ヨシコちゃんの子供部屋には、
勉強机とエレクトーン、洋服ダンス、本棚があり、
ベットを置くスペースはなかった。
中央に敷布団を敷き、寝ていた。
生まれ育った街は地震が多かった。
子供の頃のほうが、小さい揺れでも分かった気がする。
夜中に地震で目覚めると条件反射のように両手を挙げ、
頭の向こうにある本棚を支えた。
細長い本棚が自分の方向に倒れてきたら、
下敷きになる…。
現実的には支えられるわけないが、
支えている気分になっていた。
小さい地震は数秒ぐらいだったのかなぁ。
両手を挙げたまま、再び眠りについていた…。
小学校では毎年1回、防災訓練があった。
「地震です!」という校内放送とともに、机に潜り込む。
「揺れが治まりました。防災ずきんをかぶって校庭に…」
放送が入り、校庭へ。
防災ずきんは座布団にしていたのかなぁ…。
常時、椅子にくくり付けていた。
点呼が済むと、この日だけは内履きで帰宅した。
今まで6回引っ越した。
災害を意識して、住む所を選んできた。
海や河川が近いか。
マンションだったら1階が駐車スペースになっていないか。
上の階だったら非常階段はどうなっているか。
夜は街灯が明るいか。
夜道の人通りはどうか。
などなど…。
室内は、背の高い家具は極力置かない。
本棚の上にはポール式耐震器具。
なんだか分かるかな?
蛇腹を開くと、ヘルメットになるんだよ。
防災リュックとウエストポーチ。
20代前半に旅行用として購入した登山リュック。
その頃から防災リュックとしても活用していたかは覚えていない。
中身を出してみると…、
わぁーお!!!!
ペットボトルの水、カップ麺、パックごはん、
魚の缶詰、クッキー、粉末のスポーツドリンク、
プラスチック製のスプーンとフォーク、割りばし、
発泡スチロール製のお椀、歯磨きセット、
デンタルリンス、ウエットティッシュ、消毒液、
手の消毒ジェル、水のいらないシャンプー、
体温計、マスク、ゴム手袋[薄手と厚手]、ごみ袋、
芯をとったトイレットペーパー、着替え、
タオル、アルミ製のブランケット、非常用の給水袋[4ℓ]、
振ると蓄電できる懐中電灯、単4電池、
取っ手を回すと蓄電できる携帯ラジオ、
[これはスマホやケータイの充電もできる]、
メモ帳、ペン、ビニールテープ、ハサミ、予備の眼鏡。
こーんなに入っていたとは…。
重いはず…。
先日、九州で豪雨が続いたときは、
7月だというのに室温は25度台。
湿度は高すぎて計測不能[=HI]。
服も布団もじめっとしていた。
貴重品を入れたウエストポーチを枕元に置いて寝ていた。
お財布にも防災グッズ。
何だか分かるかな?
ファスナーの左端についている、細長い白いものは、
ホイッスル[笛]。
建物や家具が倒れて身動きがとれないとき、
救助を求めて声を張り上げ続けると、
体力の消耗が激しい。
ホイッスルを吹いて、気づいてもらう。
避難所や避難先では女性や子供を狙った性暴力や
DVが発生するリスクが高まる。
被害から逃れるためにも、ホイッスルや防犯ブザーは
必須!!!
災害によっては避難所に行くよりも、自宅避難がいい時がある。
いつからかなぁ…。
浴槽の残り湯はためておいて、
次にお風呂に入る直前、排水。
非常用に購入した卓上ガスコンロ。
棒灸というお灸のときにガスボンベは使うから、
ストックあり!
カセットボンベは大人1人1週間で約6本必要。
過去の災害ではライフラインが復旧するのに、
1週間以上かかるケースが多かったらしい。
最低でも3日間~1週間分、できれば2週間分の
家庭備蓄を用意。
といっても家族が多かったら置く場所に困るよねぇ…。
水は大人1人1日約3ℓ。
米、カップ麺、乾麺、パックごはん、レトルト食品、缶詰、
フリーズドライ食品…。
餅も日持ちするよ!
ごはんを炊き忘れた時にはパックごはんを食べ、
レトルト食品のカレーや、缶詰なども使っては足している。
これら防災に関するハンドブックは、
福岡市のサイトでダウンロードしたもの。
ハザードマップは、洪水、津波、高潮、地震、土砂災害別に見ることができ、
印刷もできる。
生まれ育った地域は、どこまでも続く平野で、
山や海、大きな河川がなかった。
今住んでいる福岡は海に隣接している。
湾岸は埋め立てられ、地盤が弱い。
豪雨が続き、ダムの決壊を防ぐために放流する際、
満潮と重なると、下流地域は洪水の被害が生じやすい。
自分が住んでいる地域で災害が起きる時の被害の特徴を
把握することはとても大事だと思う。
自宅だけでなく、職場、家族の学校・職場、交通ルートなど、
広範囲に把握する。
外出先で災害にあったときに、無理に自宅に戻らず、
祖父母宅や叔父叔母宅、友人宅に避難したほうが安全かもしれない。
今はコロナのことがあり、
事前に了解をとらないと難しいと思うけれど…。
うっひゃ~~~、めちゃくちゃ長いブログになっちゃった。
自分が防災について考えていることを
全部書いてみたい!と思ったんだなぁ…。
まだ梅雨が明けていない!
全国的にコロナ感染者が増えている!
でも、長い長いトンネルにも終わりがある!
強く念じ、
慎重に行動し、
乗り越えよう!
福岡市南区にある鍼灸&パーソナルトレーニング、
≪レディース鍼灸ことう+≫
女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。