『交感神経』と『副交感神経』からなる『自律神経』は、

私たちの心と体を自動的にコントロールしている。

『交感神経』は、日中私たちが活動しやすいように、

あらゆる器官に指令を送る。

『副交感神経』は、夜間私たちがリラックスしつつも

エネルギーを蓄えられるように、あらゆる器官に指令を送る。

 

 

精神的なストレスがかかると自律神経はどうなるか…。

それに立ち向かうために、交感神経が活発に働き始める。

ストレスが強かったり長期に渡るとどうなるか…。

交感神経が過剰に活発的になっちゃう!

 

 

交感神経と副交感神経は、天秤ばかりのようにバランスをとりながら、

私たちの体と心をベストな状態に保っている。

一方が過剰に働き続けると、

もう一方もつられて過剰に働くようになっちゃう!!

それが『自律神経失調症』。

 

 

睡眠不足や長時間労働など肉体的疲労がたまってくると、

自律神経はどうなるか…。

早く体を休ませようと、副交感神経が活発に働き始める。

では逆に、半日以上だらだらと寝て過ごしているとどうなるか…。

副交感神経の働く時間が長すぎて、

副交感神経は活発に働き始めちゃう!

副交感神経の過剰な状態が長く続けば、

交感神経もつられて過剰に働くようになり、

自律神経失調症に…。

 

 

自律神経は体のあらゆる器官に作用しているので、

自律神経が乱れて起こる『自律神経失調症』の症状も様々。

例えば…、

だるい、疲れやすい、眠気、不眠、肩こり、腰痛、動悸、めまい、

食欲不振、便秘、下痢、のぼせ、冷え、耳鳴り、イライラ感、

不安感、無気力、などなど。

これらの症状は、必ずしも自律神経が原因とはかぎらない。

慢性化しているときは病院に行くほうがいいかも…。!

 

 

自律神経は『自動的』に働くから、自律神経が乱れても

私たちの意志ではコントロールできない。

ただ、唯一自分の意志で制御できるのが『呼吸』。

交感神経が優位だと、呼吸は速く浅くなりがち。

意識的に深~い呼吸をすると副交感神経が優位になり、

体も心もリラーックス!!

 

 

コトーは元来、横になったとたんにコトッと眠れるタイプだが、

最近寝つけない日が続いた。

考えることが多すぎて、夜になっても交感神経が活発になっている…。

涼しくなるとお風呂の設定温度を上げるが、

あえて38~39℃のぬるま湯に、

いつもより長めの20分間ぐらいつかってみた。

副交感神経が優位になるといわれているが、

あー、実感!

今も続けているがコトッと眠れる。

保温効果も高い気がする。

 

 

もちろん自分で鍼やお灸もしている。

副交感神経が優位になり、体も心もリラックスする。

当鍼灸院を利用している方は、鍼灸治療中に寝てしまう方が多い。

 

 

自律神経が乱れるきっかけは、生活習慣の乱れだったりするので、

生活習慣を見直すことも大切!

日々いろいろなことがあるから、早寝早起きはなかなか難しいが、

しっかり睡眠はとりたい!!!

 

 

忙しいと食事がいい加減になりがち。

偏った食事は胃腸の負担となり、自律神経も乱れがち…。

できるだけバランスのとれた食事を美味しく食べたい!!!

食事を作るのが面倒なコトーは、よく自分に言い聞かせている…。

 

 

適度な運動も自律神経を整えるのにいいといわれている。

適度な運動というと、スポーツを思い浮かべる人が多いのでは?

コトーは、時間があれば2駅ぐらいは歩いていく!

エレベーターやエスカレーターは使わずに階段を使う!

なーんてことを心がけている。

日頃の心がけが老化も防ぐ!と自分に言い聞かせ、

目的地が7階にあろうとも根性で階段を上っていく。

汗だく!膝ワナワナ!になろうとも…。

 

 

今回は自律神経について考えてみた。

慌ただしくストレスも多い現代では、

おろそかにしちゃいけないものなんだなぁ…と思う。

さてさて、おまけの『枝豆』の話。

 

 

2016_10_19_001

有機農業をしている友人から枝豆が届いた。

品種改良された枝豆用の豆ではなく、

通常は大豆で収穫する豆を、あえて枝豆の収穫に使っている。

枝豆が実る頃には、茎の太さが2~3㎝、高さが1mを超えるらしい。

たくましい豆からできた枝豆なんだなぁ~としみじみ感じながら、

ポリポリポリポリひたすら食べた…………………。