皆さんは、鍼やお灸をしたことがありますか?
私は20数年前に初めて鍼灸治療を受けました。
腰痛治療といっても、腰だけでなく全身のツボを使うことに驚きました。
今日は、その『ツボ』と『経絡』について書いてみます。
経絡は、全身に張り巡らされた通路のことです。
全身に、エネルギーと栄養分を送っています。
といっても、血管やリンパ管や神経とは違います。
東洋医学独特のものです。
メジャーな経絡は、12本。
体の中央を通っている経絡以外は、左右対称に1本ずつあります。
赤いラインは、『手太陰肺経 て・たいん・はいけい』という経絡。
腕を通っているので、名前に『手』がつきます。
経絡は、陰の経絡と陽の経絡があります。
これは、名前に『陰』という漢字が入っているので、陰の経絡です。
経絡は、五臓六腑にもつながっています。
『手太陰肺経』は、肺にもつながっています。
この経絡には、11個のツボがのっています。
咳や痰、喘息など肺のトラブルや、腕の症状(筋肉痛や神経痛など)があると、
これらのツボに反応が現れます。
反応とは、ツボの表面のざらつき、へこみ、圧痛などなど…。
反応のあるツボに鍼やお灸をして、先ほどの症状を改善します。
メジャーな経絡12本にのっているツボは、合わせて約360個!
学生のときは、ツボの名前や取り方を覚えるのに苦労しました。
当時、仕事をしながら夜間の鍼灸学校に通っていました。
勤務時間を過ぎると、学校に直行!
帰宅後は残業!
学校の勉強は、朝の出勤時間30分!
まだ、あったかな?
本棚をガサゴソ、ガサゴソ…。
あったぁ~~~。
当時使っていた暗記メモ。
破れたところを補修したセロハンテープが黄ばんでいる!
月日を感じるなぁ~~~~~。
こんなふうに折りたたんで、
自宅から職場まで、歩きながら暗記しました。
懐かしい!!!