お久しぶりです。
5月から始まった特集ブログ。
目、耳、鼻、肺、脳、胃、腸にかかわるツボたちを紹介してきました。
特集も大詰めです!
握りこぶし大。
コーヒー豆の形。
青赤色。
さ~て、この臓器は、な~んだ?
チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ。
答えは、脾臓。
胃の左後方にある。
脾臓には、リンパ小節が1万~2万個あるらしい。
リンパ小節は、リンパ球が結節集合したもの。
リンパ球は、免疫をつかさどる細胞であり、
血中の異物や細胞をやっつけてくれる。
脾臓は、地味な存在だけど、
リンパ組織の大きな塊みたいなもので、
免疫を起こす場として、重要なんだなぁ…。
第2問! これ、な~んだ?
直径7~8マイクロメートル。
両凹面の円盤状。
赤色。
血液の一部として、血管の中を流れている『赤血球』だよ~ん。
赤血球は多量のヘモグロビンを含んでいる。
ヘモグロビンは、鉄を含む色素(ヘム)とタンパク質(グロビン)とが
結合した化合物。
このヘモグロビンは、酸素と結合できる特長をもっている。
鼻や口から吸いこんだ酸素は、
ヘモグロビン、つまり、赤血球と結合し、
血液の中を流れて、全身に行き渡ることができる!
赤血球の寿命は約120日。
骨の芯にある骨髄で産生され、
古くなった赤血球は脾臓で破壊される。
脾臓って、ひそかに大事な仕事をしているなぁ…。
これら2つは、西洋医学からみた『脾臓』の働き。
東洋医学ではちょいと違う。
『血流のコントロール』といえば、『脾』の働き。
赤いラインは『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』という経絡。
足の親指にあるツボ『隠白 いんぱく』から始まり、
脚の内側を上がって、おなかを通り、胸の外側を上がって、
わき腹にあるツボ『大包 たいほう』で終わる。
途中、枝分かれして『脾』にもつながっている。
この経絡上にツボが21個!
経絡は左右対称にあるから、全部で42個!
『足太陰脾経』の上にあるツボ『血海 けっかい』。
膝(猿シール)の上、やや内側にある。
河川の水が下って海に集まるように、
このツボは『血を集める』作用がある。
婦人科の症状、例えば月経不順を治すために、
このツボに鍼やお灸をするなぁ…。
『足太陰脾経』で、一番メジャーなツボは『三陰交』。
内くるぶしの上にある。
婦人科の特効穴といわれている。
東洋医学では、『脾』の相棒は『胃』。
『脾』は『胃』とともに、飲食物の消化や吸収の働きもになっている。
胃もたれや食欲不振など、胃腸のトラブルのとき、
『胃』や『腸』だけでなく、『脾』の状態を整えることも
考えるんだなぁ…。
東洋医学って、奥が深い!
今日で特集ブログを終わらせたかったが、
中味がてんこもりで、なかなか終わらない…。
次回はこれを特集するよ!
何の臓器かわかるかな?