やってきたよー!

目の前にあるのは…、

えっ?!

福岡市博物館!?!

えーっとぉー、

私が見たい展覧会の会場はー、会場はー、

福岡市美術館……。

あーっ、また間違えた!!!!!

何で、バスに乗るときに気づかないのかなぁ~。

うーっ!うーっ!

せっかく来たから、福岡市博物館に入ろう。

 

 

 

 

『侍~もののふの美の系譜』開催中。

11世紀から17世紀まで戦場で使われた刀剣と甲冑(かっちゅう)が約150点!

古代でも『流行』があり、

刀も鎧(よろい)も兜(かぶと)も時代とともに様変わりしてる。

敵の刀から身を守りつつ、立ち回りやすいように

進化していったとはいえ、鎧も兜も重かったろうなぁ…。

 

 

鍼灸医学書が中国から日本に伝わったのが562年。

平安時代に鍼灸治療を受けられたのは、

都でも限られた上層階級の人たちだけ。

武士はどうだったのかなぁ~。

 

 

さぁ、

日を改めて、やってきたよー!

福岡市美術館!

 

 

 

 

小腹が空いたので、

近くの大濠公園で、まずは腹ごしらえ。

この画像は2011年に撮ったもの。

今日はカメラを忘れたんだなぁ。

ここにたたずむと、2006年にフラッシュバックする。

 

 

 

 

 

中国の小さな診療所で鍼灸を修業しながら、

留学生対象の専門学校で中国語を勉強していた。

街中に鏡湖という大きな湖があった。

 

 

 

 

寮から鏡湖公園をぬけて、診療所まで歩いて通った。

片道30分くらいかな…。

真夏は日傘をさしても日焼けをし、

 

 

 

 

真冬はあまりの寒さに現地でダウンのロングコートを購入。

鍼灸室の暖房は20㎝四角の電熱器だけ。

このコートの下にホッカイロを貼っても

寒くておなかが痛くなってたなぁ…。

ハロゲンヒーターや電気敷き毛布を持参する患者さんもいた。

 

 

現地で購入した服を着ると、

やたらと道を尋ねられた。

たどたどしい中国語で説明し、

目で「私は中国人じゃないんだよー、聞かないでぇー」と

訴えても、ばしばし聞かれた。

 

 

などと、回想してると、

1羽のカラスがベンチの左端に降り立った。

間もなく、右端にも別のカラスが降り立ち、

カーカーカーカー2羽で会話をしてる。

なんか嫌な予感。

早々と食べ終えて美術館へ行こう…と思った瞬間、

左端のカラスがバタバタバタと勢いよく飛び立った。

気づけば、私が左手に持っていたはずのパンが

カラスの口ばしに。

コロッケぱぁ~~~~ん……。

あー、美術館に行こう。

 

 

 

 

福岡市美術館で開催してるのは、

『ギュースターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち』。

モロー氏(1826-1898)は神話や聖書の登場人物を描き続けた

フランスの画家。

大きな額縁の中の油彩画や水彩画に、

A4サイズの紙に書かれた石墨で描かれた素描など、

計100点!

 

 

モデルを使った素描は、

左脚を少し前に出した立位や、

左脚を少し横に開いた立位など、

いろいろなポーズで描いてる。

神話や聖書の登場人物の、『そのときの感情』が伝わる姿や

目線などを模索して、出来上がった絵画なんだなぁ。

 

 

コトーも人物画を描くときは、姿見の前でポーズをとり、

それを見ながら下描きをする。

何度描き直しても、うまく描けないことはわかってるので、

左右の脚の長さや太さが違っても、

「まっ、こんなもんか」と、本描きにしちゃう。

心のどこかで、完璧な絵は描きたくない…と思ってる気もする。

あまのじゃく?!?

 

 

久しぶりに近くの山にも登った。

行ったことのないコースを登ってみた。

ほどなく、谷になった山道になった。

たくさんの折れた大ぶりの枝が山道に覆いかぶさり、

歩きにくく、道がわかりずらい。

しばらく登っても状況は変わらず、

迷子になりそうだから引き返した。

別のルートも同じだった。

台風15号と19号の爪痕がここにもあった。

皆さんの住む街はいかがですか。

大丈夫でしたか。

日中と朝晩の気温差が激しくなってきました。

体調を崩さぬよう、気をつけてください。

 

福岡市南区にある、女性鍼灸師による女性専門鍼灸院

≪レディース鍼灸ことう≫の鍼灸師コトーでした。

またね…。