至上最強の猛暑！
もう、1日中クーラーをつけないと過ごせない！
ちまたでは、そんな言葉が飛び交う。
クーラーの設定温度を高めにしても、
じーーーーーっとしていたら、脚はひんやり。
当鍼灸院では灸治療もかかせない。
ツボに直にモグサをのせる『点灸 てんきゅう』。
最近はツボに灸点紙というシールを貼り、
その上にモグサをのせ、
お灸専用の線香で火をつける。
米粒ほどのちっちゃなお灸だが、
ツボの中の中まで刺激が伝わる。
『逆子の灸』など、ある特定のツボに
しっかりお灸を効かせたいときに、コトーはよく使う。
台座の上にモグサがのっている『台座灸』。
台座の底にはシールがついているから、
どこのツボにものせやすく、簡単にできる。
一度に、複数のツボへのお灸がしやすい。
患者さんに自宅でお灸をしてもらうときにも、このお灸を使う。
『灸頭鍼 きゅうとうしん』。
ツボに置いた鍼の先にモグサをのせ、お灸もする。
強靱な首こり・肩こり・背中こりさんでも、
灸頭鍼をすると柔らかの筋肉を取り戻せ、痛みもやわらぐ。
このお灸は、ツボ・モデル君にはちょっと大きかったね。
『棒灸』。
モグサを棒状に固め、和紙で包んだもの。
先端に火をつけ、ツボから2～3㎝離して温める。
棒灸を動かし、経絡に沿って広範囲のツボを温めることもできる。
操作が簡単だから、当鍼灸院で開催しているお灸教室でも
よく登場する。
『箱灸』。
底をくり抜いた五合升を温めたい部位に置く。
ステンレス製のボウルを五合升の中に入れる。
ボウルの中にモグサを入れ、火をつける。
温かい煙が広がる。
木蓋で温かさを調整する。
広範囲のツボを長い時間温められる。
ツボ・モデル君にはかなり大きすぎたね。
つぶされてるなぁ…。
暑いときにお灸って敬遠されそうだが、
夏バテの体と心にエネルギーが補給され、
シャキシャキッとなるよ！
さぁて、おまけの『ぜいたくな話』。
鍼灸院の待合室にある観葉植物の土が萎え、
葉っぱもお疲れぎみ…。
庭で土の入れ替えをした。
10分経過し、
「うーーーーー、もう耐えられない！！！」
急いで部屋から持ってきたのがこれ。
棒灸。
お灸で使うモグサの原料はヨモギ。
ヨモギは菊科。
除虫菊は蚊取り線香の原料となる。
モグサも燃やすと蚊が寄ってこない。
もったいないが、棒灸の煙を浴びながら、土の入れ替えをした。
風向きが変わると容赦なく蚊に刺されたが、何とか完了！
観葉植物にもエネルギーを補給し、
ともに夏を乗りきるぞ！！！
