自分たち(=筋肉たち)のほとんどは両端が腱になり、

骨につながっている。

関節を動かしたり、姿勢を保つために生まれてきた。

 

 

苦手なことは同じ姿勢を長時間保つこと。

伸び縮みができないから血流が滞りやすく、

自分(=筋肉)に乳酸などの疲労物質がたまりやすい。

そうなると筋疲労や筋肉痛を起こして、

きついんだなぁ…。

 

 

最近は首や肩、背中の筋肉が大変だよ。

ご主人(=人間)はスマホやパソコンに夢中になって、

自分たちが長時間、一定の張力で働き続け、

ヘロヘロになっていることに気づかない!

 

 

困ることは適度に使ってもらえないこと。

つまり、運動不足。

適度に使わないと硬くやせほそり、筋力も落ちる。

スタミナがなく、疲れやすい。

 

 

普段は背筋も腹筋も休みがちなのに、

首こり・肩こり解消!とか言って、

いきなり『いい姿勢』をとられたって、

自分たちはガチガチに硬くパワーもないんだから無理だよ。

ほぐしながら少しずつパワーをつけてほしいよ…。

 

 

困ることは運動しすぎること。

自分たちにはいくつか種類がある。

心臓や肺を動かす筋肉は24時間無休でも対応できる。

でも関節を動かす筋肉は違う。

適度な休養が必要。

齢を重ねれば筋肉も老化する。

個人差はあるが若い頃とは質が違う。

その頃と同じような運動量をされたら、きつい…。

 

 

困ることは、痛んだ自分たちをしっかり再生してもらえないこと。

自分たち筋肉も細胞からできている。

睡眠中に痛んだ古い細胞は再生される。

ご主人の慢性寝不足のせいで、自分たちは充分には再生されないまま、

朝が来て、働き出す…。

 

 

栄養のバランスを考えずに食事をするご主人にも困る。

ご主人が口から取り込む食事が原料となって、

細胞は再生されるのに…。

 

 

ご主人にお願いしたいこと。

適度に使ってほしい。

適度に休ませてほしい。

この2つをバランスよくこなせたら、

いくつになってもご主人の気持ちに寄り添える筋肉であり続けられる。

 

 

こんなふうに筋肉は思っているのかな…。

筋肉の声に耳を傾け、その声に何とか答えようと、

コトーは鍼やお灸で患者様の体と心を整え、

ときにはストレッチングや簡単な運動、日常生活の工夫などを

アドバイスしている。

 

 

さてさて、当鍼灸院では、4月11日(火)と16日(日)に

『しつこい首こり・肩こり・背中こりをほぐすお灸&ストレッチング』

というテーマでお灸教室を開催する。

前職の理学療法士の知識や技術も活かし、

東洋医学と西洋医学の両面からアプローチ!

もちろん、首・肩・背中の筋肉の声も代弁しちゃうよ!

興味のある方はどうぞご参加ください。

詳しくはお灸教室ページをご覧ください。