コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

特集~器官や臓器の症状に働きかけるツボたち①~目

 

縦割りした眼球。

レンズの働きをしているのが、水晶体。

水晶体の周りには、毛様体筋(もうようたい・きん)という筋肉がある。

毛様体筋の伸び縮みにより、水晶体の厚みが変わり、

遠近調節(=ピント)を行っている。

 

 

さらにグロテスクな絵で申し訳ない…。

右眼を外側からみた図。

上下、左右、斜め、といろんな方向に眼球を動かし、

顔を動かさなくても広範囲に見ることができるのは、

頭蓋骨からたくさんの筋肉が眼球にくっついてるから。

 

 

バスや電車に乗ると、

ほとんどの乗客がスマホを見てる。

あなたは1日どれくらいスマホを見てる?

 

 

スマホやパソコンなど長時間、近くのものばかり見ると、

毛様体筋が疲労し、

ピントを合わせるまでに時間がかかるようになる。

見るものがぼやける、目が充血する、痛みが生じる、などの目の症状だけでなく、

首こりや肩こりなどの症状も伴いやすい。

 

 

 

睛明(せいめい)、承泣(しょうきゅう)、瞳子髎(どうしりょう)、

四白(しはく)、攅竹(さんちく)、絲竹空(しちくくう)、陽白(ようはく)。

目の症状に働きかけるツボは、目の周辺にたくさんある。

お灸はできないので、小さくて細い鍼をちょこんと置く。

目が疲れたときには、ツボ押しも気持ちがいい。

 

 

 

翳風(えいふう)、完骨(かんこつ)、風池(ふうち)、

天柱(てんちゅう)、瘂門(あもん)、風府(ふうふ)…。

うなじにあるツボ。

目の症状があるとき、首こりの激しい方が多い。

これらのツボに鍼やお灸をして、こりを取ることも必須!

 

 

 

肩井(けんせい)、肩中兪(けんちゅうゆ)、肩外兪(けんがいゆ)、

曲垣(きょくえん)、天髎(てんりょう)…。

肩周辺にあるツボ。

うなじの筋肉は肩までつながってるものもあり、

肩のこりを取ることも必須!

 

 

全てのツボに鍼やお灸をするわけではないけれど、

目の症状にかかわるツボは、たくさんあるんだなぁ…。

次回は、耳の症状に働きかけるツボたちを紹介するよ~ん!

さぁて、おまけの話。

 

 

 

九州南部が梅雨入りし、

九州北部の福岡ももうすぐ!

慌てて庭の草むしりをした。

見て見ぬふりをしていたので、雑草が伸び放題!

45ℓのごみ袋が3袋!

すっきりとした庭にあじさいが映えるなぁ~。

 

目の疲れとそれに伴う不調を鍼とお灸で解消しよう!

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普段使用の遠近両用眼鏡と、手作業など手元だけをみる眼鏡。

今年に入って2つの眼鏡を使い分けている。

 

 

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眼球の正面断面図。

近くや遠くに焦点を合わせるのは、水晶体。

水晶体の周りに毛様体小帯(もうようたいしょうたい)があり、

毛様体小帯の周りに毛様体筋がある。

毛様体筋を収縮させたり弛緩させて、

水晶体の厚みを変え、

近くや遠くにピントを合わせている。

 

 

老眼になると水晶体の弾力性が落ち、

焦点が合いにくくなる。

コトーは、普段使用の眼鏡では手元のちーっこい文字がぼやけ、

眼鏡を外したほうが読めるようになった。

すっかり老眼の仲間入り…。

 

 

では、スマホやパソコンなど手元を長く見ると、目はどうなるか…。

長時間近くのものを見ていると、

毛様体筋の筋疲労が生じ、

焦点を合わせるまでに時間がかかり、

目がぼやけたり、充血したり、痛みが生じる。

また、目の症状だけでなく、

首こりや肩こり、頭痛などの症状を伴うこともある。

 

 

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右目を外側から見た図。

顔を動かさなくても、眼球だけをいろーんな方向へ動かせるのは、

たーくさんの筋肉が眼球にくっつき、働くから。

目の疲れをとるには、毛様体筋だけでなく、

これらの筋肉のコリをとることも大切。

 

 

 

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目の周りにツボはいっぱい!

