お灸の手法に『隔物灸 かくぶつきゅう』がある。
ツボ[皮膚]とモグサの間に隔たりがある。
つまり、皮膚の上に『ある物』を置き、
その上にモグサをのせて、お灸をする。
例えば、生姜灸。
スライスした生姜を皮膚の上に置き、
その上にモグサをのせる。
灸専用の線香で、モグサの先端に火を付ける。
生姜を挟み込むことで、モグサの熱をツボに伝えやすくなる。
スライスしたにんにくを使う『にんにく灸』もある。
これは『塩灸』。
おへその真ん中に『神闕 しんけつ』というツボがある。
和紙やガーゼをおへその上に置き、
その上に塩を盛り、
その上にモグサをのせ、お灸をする。
塩も熱の伝導率が高い。
胃腸の調子を整えるときに、昔から行われていた。
といっても、コトーはしたことがない。
フライパンで炒った塩を布袋に入れた物も使われていたらしい。
といっても、コトーはしたことがない。
不織布製の袋に塩を入れ、
電子レンジで温めた物を使っている。
これは単独で用いることはないなぁ…。
うつぶせで鍼や他のお灸をしながら、
足の裏に塩灸を置くことが多い。
足の裏には『湧泉 ゆうせん』というツボがある。
気[=エネルギー]が湧く泉。
すごいネーミング!
下半身の冷えや更年期症状などによる上半身ののぼせ、
不眠、全身疲労など万能のツボなんだなぁ…。
気[=エネルギー]を補充することもできる!
塩灸で足の裏を温め、
気[=エネルギー]と血[けつ=栄養分]の流れを促す。
身体だけでなく、精神的にもリラックスしやすいよ!
塩灸は温めても匂いが出ないから、
モグサの燃える匂いが苦手な方にも重宝している。
さぁて、おまけの話。
コトーは普段、5指用の靴下を履く。
履いてみたい!と思った30年前には、
作業用としてホームセンターにしか売っていなかった。
地味な物しかなかった!
それが…、
ファッションとして注目を浴びるようになったときは
うれしかったなぁ~~~~~~~~~~~~~。
可愛いデザインの物がいっぱい!
でもでも、
この流行が去れば、なくなっちゃう!!!
ついつい、大人買いをしていた。
今は膝丈の物まで売ってる!!!
うれし~~~~~~~~~~~~い!
室内では草履を履いてる。
鼻緒の生地が破れてきた。
だいたい1年で履きつぶす。
じゃんじゃかじゃ~ん!
新しいのを買ってきたよ。
右を室内用、左を屋外用にしようと思ってる。
草履や下駄は足指を使わないと脱げちゃう。
足指の運動と外反母趾予防にいいよ~~~!
福岡市南区にある、女性専門鍼灸&パーソナルトレーニング、
≪レディース鍼灸ことう+≫の
女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。
またねぇ~!