1日約1万1000ℓ。
これはヒトが吸い込む空気量のこと。
1回吸う、あるいは吐くたびに、空気は約500ml出入りする。
ペットボトル1本分かぁ…。
皮膚、筋肉、骨、髪、爪、眼球、内臓など、
ヒトの各々のパーツはすべて細胞が集まって構成されている。
細胞の総数は約60兆個!
全身を巡る動脈の中を血液が流れているが、
血液には酸素が含まれている。
動脈の隣にある細胞は、血液中の酸素を取り込み、
エネルギーをつくる。
鼻と口から吸いこむ空気中の酸素は、
全身の細胞には必要不可欠の存在なんだなぁ…。
小鼻の横にあるツボ『迎香 げいこう』。
『香りを迎える』という、しゃれたネーミング。
ここにちょこんと短くて細い鍼を置き、
アレルギー性鼻炎や花粉症、風邪(かぜ)などによる
鼻づまりや鼻水を解消する。
ツボモデル君には描かれていないが、
『迎香』の少し上に、『上迎香 じょう・げいこう』というツボがある。
コトーはそっちのほうをよく使うなぁ…。
赤いラインは『督脈 とくみゃく』という経絡。
鼻の中央にも通っているので、鼻の症状を改善するときに、
この経絡上のツボも用いる。
よく使うツボは…。
前髪の生え際近くにある『上星 じょうせい』。
ここにもお灸はしずらいので、鍼をちょこんと置く。
アレルギー性鼻炎や花粉症などアレルギーは、
体の防御(免疫)システムの誤作動で起こる。
あらわれている症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみなど)の1つ1つに対して
アプローチするだけでなく、
免疫システムの誤作動を正常に戻すことも大切。
そこで登場するツボは…。
首のつけ根にある『大椎 だいつい』。
ここは免疫力を整えるツボでもある。
ここにはよくお灸をするなぁ…。
『風池 ふうち』。
うなじにあるツボ。
体が弱っているときに、ここから風邪(ふうじゃ)(=風の邪気)が
入り込み、風邪(かぜ)を引く。
風邪(かぜ)を治すときのツボでもある。
『風門 ふうもん』。
肩甲骨と背骨の間にあるツボ。
ここも風の通り道になる。
風邪(かぜ)の引き始めには、この辺りがゾクゾクする。
そんなときには貼るホッカイロなどで温めても、
風邪(ふうじゃ)が退散しやすい。
『風門』の下にあるツボ『肺兪 はいゆ』。
肺に働きかけるツボであり、
咳、痰など呼吸器の症状を治すときに用いる。
ツボモデル君の背中。
首の赤矢印が『風池』。
背中上部にある緑矢印が『風門』。
その下の赤矢印が『肺兪』だよ~ん。
ツボモデル君は半身筋肉だが、
体の中央にあるツボ以外は左右対称にある。
赤いラインは『手太陰肺経 て・たいん・はいけい』という経絡。
この経絡は肺にもつながっている。
呼吸器の症状を治すときに、この経絡上のツボもよく用いる。
登場回数の多いツボは…。
赤矢印の『雲門 うんもん』と、その下にある『中府 ちゅうふ』。
鎖骨の外端の下にある。
ここに鍼もお灸もする。
左右の鎖骨の間にある『天突 てんとつ』。 赤矢印。
このツボは『手太陰肺経』の上にはないが、
咳やのどのいがらっぽさを治すときに鍼やお灸をする。
おっとっとー、
今回のブログも長くなってしまった。
症状として表にあらわれていることだけでなく、
そのバックグラウンドになっていることに対しても
アプローチすることが大事なんだなぁ…。
次回は『脳』に働きかけるツボをご紹介します。
どんな内容にしようか思案中!
お楽しみに!