これは下あごの骨。

 

たくさんの筋肉と靭帯(じんたい)によって、下あごの骨(水色)は頭蓋骨にぶら下がっている。

赤丸のところがあごの関節。

口を開閉するたびにこの関節が動く。

 

 

食べ物をかんだり、すりつぶすときに、こーんなにたくさんの筋肉が働いている。

 

思い起こせば1年前。

コトーは左下の奥歯を抜いた。

虫歯ではない。

歯がグラグラしていたわけでもない。

睡眠中のかみしめと歯ぎしりが原因だった。

奥歯に3本のヒビが入り、割れる寸前。

治療手段はなかった。

 

入眠中の過剰な筋肉トレーニング!

あごの筋肉は常に硬い!

マスクを長時間つけていると、圧迫されるせいか、あごの動きが制限されるせいか、あごの筋肉がこり、痛みが出てくる。

 

そんなときは小さく細い鍼で、硬くなった筋肉をちょこちょこっとほぐす。

下あごの骨は頭蓋骨にぶら下がっているだけなので、縮こまった筋肉がゆるむと、下あごはちょびっと下がる。

顔の筋肉もつられてゆるむ(気がする)。

 

かみしめや歯ぎしり、顎関節症でお悩みの方は、ぜひ鍼治療を体験してほしいなぁ~。

鍼は怖い~~~!という方はツボ押しがおすすめ。

 

下関(げかん)というツボは、頬骨(ほおぼね)の下の中央あたり。

ツボの探し方のコツは、口を開けた状態で押すと骨にぶつかり、口を閉じると骨にはぶつからず、くぼみになるよ~ん。

左右のツボ下関に人差し指を当て、痛気持ちいい程度の力でクルクル押し回し。

3~5秒ほど押し、ひと呼吸ほど休み、また3~5秒ほど押す。

数回繰り返す。

 

頬車(きょうしゃ)というツボは、下あごのエラ(角ばったところ)から、少し上のくぼみ。

押し方は、下関と同じ。

 

翳風(えいふう)というツボは耳の付け根の少し後ろのくぼみ。

押し方は、下関と同じ。

 

ガチガチに硬いときに強く押すと、よけい痛くなっちゃうから気を付けてね。

気持ちい~い程度の強さで、やさしくクルクルクルクル押し回し!

 

(コロナのことを考慮して)誰もいないところで、発声しながらのあご体操もおすすめ。

痛くない範囲で大きく口を開けて、10回「あー!」と発声。

次に、口角を思いきり外側に引いて、10回「いー!」と発声。

次に、口を思いきりとんがらせて、10回「うー!」と発声。

次に、ちょっとだけ口角を引いて、10回「えー!」と発声。

次に、ちょっとだけ口をすぼめて、のどぼとけを下げて、低い声で10回「おー!」と発声。

下あごを支えたり動かす筋肉がいろーんなふうに動いたはず!

口の開閉に痛みがある方は無理しないでね。

暑いっすねぇ~。

日中出かけるときは、サングラスに長手袋に日傘に水筒にタオルにマスクにペーパータオルが必需品。

汗で下着までぬれたとき、冷房が効いた部屋に入ると体がひんやりしちゃう。

そんなときは下着と肌の間にぺーバータオルを置く。

ペーパータオルが下着の汗を吸い取り、湿ったペーパータオルは体熱で乾き、体がひんやりしないよ。

ペーパータオルがないときは、ポケットティッシュでもOK!

試してみてね!

 

福岡市南区にある、女性専門の鍼灸とパーソナルトレーニング、レディース鍼灸ことうプラスの、女性鍼灸師・理学療法士コトーでした。

またね~。