だるさに鍼とお灸???
ピンとこない方が多いのでは…。
だるさを感じる原因を見極め、
その原因を解消するツボに鍼とお灸をします。
1年中、気温差が激しくなりつつありますが、
天候の著しい変動も『だるさ』の原因になります。
気温に左右されないように体温を調整するのは『自律神経』。
気温がコロコロ変われば、自律神経も疲れてきます。
自律神経は『交感神経』と『副交感神経』からなり、
日中は交感神経が優位のため、活動モードになり、
夜は副交感神経が優位のため、リラックス・モードになります。
自律神経が疲れてくると、このサイクルが乱れ、
日中に副交感神経が優位になると、
活動したくてもリラックス・モードなので、だるさを感じます。
自律神経を整えるツボに鍼とお灸をし、
活動モードとリラックス・モードの切り替わるリズムを整えます。
「鍼灸を受けた日はぐっすり眠れ、翌朝すっきり起きれました」
そんなふうに言われることがあります。
「交感神経と副交感神経がうまく切り替わったんだなぁ…」
心の中でつぶやきます。
もう7月!
どこでも冷房が入るようになり、気づけば脚がひんやり…。
冷えによる血行不良も『だるさ』の原因になります。
赤いラインは、足太陰脾経(あし・たいん・ひけい)という経絡。
経絡は全身にエネルギーと栄養分を送っています。
この経絡は血のめぐりを整える作用もあり、
ツボが21個のっています。
その中からツボを選び、そのツボに鍼とお灸をして、
血のめぐりを整え、冷えとだるさを改善します。
長時間の労働や運動による筋肉疲労でも、
体はだるくなりますね。
硬くなった筋肉に鍼やお灸をすると血流が改善し、
筋肉がやらかくなります。
コトーは山登りの後、自分の脚に鍼とお灸をし、
筋肉のコリと筋肉痛を予防します。
「この筋肉は筋肉痛になりそうもないから、鍼もお灸もやめておこう」と、
フォローされなかった筋肉だけが筋肉痛になったときは驚きました。
体の使い過ぎだけでなく、頭の使い過ぎも『だるさ』の原因になります。
慢性的な頭の使い過ぎは、脳内物質の分泌量を低下させ、
うつ的な気分になり、だるさを感じやすくなります。
頭をリラックスさせるツボや情緒を整えるツボに鍼やお灸をして、
だるさを取ります。
暑さが続くと食欲がなくなる方もいます。
長く続けば栄養不足となり、『だるさ』の原因となります。
赤いラインは足陽明胃経(あし・ようめい・いけい)という経絡。
胃にもつながっています。
この経絡上のツボに鍼やお灸をして、
胃にもしっかりエネルギーと栄養分を送り、
胃のトラブルを解消します。
コトーは20代の夏、ごはんが食べられず、
夜のビールだけで乗りきったことがあります。
その頃、鍼灸を知っていたらなぁ…。