お灸はできないので、極細・極短の鍼をちょこんと置いて、

こわばった筋肉をほぐす。

手や足にも目の疲れをとるツボがあり、

そこにも鍼やお灸!

 

 

もちろん、目の疲れに伴う首こりや肩こり、頭痛などの不調も

鍼やお灸でとることも大切。

くっきりと見えるようになる…。

 

 

「顔に鍼はちょっと怖い」という方は、顔のツボ押しがおすすめ!

顔だけでなく、頭皮や耳のマッサージをしたら気持ちがいいよ!

 

 

来年2017年1月24日(火)に、

『疲れ目からくるさまざまな不調…お灸とツボ押しでセルフケア』と題した、

お灸講座があります。

詳しくは『お知らせページ』や主催の西日本リビング新聞社のホームページ、

http://home.livingfk.com 『リビング福岡』 をご覧ください。

 

 

手や腕のツボへのお灸、

顔や首・肩のツボ押し、

頭皮と耳のツボ・マッサージ、

日常生活の中で簡単にできる疲れ目の対処方法…と、

内容が盛り沢山!

ぜひご参加ください。

来年もお灸伝導師コトーは飛び回るよ~!!!

 

目の疲れに鍼とお灸はいかが?~その2

いきなりの問題です!

私たちは、1分間に何回ぐらい、

まばたきをするでしょうか?

?????

普段、1分間に10~20回ほどです。

では、パソコンなどの画面を見ているときは?

?????

まばたきは5~10回ほどに減るそうです。

まばたきの回数が減ると、目が乾燥し、

疲れやすくなります。

 

 

近い所を見るときの目の働きは…、

水晶体(レンズ)の端についている毛様体筋

(もうようたいきん)という筋肉が収縮する。

        ↓

水晶体が厚みを増す。

        ↓

近くがよく見える。

 

となると、

パソコンや本など近くのものを長時間見続けていると、

毛様体筋が緊張し続け、筋疲労を起こします。

すると、

ピントをあわせるまでに時間がかかり、

目がぼやける、充血する、痛みが生じる、などの

症状が現れます。

 

長時間、目を酷使するときには、

ときどき目の筋肉を休ませてあげたいですね。

目を閉じる…。

遠くをボーッと眺める…。

ツボ・マッサージも気持ちいいですよ。

 

目の疲れに効くツボは、たーくさんあります。

ちょっとご紹介!

 

 

1.攅竹(さんちく)、 2.魚腰(ぎょよう)、3.絲竹空(しちくくう)、

4.陽白(ようはく)、 5.睛明(せいめい)、 6.四白(しはく)、

7.瞳子髎(どうしりょう)、 8.太陽(たいよう)。

眉毛を竹林や魚の腰?に見立てるなんて、

面白いですね。

 

眼球はとってもデリケート!

眼球周辺のツボをマッサージするときは、

まぶたを閉じても、眼球の上を押さず、

目の縁の骨を押しましょう!

 

鍼治療は、これらのツボに極細の、極短の、鍼を

ちょこんと1mm程度、皮膚に水平に刺します。

目がしゃきーん!とすっきりします。

 

顔に鍼なんて怖い!?!?

そんな方は、鍼やお灸で、首こりと肩こりを

とるだけでも、目の疲れがとれますよ。

当鍼灸院では、首こりや肩こりの治療に

来られる方が多いです。

治療直後の第一声は…

第1位が、

「あーっ、肩の力が抜けた!」

「肩が軽くなった!」

第2位が、

「視界が明るくなった!」

「よく見える!」

です。

ぜひ、おためしを!!!

 

眼の疲れに鍼とお灸はいかが?~その1

 

もう何代目の眼鏡になるかな…。

今使っている眼鏡はすぐフレームが歪むので、

イエイエ、

私の扱いが雑なので、

頑丈な眼鏡に変えることにしました。

お気に入りのブランド!

