コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

自律神経を考える…その2

『交感神経』と『副交感神経』からなる『自律神経』は、

私たちの心と体を自動的にコントロールしている。

『交感神経』は、日中私たちが活動しやすいように、

あらゆる器官に指令を送る。

『副交感神経』は、夜間私たちがリラックスしつつも

エネルギーを蓄えられるように、あらゆる器官に指令を送る。

 

 

精神的なストレスがかかると自律神経はどうなるか…。

それに立ち向かうために、交感神経が活発に働き始める。

ストレスが強かったり長期に渡るとどうなるか…。

交感神経が過剰に活発的になっちゃう!

 

 

交感神経と副交感神経は、天秤ばかりのようにバランスをとりながら、

私たちの体と心をベストな状態に保っている。

一方が過剰に働き続けると、

もう一方もつられて過剰に働くようになっちゃう!!

それが『自律神経失調症』。

 

 

睡眠不足や長時間労働など肉体的疲労がたまってくると、

自律神経はどうなるか…。

早く体を休ませようと、副交感神経が活発に働き始める。

では逆に、半日以上だらだらと寝て過ごしているとどうなるか…。

副交感神経の働く時間が長すぎて、

副交感神経は活発に働き始めちゃう!

副交感神経の過剰な状態が長く続けば、

交感神経もつられて過剰に働くようになり、

自律神経失調症に…。

 

 

自律神経は体のあらゆる器官に作用しているので、

自律神経が乱れて起こる『自律神経失調症』の症状も様々。

例えば…、

だるい、疲れやすい、眠気、不眠、肩こり、腰痛、動悸、めまい、

食欲不振、便秘、下痢、のぼせ、冷え、耳鳴り、イライラ感、

不安感、無気力、などなど。

これらの症状は、必ずしも自律神経が原因とはかぎらない。

慢性化しているときは病院に行くほうがいいかも…。!

 

 

自律神経は『自動的』に働くから、自律神経が乱れても

私たちの意志ではコントロールできない。

ただ、唯一自分の意志で制御できるのが『呼吸』。

交感神経が優位だと、呼吸は速く浅くなりがち。

意識的に深~い呼吸をすると副交感神経が優位になり、

体も心もリラーックス!!

 

 

コトーは元来、横になったとたんにコトッと眠れるタイプだが、

最近寝つけない日が続いた。

考えることが多すぎて、夜になっても交感神経が活発になっている…。

涼しくなるとお風呂の設定温度を上げるが、

あえて38~39℃のぬるま湯に、

いつもより長めの20分間ぐらいつかってみた。

副交感神経が優位になるといわれているが、

あー、実感!

今も続けているがコトッと眠れる。

保温効果も高い気がする。

 

 

もちろん自分で鍼やお灸もしている。

副交感神経が優位になり、体も心もリラックスする。

当鍼灸院を利用している方は、鍼灸治療中に寝てしまう方が多い。

 

 

自律神経が乱れるきっかけは、生活習慣の乱れだったりするので、

生活習慣を見直すことも大切!

日々いろいろなことがあるから、早寝早起きはなかなか難しいが、

しっかり睡眠はとりたい!!!

 

 

忙しいと食事がいい加減になりがち。

偏った食事は胃腸の負担となり、自律神経も乱れがち…。

できるだけバランスのとれた食事を美味しく食べたい!!!

食事を作るのが面倒なコトーは、よく自分に言い聞かせている…。

 

 

適度な運動も自律神経を整えるのにいいといわれている。

適度な運動というと、スポーツを思い浮かべる人が多いのでは?

コトーは、時間があれば2駅ぐらいは歩いていく!

エレベーターやエスカレーターは使わずに階段を使う!

なーんてことを心がけている。

日頃の心がけが老化も防ぐ!と自分に言い聞かせ、

目的地が7階にあろうとも根性で階段を上っていく。

汗だく!膝ワナワナ!になろうとも…。

 

 

今回は自律神経について考えてみた。

慌ただしくストレスも多い現代では、

おろそかにしちゃいけないものなんだなぁ…と思う。

さてさて、おまけの『枝豆』の話。

 

 

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有機農業をしている友人から枝豆が届いた。

品種改良された枝豆用の豆ではなく、

通常は大豆で収穫する豆を、あえて枝豆の収穫に使っている。

枝豆が実る頃には、茎の太さが2~3㎝、高さが1mを超えるらしい。

たくましい豆からできた枝豆なんだなぁ~としみじみ感じながら、

ポリポリポリポリひたすら食べた…………………。

 

自律神経を考える…その1

自律神経は、私たちの体と心を自動的にコントロールしている。

『自動的』というのは、『無意識』ということであり、

私たちの意志では自律神経自体を制御できない。

というのも、自律神経は脳・心臓・肺・胃・腸・膀胱…など、

あらゆる臓器の働きをコントロールしているから…。

 

 

自律神経は、相反する働きをもつ『交感神経』と『副交感神経』からなる。

交感神経は、心臓や肺の働きを高めたり、

体温や血圧をちょびっと上昇させたり…、

日中、私たちが活動しやすいように各臓器に指令を送っている。

 

 

副交感神経は、心臓や肺の働きを緩やかにしたり、

胃腸の働きを高めて消化や吸収を促したり…、

夜間、私たちがリラックスしつつもエネルギーを蓄えられるように、

各臓器に指令を送っている。

 

 

さて、ここで問題!

