成人の脳の重さは1250~1600g。
けっこう重い。
脳を包んだ頭蓋骨を背骨が支えている。
この理想的な姿勢では、
首の筋肉はそれほど頑張っては働いていない。
スマホやパソコンなどデスクワークをしていると、
下を向き、頭が前傾する。
背骨の真上に頭が乗っていないので、
首の筋肉が頑張らないと頭を支えられない。
猫背でも同様に頭が前傾するから、
首の筋肉は頑張ってる!
長時間無理を強いられれば、首の筋肉はこり始め、
さらに無理が続けば筋肉痛の勃発!
首の筋肉はたーくさん!
最長筋もその1つ。
頭蓋骨(後頭部)から背骨と肋骨を結び、
骨盤で終わる、長ーい筋肉。
この筋肉がこると、首(うなじ)だけでなく、
背中や腰までこりこりこり…。
頑張っているのは首の後ろの筋肉だけじゃない!
気に掛けてもらえないけれど、
首の前にある筋肉だって、頑張ってる!
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)もその1つ。
鎖骨と胸骨( 左右の肋骨を結んでいる)から始まり、
耳の後ろの頭蓋骨についている。
前から見ると、胸鎖乳突筋はVの字に見える。
下を向いたり、顎を前につき出すと、
この筋肉はバリバリ頑張る!
椅子に腰かけたデスクワークだけでなく、
立ち仕事や、寝ながらのスマホ操作や読書でも、
首や肩がこる。
腕と首と肩のつながりって、何だろう…。
腕の骨(水色)は肩甲骨とだけ、1つの関節をつくり、
その関節はたくさんの筋肉で支えられている。
そして、肩甲骨は腕の骨と鎖骨とだけ、2つの関節をつくり、
やはりたくさんの筋肉で支えられている。
鎖骨は肩甲骨と胸骨とだけ、2つの関節をつくり、
やはりたくさんの筋肉で支えれている。
腕って重いのに、ガシッとした関節に支えられているわけじゃない。
手作業が長引けば、腕の骨や肩甲骨、鎖骨を支える筋肉がこっちゃうんだな…。
あぁ、肩がこった…。
思わずつかみたくなるココ!
筋肉でいうと…。
僧帽筋(そうぼうきん)の中部線維。
背骨から肩甲骨上部についてる。
肩甲骨とその先にある腕を支えている。
この筋肉が常に過緊張し、縮こまってくると、
肩甲骨が上に引き上げられ、
本来なで肩の方も、いかり肩に見えてちゃうんだな…。
僧帽筋には、上部線維と下部線維もある。
僧帽筋の上部線維。
頭蓋骨(後頭部)と首の骨から、鎖骨についてる。
この筋肉は肩甲骨を内側に引き寄せたり、
肩甲骨を安定させる働きがある。
僧帽筋の下部線維。
背骨から肩甲骨上部についてる。
この筋肉は肩甲骨を下に引き下げる働きがある。
骨と筋肉に注目して首こりや肩こりを考えると、
頭蓋骨、背骨、鎖骨、肩甲骨、腕の骨と、
それらをつなぎ、支え、動かす、たーくさんの筋肉に負担がかかっている。
う~、う~、う~、今日は専門的な難しい内容で申し訳ない。
噛み砕いて書いたつもりだが、うまく伝わっただろうか…。
首や肩がこっていても、次回のブログもこりずに見てね。
今日の続きだよ~ん!