1ヶ月前に、仕事場の庭の剪定がありました。
毎年、春と秋に自分で草取りや庭木の剪定を
していました。
今年の春はさぼってしまい、
小さな庭もジャングル化!
植木屋さん! ありがたい!!!
剪定当日、仕事を終え、ブラインドを開けて、
庭を見ると………、
うっ! 緑がない! モミジだけ!
これは、鍼灸院を開設するときに、
看板を取り付けている写真。
左のもみじは健在ですが、右の桜のような古木は
剪定で切り取られていました。
こんなに可愛い花を咲かせていたのに…。
「植木屋さんとフェンス越しに軽く打ち合わせをしたけれど、
もう1回、庭で事前に確認しあえばよかった」
「今年も春先に自分で、剪定すればよかった」
後悔はつきません。
時々、切り株を覗き込みますが、
脇からちょろちょろっと新芽が出てくる気配はありません。
最近の長雨で、ぐんぐん雑草が顔を出しています。
どんな形であれ、生きるものがあってこその
『庭』なんですね。
『庭』といえば…、
メジャーなツボに『内庭 ないてい』と『神庭 しんてい』が
あります。
今日は、『内庭』というツボをご紹介します。
足の甲で、人差し指と中指の間の延長上にあります。
『内』は深部、『庭』は居住地を意味します。
このツボは、近くよりも遠く離れた頭部、心、腹部などの
症状を治し、表よりも奥に作用するので、
『内庭』と名付けられました。
赤いラインは、『足陽明胃経 あし・ようめい・いけい』
という経絡です。
黒目の下の『承泣 しょうきゅう』というツボから始まり、
口の横、こめかみ、のど、胸、おへその外側、太ももの前…、
と下って、足の人差し指で終わります。
『内庭』は、この経絡の上にのっています。
ツボに鍼やお灸をすると、経絡が刺激され、
経絡が通っている部位の症状を改善します。
『内庭』というツボに鍼やお灸をすると、
『足陽明胃経』という経絡が刺激され、
経絡が通っている頭部や心、腹部の症状を治します。
遠隔操作(?)ですね。
ツボの由来は諸説あります。
もう1つご紹介!
『手足がカチコチに冷え、じっと横になりたがり、
物事や声を聞きたがらず、奥の部屋に閉じこもってしまう』
症状を治すことから、『内庭』と名付けられました。
名前の由来って、とっても興味深い!!!
機会があったら、またご紹介します!