脳の働きを活発にするのは、交感神経?副交感神経?どっち?

チッチッチッチッチ…。

正解は、交感神経。

副交感神経は、脳を休息状態にさせる。

 

 

第2問!

眠くなるのは、どっちの神経が優位に働くから?

チッチッチッチッチ…。

正解は、副交感神経。

交感神経が優位に働くと、眠気は感じにくい。

 

 

第3問!

腸の働きを活発にするのは、どっち?

チッチッチッチッチ…。

正解は、副交感神経。

交感神経は、腸の働きを抑えるように指令を送る。

 

 

こんなふうに、交感神経と副交感神経は、

天秤ばかりのようにバランスをとりながら、

私たちの体と心をベストな状態に保っている。

 

 

次は難しいぞ!

ラスト問題!

体温を調整するのはどっち?

チッチッチッチッチ…。

正解は交感神経。

寒いときには、皮膚の毛細血管を収縮させたり、

鳥肌を立たせて、

体内の熱を外に逃がさないようにする。

逆に、暑いときや運動中は、汗腺を開かせ、汗を出して、

体温を下げる。

 

 

今年の夏は猛暑というより極暑だった。

福岡は、日中35度を下がることがなく、

夜間は30度を下がることがなかった。

1日中クーラーをつけるしかなかった。

そうなると、足元が冷え、冷房病に…。

体温を調整する交感神経も、ずいぶん頑張ったと思う…。

 

 

おーっ、話したいことの半分しか書いていないのに、

長いブログになっちゃった!

この続きは、次回へ持ち越すよーん!

といいながら、おまけの話は書いちゃうよー!

 

 

理学療法士として、病院でリハビリの仕事をしていたときの話。

お弁当のおかずを何にしようかなぁ~。

冷蔵庫を開けるとサンマが目に留まった。

その頃、ガス・コンロにグリル機能は付いていなかった。

 

油たっぷりのフライパンで、サンマをカリカリに揚げたら、

冷めても美味しいかもしれない…。

朝からサンマを焼き、弁当箱に入れた。うっしっしー!!

 

 

その日は仕事の後、美容室を予約していた。

美容室の洗髪台で髪が濡れたら、

プオ~ンとサンマの臭い…。

うっ、もしかして、サンマの臭いを振りまきながら仕事をしていた?!?

それ以降、サンマをお弁当に入れるのをやめた。

 

 

 

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カリカリのサンマは美味しかったんだけどなぁ~。

美味しそうな写真は撮れなかったけれど…。

サンマを食べるたびに思い出す…。

 

体のしくみあれこれ~自律神経

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更年期の話になると、必ず出てくる『自律神経の乱れ』。
本棚から生理学などの本を引っ張り出し、
おさらいしてみました。

自律神経は、内臓の働きをつかさどります。
心臓・気道・肺・脾臓・すい臓・肝臓・胃腸・膀胱など。

自律神経には『交感神経』と『副交感神経』があります。
『交感神経』は活動に適した状態に体を整えます。
例えば、活動しやすいように、心臓や肺の働きを高めたり、
体温や血圧をちょっと上昇させたり…。

『副交感神経』はその逆。
緊張をほぐして体を休ませる神経。
心臓や肺の動きを穏やかにしたり、
エネルギーを蓄えるために、胃腸を盛んに動かして
消化吸収を促したり…。
眠っている時、最も活発に働きます。

交感神経と副交感神経がうまく切り替わらなくなる状態が
『自律神経の乱れ』。

自律神経は女性ホルモンの影響を受けやすいため、
ホルモンが減少する更年期に、乱れやすいんですね。

自律神経は自分の意思ではコントロールできませんが、
整える方法として…。

自律神経と密接につながっているのが筋肉。
緊張している筋肉をリラックスさせると、
自律神経もリラックス。
腹式呼吸もいいようです。

他にはバランスの取れた食事や睡眠。
適度な運動も。

福岡で鍼灸師をしています。
自律神経の乱れによる諸症状に対しても
鍼灸治療をしています。
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