「なんか最近疲れやすい…」

「昼間も眠くなる…」

「一日中、だるくてしょうがない…」

この時期、このような声をよく耳にします。

 

福岡は5月に入ると、急激に気温が上がります。

5月初旬のある朝、仕事場で掃除機をかけていると、

顎から汗がぽたり!

室内温度計を見上げると30度!

すべての窓を全開しているのにぃ~~~!

今日は曇りのち雨…。

窓を開けていると、日中でも風がひんやりとしている。

気温差が激しい季節です。

 

気温が変化しても、体温を一定に保とうとする機能が

ヒトには備わっています。

体温を調節しているのは、自律神経。

気温の変動が著しいと、自律神経は体温を

調節するのに大忙し!

自律神経も疲れてきます。

 

自律神経には、『交感神経』と『副交感神経』の

2つの神経があります。

日中活動するときに、交感神経が主に働きます。

夜間リラックスするときに、副交感神経が

主に働きます。

自律神経が疲れてくると、この2つの神経の

切り替えがうまくいかなくなり、

昼間に、リラックス・モードになる『副交感神経』が

主に働き、眠気やだるさの原因となることがあります。

こんなときは、自律神経を整えるツボに鍼やお灸をします。

 

5月に入ると、あらゆる場所で冷房が入り始めます。

ガンガン冷房が効いた部屋に、薄着で長時間いると、

いつの間にか体はすっかり冷え冷え~~~。

冷えると血の巡りが悪くなり、だるさの原因にもなります。

こんなときは、灸頭鍼(きゅうとうしん)をよく使います。

 

 

皮膚に刺した鍼の上にモグサをのせて、お灸をします。

体の芯まで温まり、体がすっきりとします。

 

じとじと雨が降ると、湿度も上がります。

むくみやすい方は、むくみが強くなることも…。

むくみも、だるさの原因になります。

こんなときは、水分代謝を整えるツボに鍼やお灸をします。

 

最近の福岡は、とっても春と秋が短い!

夏が長く、いきなり晩秋→冬→初夏→真夏、

そんなイメージ。

暑い日が多いこの時期には、真夏と同様、

脱水症や熱中症に気をつけたいですね。

汗は、だらだらと水滴となって流れるだけでなく、

皮膚から蒸発しています。

体内の水分が足りなくなっても、だるさを感じます。

今の時期から、まめな水分摂取は大事ですね。

しっかりと食べて、しっかりと睡眠をとって、

この梅雨の時期を乗り切りましょう!!!