1ヶ月前に、仕事場の庭の剪定がありました。

毎年、春と秋に自分で草取りや庭木の剪定を

していました。

今年の春はさぼってしまい、

小さな庭もジャングル化!

植木屋さん! ありがたい!!!

 

剪定当日、仕事を終え、ブラインドを開けて、

庭を見ると………、

うっ! 緑がない! モミジだけ!

 

2013_09_03_001

これは、鍼灸院を開設するときに、

看板を取り付けている写真。

左のもみじは健在ですが、右の桜のような古木は

剪定で切り取られていました。

 

2013_09_03_002

こんなに可愛い花を咲かせていたのに…。

 

「植木屋さんとフェンス越しに軽く打ち合わせをしたけれど、

もう1回、庭で事前に確認しあえばよかった」

「今年も春先に自分で、剪定すればよかった」

後悔はつきません。

時々、切り株を覗き込みますが、

脇からちょろちょろっと新芽が出てくる気配はありません。

 

最近の長雨で、ぐんぐん雑草が顔を出しています。

どんな形であれ、生きるものがあってこその

『庭』なんですね。

 

 

『庭』といえば…、

メジャーなツボに『内庭 ないてい』と『神庭 しんてい』が

あります。

今日は、『内庭』というツボをご紹介します。

 

foot

 

足の甲で、人差し指と中指の間の延長上にあります。

『内』は深部、『庭』は居住地を意味します。

このツボは、近くよりも遠く離れた頭部、心、腹部などの

症状を治し、表よりも奥に作用するので、

『内庭』と名付けられました。

 

tms_stomach_meridian

赤いラインは、『足陽明胃経 あし・ようめい・いけい』

という経絡です。

黒目の下の『承泣 しょうきゅう』というツボから始まり、

口の横、こめかみ、のど、胸、おへその外側、太ももの前…、

と下って、足の人差し指で終わります。

『内庭』は、この経絡の上にのっています。

 

ツボに鍼やお灸をすると、経絡が刺激され、

経絡が通っている部位の症状を改善します。

『内庭』というツボに鍼やお灸をすると、

『足陽明胃経』という経絡が刺激され、

経絡が通っている頭部や心、腹部の症状を治します。

遠隔操作(?)ですね。

 

ツボの由来は諸説あります。

もう1つご紹介!

『手足がカチコチに冷え、じっと横になりたがり、

物事や声を聞きたがらず、奥の部屋に閉じこもってしまう』

症状を治すことから、『内庭』と名付けられました。

名前の由来って、とっても興味深い!!!

機会があったら、またご紹介します!