どちらか一方の横向きで長時間寝る(=片寝)と、
体の重みで下側の腕の筋肉と血管が圧迫され続け、
血管障害を起こすことがある。
中年になると筋肉も血管も関節も老化し始める。
より血管障害を起こしやすく、
片寝が原因で腕まわりの筋肉のこりや痛み、
つまり『五十肩』になりやすい。
久しぶりにツボ・モデル子ちゃん登場!
赤い部分は三角筋。
腕のつけ根から、二の腕の半分ぐらいまで、、がばっ!とくっついてる。
片寝では三角筋が一番圧迫されやすいので、
五十肩でこの筋肉の痛みを訴える方は多い。
三角筋は腕をどの方向に動かしても働く筋肉だから、
よけい痛みを感じるんだなぁ…。
脇の下には6個の筋肉があり、肩を動かすときに活躍してる。
これらの筋肉が、分厚いステーキ状に硬くなるとどうなるか…。
腕を上げようとするときに脇の下が開きにくくなる。
無理に上げようとすると、
上げるときに働く三角筋に負荷がかかり、
三角筋はさらにダメージを受けるんだなぁ…。
あなたの脇の下に、分厚いステーキは潜んでる?
チェックしてみよう!
脇の下の根元に親指を当て、他の4本の指を背中に当てる。
がしっ!とつまむと、そこにあるのは、
肩甲骨と二の腕をつなぐ6個の筋肉。
柔らかいかな?
もう1ヶ所チェーック!
親指を鎖骨の下に、他の4本の指を脇の下の根元に当て、
つまんでみよう!
そこにあるのは、『大胸筋 だいきょうきん』。
この筋肉が硬く縮こまっても、腕は開きにくい。
このあたりの筋肉や関節運動のことを詳しく知りたい方は、
2015年5月のブログ『特集~肩甲骨の話①~③』を見てね~ん。
肩甲骨や二の腕、鎖骨、背骨を支え動かす筋肉が、
肩関節の動きにかかわる。
五十肩では、それらの動き方を評価して、
問題のある筋肉たちを探し出し、
それら1つ1つに、鍼とお灸でアプローチするんだよ~ん。
血流を改善し、筋肉の柔軟性を呼び起こし、
こりや痛みを緩和させ、肩関節の可動範囲を広げる。
おすすめの手法は『灸頭鍼 きゅうとうしん』。
鍼を置いて、その先端にモグサをのせお灸もする。
鍼の刺激とお灸の輻射熱のW効果。
肩の奥にある筋肉でもピンポイントで緩めることができるよ!
痛みの原因が片寝である場合は、
もちろん寝る姿勢を考慮しないとなかなか治らない。
五十肩には仰向けが一番いい。
しかし、腰痛持ちさんは仰向けでは腰の負担が大きいこともあるので、
気をつけて…。
また、忘れがちなのが敷布団のフィット感。
痩せている方は硬めの敷布団では圧が強すぎる。
逆にふくよかな方は柔らかめの敷布団では沈み込みすぎる。
敷布団は消耗品。
快眠本によると、マットレスの寿命は7~10年、
敷布団は3~5年らしい。
コトーの使ってる敷布団兼用マットレスは10年目に突入。
長時間片寝をすると、下側の肩と太ももの横が痛い。
ヘタってきたなぁ…。
買い替えどきなんだなぁ…。