特集を組んでおきながら、ぜーんぜん進まず、すみません…。
今日は台座灸の話。
和紙に包まれたモグサが台座の上にのっている。
台座の底にはシールが付いているから、
どこのツボでもお灸がしやすい。
初心者でも簡単に安全にできるから、
患者さんが自宅でお灸をするときや、
院内・外のお灸講座では、台座灸を指導する。
今まで撮りためた写真をパラパラ見ていると…、
あったー!!!
台座灸の写真!
2015年撮影!
モデルさんもコトーも若い!!!
膝周辺の痛みに台座灸はおすすめ!
基本的には痛い所にお灸をすればいいけれど、
炎症がある部位にはNG!
今回は膝蓋骨の上にあるツボ[鶴頂 かくちょう]と、
膝蓋骨の下にあるツボ[膝眼 しつがん]を選んだ。
膝眼は、内側と外側の2つがある。
ツボに印を付けておくと、お灸がしやすいよ!
チャッカマンなどで、台座灸の先端に火をつける。
おっと、火が強すぎるね。
火がついたら、台座灸を鶴頂にしっかり貼り付けて…。
おっ! あと1つ!
全部のツボにお灸!
片方の膝だけが痛くても、両方のツボにお灸をしよう!
痛みを反対側の脚でかばっていると、
反対側の脚も疲れてきて、筋肉がこわばるから。
台座灸で患部を温め、血流を促し、筋肉をほぐし、
痛みをやわらげる。
赤いラインは[手陽明大腸経 て・ようめい・だいちょうけい]という経絡。
人差し指にあるツボ[商陽 しょうよう]から始まり、
肘、肩、首、鼻の下、へと上り、
反対側の小鼻の外にあるツボ[迎香 げいこう]で終わる。
経絡は、気[=エネルギー]と血[けつ=栄養分]が通る通路。
左右対称にある。
手陽明大腸経の上にツボが20個ずつのっている。
腕や手が痛いときには、この経絡のツボをよく使う。
今回選んだのは、[曲池 きょくち]と[合谷 ごうこく]。
まずは、左の曲池に印をつけてぇ~、
左の合谷に印をつけてぇ~、
右の曲池に印をつけてぇ~、
右の合谷に印をつけてぇ~、
チャッカマンで火をつけてぇ~、
おっ、また火が強い!
全部のツボにお灸!!!
ツボの位置さえ分かれば、簡単にお灸ができるよぉ~~~~!!!
セルフお灸は痛みだけでなく、
むくみや冷え症、生理不順などにもおすすめ。
じんわりと症状を改善する。
いつの間にかバランスを崩した体質は治すのに時間がかかる。
体質を元に戻すときにもお灸は強い味方となる。
毎日、こつこつお灸をしよう!