頭痛が続くと集中力が落ち、家事や仕事が手につかない…。
常に鎮痛薬を持ち歩いている…。
しょっちゅう鎮痛薬を飲むのは嫌だけど、
飲むのが遅いと効かないから…。
そんな頭痛に悩む方が、鍼灸院にも来られます。
頭痛って、痛みの種類によって対処方法が異なります。
こめかみから目のあたりがズキン!ズキン!と痛むのは、『片頭痛』。
セロトニンという脳内物質が異常に増えたり減ると、
脳の血管が広がり、
その隣にある三叉(さんさ)神経が圧迫され、
頭痛が起きます。
痛いと温めたくなりますが、痛む部位を温めると、
ますます脳の血管が広がり、痛みが増強します。
痛む部位は冷やして、血管の広がりをおさえます。
赤いラインは、足少陽胆経(あし・しょうよう・たんけい)という経絡。
この上にのっているツボは、片側で44個。
左右対称にあります。
こめかみを通っているので、鍼灸治療では片頭痛の治療にも用います。
こめかみのツボには、細くて短い鍼をちょこんとして、
痛みをやわらげます。
足のツボもよく使います。
頭全体がしめつけられたり、後頭部から首筋が痛むのは、
『緊張型頭痛』。
首、肩、背中の筋肉の緊張により、痛みが生じます。
筋肉は緊張すると硬くなり、
筋肉の隣にある血管は収縮します。
対処方法としては、温めて縮こまった血管を広げ、
筋肉をリラックスさせます。
鍼灸治療では首や肩、背中などに鍼とお灸をして、
筋肉の緊張をやわらげます。
『片頭痛』と『緊張型頭痛』の両方をもつのは、『混合型頭痛』。
2種類の頭痛の対処方法を使い分けます。
12月9日に開催したお灸教室の参加者の方々です。
テーマは『頭痛』。
頭のツボへの『ツボ押し』も体験していただきました。
ツボ押しは頭痛の予防や、頭の重苦しさ・目の疲れの解消におすすめです。
3人ともこのお灸教室の常連さんです。
今までのテキストをファイルにしている方もいます。
「いろんなツボを覚えられて楽しい…」
そんな言葉をかけられると、
お灸伝導師のコトーは、もっとはりきっちゃうよー!
ありがとうございます!!!
今月のお灸教室はあと1回。
12月14日(日)です。
1回完結です。
興味のある方はどうぞご参加ください。
詳しくは、お灸教室のベージをご覧ください。
おまけの話。
コトーは滅多に頭が痛くなりませんが、
9日のお灸教室終了後に頭痛勃発!
『頭痛』というテーマを考えすぎて精神ストレスから
緊張型頭痛が…。
なーんてことはありません。
お灸教室の準備でソファーを移動中こけて、
眼鏡の縁がソファーの肘掛けに直撃!
眼鏡が歪んで、眼鏡の柄が頭皮にくいこんでいたみたい…。
眼鏡屋さんで眼鏡の歪みを直してもらったら、
頭痛も解消!
このようなことでも頭痛が起きるんですねぇ…。