新年度に入り、鍼をストックしている棚を整理した。
手元にある鍼の中で一番細いのは、0.12mm。
一番太いのは、0.24mm。
鍼の太さは0.02mm単位で番手がある。
肉眼では隣の番手との違いはわからないが、
鍼を打ってみると、ツボに入っていく感覚や
鍼のしなり具合が違う!
うっ、写真が見づらくてすみません。
手元にある鍼の中で一番短い鍼は、長さ10mm。
顔のツボに使ったのかな。
一番長いのは75mm。
お尻や太ももなどのツボに使う。
鍼はツボに刺した後、すぐ抜く方法もあれば、
10~20分ほど置く方法もある。
こんなふうに、鍼を置いたツボに台座灸をしたり、
こんなふうに、鍼を置いたツボに棒灸をしたり、
刺した鍼の取っ手にモグサをのせてお灸をしたり…。
いろーんな手技がある。
鍼は、鍼灸治療を受ける方のツボ(=体)にスッとなじめるのが一番!
受け手ががまんをすると、体と心にみえないバリアができ、
治療効果が半減する…。
逆に、「あぁ、気持ちがいい」という心の声を聞くと、
治療効果が高まる…。
1つのツボでも個々の症状、体質、心持ちなどで、
鍼の太さと長さと手技を使い分けている。
とーってもマニアックな世界…。
鍼に興味があるけれど痛そうで怖い!と思っている、そこのあなた!!!
勇気を出して近くの鍼灸院に行ってみよう!
「ためらわずに、もっと早く来ればよかった」
当鍼灸院では、そんな感想を述べられる方もいる…。
さて、おまけの話。
コトーのブログの書き方は、パララッとひらめいたことを、
頭の中でふくらませ、
専門的なことは鍼灸本などで確認し、
筋道を立ててからルーズリーフに下書きをする。
最近、下書きをし始めると、その筋道が横道にそれて、
まったく違う内容になることがある。
今日のブログのタイトルは『どうやってステップ・アップする?』だった。
下書きをする前に写真も撮っていた。
書き出しは予定通り。
しかし、数行で話はそれていく…。
左隣の道をずーっと走り続け、いきなり左折しちゃった…という感じ。
修正不可能…。
タイトルを変えた。
せっかく撮ったのに使えない写真。
新たに撮る写真。
気まぐれな脳細胞につきあうのは大変だ!
次回は『こだわりのお灸』というタイトルを考えているが、
どうなることか…。