特集ブログ『膝関節痛の鍼灸治療』。
第1弾の前回は、膝関節の構造をご紹介!
膝関節を構成しているのは、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)。
2つの骨には靭帯や半月板がくっつき、
膝を安定させつつ、ケガから膝を守っている。
膝関節の変形や、靭帯・半月板などの損傷で、
膝関節が不安定になったときには、
たくましい筋肉で膝の安定性をカバーする。
筋肉の働きは関節を動かすだけじゃない。
柔軟性が乏しく硬い筋肉は、ちょっと使っただけでも疲れやすく、
疲労物質の乳酸などがたまって、筋肉痛をおこしやすい。
筋肉はほとんど骨に付着している。
筋肉が痛むときは、その骨の付着部に痛みが生じやすい。
膝を動かす筋肉だけでなく、
股関節や足首を動かす筋肉の一部は、
膝関節周辺の骨に付着している。
ということは………、
膝関節だけでなく、
股関節や足関節を動かす筋肉の疲労でも、
膝周辺に痛みが生じることがある。
膝が痛いとき、
『膝の関節自体の痛み』なのか、
『膝周辺の筋肉の痛み』なのか、
表面から見ただけではわかりづらい。
また、『膝関節自体の痛み』が強いと、
少しでも痛くないように立ち上がったり、
座ったり歩いたりする。
その不自然な動かし方も長く続けば
使っている筋肉は疲労し、ガチガチになって痛みが生じる。
『膝関節自体の痛み』であっても、
『膝周辺の筋肉の痛み』であっても、
筋肉の状態を調整することは大事。
…………………と、コトーは思う。
それでは疲労したときに、
膝周辺に痛みが生じやすい筋肉を1つご紹介!
太ももの前にある、大腿四頭筋(だいたい・しとうきん)。
4つの筋肉の総称(赤の斜線部分)。
膝を伸ばすときに働く。
4つの筋肉は各々、骨盤の前と大腿骨の頭にくっつき、
膝蓋骨の上あたりで腱となり、合わさる。
そして、腱は膝蓋骨をくるんだ後、脛骨の頭にくっつく。
この筋肉が痛むときには、膝蓋骨の上や下に痛みが出やすい。
他にも2つ、動画でご紹介!
素人撮影隊があーじゃない…こーじゃない…と
何度も撮り直した苦心作!
ぜひ見てほしい!
って、きちんと紹介できているか、自信はない…。
次回は特集ブログ最終回。
膝関節の鍼灸治療とセルフ・ケアをご紹介!
よろしくです!