鍼の起源は石器時代の中国。
先端が尖った石で、痛む部位を押して治療したのが始まり。
やがて、石から金属へと素材が変わり、
現在使われているような細長い鍼へと進化した。
562年に、中国の僧侶が仏典と共に鍼灸医学書を携えて来朝し、
そこから日本の鍼灸が始まった。
当初の鍼は太かったが、
時代とともに細い鍼へと変わった。
細ければ細いほど、鍼を手に直に持ってツボに刺すのは難しい。
江戸時代、鍼術を学んでいた杉山和一氏は、
なかなか上達せず、師匠から破門された。
気持ちを奮い立たせようと、
神奈川県にある江の島の弁天で、7日間の断食祈願をした。
その帰り道、石につまづいて転倒。
そのとき、松葉の入った竹の管を拾う。
これをヒントに、
[鍼管という筒の中に鍼を入れてから、ツボに鍼を打つ]
という方法を考案した。
奥が鍼。手前がプラスチック製の鍼管。
鍼のほうが鍼管よりちょっぴり長い。
ちょびっと顔を出した鍼先をちょんちょんと軽く叩いて、
ツボに鍼を入れる。
どんな細い鍼でもたわまずに、鍼をツボに入れやすい。
また、鍼管で鍼の周辺の皮膚を圧するので、
その刺激で鍼が皮膚に入る感覚も和らぐ。
杉山先生、すごーい!
おっとっとー!
今日は皮内鍼[ひないしん]がテーマだった。
皮内鍼は昭和26年[1951年]に、赤羽幸兵衛氏が考案した。
鍼は太さ0.14mm、長さ5.0mmで、とーっても小さい。
ピンセットで鍼の先端をつまみ、
鍼を横からツボに刺す。
皮膚の1~2mm下を皮膚と水平に、
鍼の長さの半分ぐらいを入れる。
鍼の先端がリング状になっているので、
鍼全体が皮膚に入ることはない。
医療用のテープで鍼が動かないように固定。
通称[枕]。
最後に医療用のテープで鍼をおおう。
通称[布団]。
上から押しても違和感はない。
2週間ほどそのままにして、ツボを刺激し続ける。
鍼の先端のほうから布団をはがせば、
鍼がテープと一緒に無痛で抜ける。
強い生理痛があるときは、生理の1週間前から、
血の巡りを整えるツボに皮内鍼をして、
痛みを軽減させる。
長い生理不順がある方にも皮内鍼はおすすめ。
皮内鍼を置いている間、ずーーーーーっと血の巡りを整える。
鍼灸治療後、数日で、首・肩・腰などの強い痛みがぶり返す方にも
おすすめ。
こーんな小さな鍼だけど、
ガチガチな筋肉を緩め続け、痛みを緩和させる。
コトーは幼少から手芸や洋裁をしていたので、
細かい作業も苦にならない。
ピンセットを持って、ちょっちょっちょーです。
さぁて、今日はゴールデンウィーク最終日。
生ごみの回収日でもあり、
庭のすみっこに放置されたボロボロのすだれを
今日こそ捨てよう!と庭へ出た。
わ~お!
草がボーボーで、去年購入したあじさいが見えない!!!!
急きょ、草むしりをすることに…。
あー、いた、いた! あじさい君!
右側に2株、左側に1株あるんだけど、
小さな雑草にまぎれて、写真ではわかりずらい。
アップしたら分かるかな。
花芽はついていない。
今年は咲かないかぁ~~~。
去年、購入したときは、こんな感じだった。
来年に期待しよう!
ちゃんと草むしりをするからねぇ~~~~~!
隣りの年季の入ったあじさいは、
昨年剪定し忘れ、背が高く、かっぷくがいい。
花芽もたくさんつき、梅雨が楽しみだなぁ~~~。
福岡市南区にある、女性専門鍼灸&パーソナルトレーニング、
≪レディース鍼灸ことう+≫ の
女性鍼灸師・理学療法士 コトーでした。
またね~。