かけごこちがサイコー!

いっとき、違うブランドの眼鏡をかけても、

結局は、このブランドの眼鏡に戻ってきます。

 

皆さんは、仕事やプライベイトでパソコンを扱いますか?

パソコンに限らず、スマートフォンや携帯電話などの

画面を見続けていると、目がしょぼしょぼしてきますよね。

今回は、『目』をテーマにブログを書いてみます!

 

皆さんは、先ほどの写真を見て、

すぐ「眼鏡だっ!」とわかりましたよね。

目に光として入ってくる刺激は、

ものすごい速さで脳へと伝わり、

脳は、光を『物』として認識します。

 

 

おっおー、いきなりグロテスクな絵!

これは眼球の断面図。

 

目に光が入ってくる

       ↓

レンズの役目をする『水晶体』を光が通る

∴       ↓

目の奥にある『網膜』というフィルムに光が集められる

       ↓

網膜の視細胞の働きによって、

光は電気信号に変えられ、脳へと伝わる

       ↓

脳は、光を物体として認識する

 

 

 

 

さらにグロテスクな絵!

右目を外側から見た図です。

顔を動かさなくても、

眼球だけをあらゆる方向へ動かせるのは、

眼球に直に6つの筋肉がついているからです。

上図では、眼球の内側についている

『内側直筋』は見当たりません。

あしからず…。

 

 

目は精密機械のような働きをし、とってもデリケート!

目を酷使すると、

目がかすんだり、目が乾燥するだけでなく、

視力低下、目の痛み、頭痛など、

いろいろな症状があらわれます。

 

 

次回は、目のトラブルに効くツボや、

鍼治療、灸治療について、ご紹介します!

おっ、また特集になるか? どうかなぁ~?

 

眼の疲れを取る「ツボ・マッサージ」

私は文章を書くのは好きですが、パソコンは大の苦手!
もちろんブラインド・タッチはできず、一つのブログを完成させるまでに時間がかかります。
最近、本をよく読むようになったこともあり、眼が疲れやすく、自分で鍼治療をしたり、ツボ・マッサージをしています。
ということで、今日は眼の疲れを取る「ツボ・マッサージ」をご紹介したいと思います。

ツボ・マッサージをする前に…
●眼球はとてもデリケートなので、まぶたを閉じても眼球の上は決して押さないで下さい。眼の周りのツボは、目の縁の骨を押して下さい。
●眼の周りのツボは、人差し指の腹をツボに当て、頭の真後ろに向かって押します。
●気持がいいと思う強さで「3~5秒押し続ける⇔2~3秒休む」を5回位繰り返します。
●症状が和らぐツボは人それぞれ異なります。ツボを押して気持がいい所を重点的にしましょう。逆に、ツボを押しても痛くも気持ちよくもない場合、あるいは激しい痛みがある場合は別のツボを使いましょう。

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ツボとその場所は…
サン竹(さんちく)  「サン」は手偏に賛という漢字。眉毛の内側の端。
魚腰(ぎょよう)  眉毛の中央にある骨の窪み。写真には載っていません。
シ竹空(しちくくう)  「シ」は糸偏に糸という漢字。眉毛の外側にある骨の窪み。
セイ明(せいめい)  「セイ」は目偏に青という漢字。目頭と鼻の付け根の間の、骨の窪み。
承泣(しょうきゅう)  目の下の骨の縁の下で、真ん中にある窪み
瞳子リョウ(どうしりょう)  「リョウ」は骨偏に、蓼の草冠がない漢字。目尻の外側の骨の縁から、少し外側(こめかみ方向)にある窪み。
風池(ふうち)  うなじにあります。耳たぶの後ろに骨のでっぱりがあり、さらに後ろの窪み。親指の腹の先で押します。

自分に効きそうなツボがありそうですか?
眼の疲れは首や肩のこりとも関係していることが多く、首や肩周辺の鍼灸治療をすると、眼の疲れが取れやすいです。