前回のブログの続きです…。

北九州市にある『いのちのたび博物館』に行き、

恐竜の魅力にどっぷりはまりました…。

 

 

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こんなふうに背中にトゲを持つ恐竜がいました。

あっ、もちろんレプリカです。

トゲは『皮骨 ひこつ』といいます。

体内のミネラルが減ると、

皮骨に蓄えているミネラルを体内に送るそうです。

すごいっ!

 

 

また、皮骨には血管が張り巡らされ、

体温調節の役目をしていたと考えられています。

ずっ、ずごい!!

 

 

気温が高いと、私たち人間は皮膚血管が拡張し…、

皮膚血流が増え…、

皮膚温度が上昇し…、

皮膚からの放熱が活発になります。

 

 

逆に、気温が低いと、皮膚血管が収縮し…、

皮膚血流が減り…、

放熱が抑えられます。

恐竜も人間も一緒なんだなぁ~。

 

 

10年ほど前のことですが、

コトーが中国で鍼灸修行をしていたとき、

数か月間、洗濯機がありませんでした。

ジーパンの手洗いが一番大変!

分厚く硬くて絞れない!!

あ~、洗剤がまだたっぷりついているよなぁ…と思いながら、

干した覚えがあります。

洗濯機がない時代は、

洗濯板ですべての物を洗っていたんですよね。

ご先祖様のほうが握力があっただろうなぁ~。

 

 

25年ほど前になりますが、

親子3世代の足を見比べたことがありました。

足首から足指にかけて、骨格が一番ガシッとしていたのは祖母。

第2位は母。

最下位はコトー。

現代は、自転車・バイク・自動車・飛行機・船舶…と

たくさんの移動手段があります。

また、ほとんどの道が舗装されています。

どんな険しい道でも自分の脚を使って移動していた

ご先祖様のほうが脚力があっただろうなぁ~。

 

 

『進化』って辞書で調べてみました。

『長大な年月の間に、種類の多様化と、

環境への適応による形態・機能・行動などの変化が

生物にみられること。

この変化は、必ずしも進歩とは限らない。』

なるほど…。

文明が発展した現代は、

『ボタン1つで、人間の手と脚の代わりに作動する機械』で

あふれています。

過酷な環境に適応するために、

『進歩の進化』をしてきた人間も、

楽ちんな環境が長く続けば、

『後退の進化』もあり得るのかな…って思います。

 

 

人間の運動発達では、生後10か月ごろ、

つかまり立ちやつたい歩きをし始めると、

足指でぐっと床を握りしめてバランスをとります。

独歩が安定するとそれはなくなりますが、

片足立ちなど不安定な姿勢では、

大人でも足指を曲げてバランスをとろうとします。

 

 

下駄や草履は足指を使わないと脱げます。

靴はそんなことはありませんね。

ハイヒールやパンプスなど先ぼそりの靴は、

足指がぎゅっと押さえられ、

指でバランスをとろうにも身動きがとれません。

 

 

さて、ここで、進化?退化?老化?チェックー!!!

 

 

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足指を使ってジャンケンをしてみよう!

5本の指をしっかり曲げてグゥー!!!

中指・薬指・小指の3本を曲げてチョキ!!!

5本の指を思いきり広げてパー!!!

できましたか?

 

 

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床に踵をつけ、鍵盤を軽くたたくように、

足の指先を1本ずつ床にタッチして、すぐ離してみよう!

右の親指で『ド』!

人差し指で『レ』!

中指で『ミ』!

……………………。

10本の指で鍵盤をたたけましたか?

 

 

コトーは自分の体のパーツで退化しているのは、

足指だと思っています。

親指と小指は単独で動きますが、

他の指は一緒になっちゃう…。

どの指でも鍵盤がたたけるように練習中です。

それを獲得して木登りが上手になろう!というわけではありません。

楽ちんの文明の中ではそんなに必要でなくなったことでも、

本来持っている機能や能力を失いたくない…。

そんな気持ちです。