東洋医学では、『心身一体!』と考え、

体の状態だけでなく、心の状態も重んじます。

 

五臓六腑の中に、『心 しん』があります。

ここでいう、『心』は、西洋医学の『心臓』とは

若干働きが異なります。

『心』の中には、『神 しん』がおさまっています。

『神』は、知覚、記憶、思考、意識、判断など、

すべての精神活動を支配しています。

そして、『神』は、神、魂(こん)、魄(はく)、意、志などに

分類されます。

う~ん、こんがらがってきますねぇ~。

 

鍼灸治療に用いるツボには、『神』や『魂』など

心に通じるツボがたーくさんあります。

例えば…、

神闕(しんけつ)、神道(しんどう)、神庭(しんてい)、

神門(しんもん)、心兪(しんゆ)、魄戸(はくこ)、

神堂(しんどう)、魂門(こんもん)、志室(ししつ)、

神封(しんぽう)、神蔵(しんぞう)。

うっひゃぁ~、12個!

代表的なツボ361個の内の12個って、

かなり多いと思います。

それだけ、鍼灸治療では、心や感情も重要視しているって

ことですねぇ…。

 

先に挙げたツボは、背中にたくさんあります。

 

 

それらのツボの周辺の皮膚の状態を診て、

心の疲れ具合が分かります。

心が疲れているときは、そのツボにチョンチョンと

軽く鍼をしたり、棒灸をします。

 

 

棒灸は、モグサを固めて、和紙で包んだもの。

先端に火をつけ、皮膚から3~5cm離して温めます。

熱くはありません。

じーんわり温まります。

 

鍼やお灸をすると、イライラ感や、張り詰めた気持ちが

落ち着きます。

『やる気がおきない』 『無気力』な気持ちに

全身が覆われたときには、

少しずつ重いよろいが溶きはなれ、

少しずつ気持ちが前進していきます。

ぼんやりした気分は、しゃきーんとすっきりした気分に

なります。

いろいろな心の不調に、

鍼やお灸は優しく語りかけます…。

ご本人が無理せずに、心の調子を整えられることが、

鍼やお灸の良さだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事場の庭の〇〇〇〇は見頃です。

桜ではありません。

名前は………、忘れました。

4文字ということしか覚えていません。ハハハーッ!

枝が1本、すごーく伸びていたので剪定し、

土にズボッと挿していました。

そのか細い枝から若葉が出てきました。

いつ花を咲かせてくれるか楽しみですっ!

 

 

ピンボケですみませ~ん!