首・肩・背中の筋肉の負担が倍増!
理想の立ち姿勢は、横から見ると…、
『耳たぶ→肩先→大転子(だいてんし)(太ももの骨の上端のでっぱり)
→膝蓋骨の後ろ→外くるぶしの約2cm前』
が一直線であること。
なーんて、よくわからないですよね。
それでは、立位バランスをチェーック!
壁に、かかと、お尻、背中、後頭部をつけて立ってみてください。
これが理想のまっすぐ!
首・肩・背中の筋肉に負担がかからない立ち方です。
ずいぶん後ろに傾いている気がする…方は、普段猫背さんかも。
◆長い時間同じ姿勢をとらずに休憩をしよう!
パソコンやスマートフォンなどを使っていると、
あっという間に時間が過ぎませんか?
同じ姿勢を保つことが筋肉にとって一番負担なこと!
ときどき休憩して筋肉を休ませてあげましょう。
◆ストレスをためない!
片頭痛持ちさんと同様、緊張型頭痛持ちさんも、
ストレスが長く重くのしかかると、頭痛が起きやすくなります。
心身一体!
心の緊張が体の緊張に結びつきます。
2.片頭痛+緊張型頭痛の混合型頭痛
2つの頭痛を持ち合わせている場合、どんなことが
きっかけで、片頭痛や緊張型頭痛が起こるのか、
把握することが大切です。
そうすると、日常の予防策が見えてきますね。
混合型頭痛は、その時々の症状に合わせて対処します。
3.薬物乱用頭痛
鎮痛薬の依存による頭痛です。
◆頭が痛くなると、頻繁に鎮痛薬を飲む
∴∴∴∴∴↓
∴痛みに対して脳が敏感になり、普段なら
∴感じないような痛みまで感じるようになる
∴∴∴∴∴↓
∴鎮痛薬が切れる度に頭痛が起こり、
∴鎮痛薬を飲み続けてしまう…
◆1ヶ月に10日以上鎮痛薬を飲むようになったら、
∴薬物乱用頭痛を起こしやすい状態。
∴1ヶ月に15日以上鎮痛薬を飲んでいる場合、
∴薬物乱用頭痛と診断されるそうです。
◆「鎮痛薬の効果が薄れたなぁ…」
∴「最近、服用回数が増えてきたなぁ…」
∴そんなふうに感じたら、頭痛の専門医に診てもらいましょう。
ひとくちに『頭痛』といっても、い~ろいろですね。
前々回のブログでご紹介しましたが、
鍼灸治療で、がんこな首こり・肩こりなどをほぐし、
全身調整をすると、片頭痛も、緊張型頭痛も、
混合型頭痛もやわらいできます。
最寄りの鍼灸院に顔を出してほしいな!って思います。
当鍼灸院では、4月9日(火)と21日(日)に、
『頭痛』と『頭重(=頭の重だるさ)』をテーマに
お灸教室を開催します。
頭痛、頭重に効くお灸とツボ押しを体験しませんか?
お灸の初心者も大歓迎!
詳しくは、『お灸教室のページ』をどうぞご覧ください。
参加者、募集中でーす!
あ~っ、それにしても、
春ですっ!
めちゃくちゃ長い特集ブログにおつきあいいただき、
ありがとうございました!