日頃開けない戸棚の奥に、懐かしい物を見つけました。
高校時代に使っていた定期入れ。
ビニール・コーティングの生地と、厚めのクリア・ファイルで作っています。
手縫いです。
三つ折りを開くと…、
外側はこんな感じ。
定期券が2枚だったので、こんな形にしたんですね。
内側はこんな感じ。
写真では分かりづらいですね。
中央と左側にポケットを作っています。
気合の入った作品だなぁ…。
今もほそぼそと洋裁をしますが、
「ファスナー付けが面倒だから、スカートのウエスト部分はゴムにしよう」
「ブラウスはボタン穴を作るのが面倒だから、かぶりものにしよう」
などと、気合が入っていません。
これは5年前に仕立てたもの。
洋裁本の中から、全体のラインと襟の部分と
2つの型紙を組み合わせて作りました。
仮合わせをして試着したら、
ダボダボした、締まりのないチェニック!
見るに堪えない…。
ウエスト部分を切り替えたら、引き締まる???
あ~~~、面倒くさい!
1週間葛藤し、結局、ダボダボ・チェニックを上下にカットして、
ギャザーのハイ・ウエストにして、つなぎ合わせました。
気を抜いて仕立てるつもりが、
かなり気合の入った1着となりました。
おっと、洋裁の話に熱が入ってしまった!
洋裁をしない方にはチンプンカンな内容でしたね。
失礼しました!
私は鍼灸師だった…。
鍼灸治療に臨むとき、患者さんの声と体の変化に耳を傾けます。
そして、頭をフルフル回転させて、
『体と心の状態を動かす』キーポイントのツボを見極めます。
鍼やお灸をするツボのことですね。
治療の一番最初に気合を入れる場面です。
仕事でも、プライベイトでも、
ここぞっ!という大事なタイミングに、スッと無意識に気合が入る…。
そんなふうになれたらいいな…。