しんしんと寒いですなぁ~。

この時期は、お灸が大活躍です。

一口に『お灸』といっても種類はたーくさん。

以前、えーっと、2011年1月31日に『お灸アラカルト』というタイトルで、

『点灸』 『間接灸』 『棒灸』 『箱灸』 『台座灸』 『灸頭鍼 きゅうとうしん』

について、ご紹介しました。

(よかったら、読んでみてください。)

 

 

今日は、新しい仲間をご紹介!

『塩灸 しおきゅう』です。

本来は、ツボの上に塩を盛り、

その上にモグサをのせてお灸をするのが『塩灸』。

おへその真ん中に『神闕 しんけつ』というツボがあり、

そこに塩灸をすると、ほんわかほんわかおなかが温まります。

おへその中まで塩が入り、後片付けが大変だけど…。

 

 

1人でモデル兼カメラマンをするのは大変でーす!

1人でおへそへのお灸写真は撮れないので、

手のひらの上となりました。

この写真のように手のひらに塩灸をすることはありませんが、

イメージは伝わりましたか?

ハハハハハッー!

 

 

その塩灸の応用が鍼灸本に載っていました。

塩を袋に入れて、電子レンジで温めて使います。

意外と保温効果が高い!

風邪ひきさんなど、お灸(モグサ)の煙にせきこむ方のために

使い始めました。

コンパクトで、足の裏やお尻など、

いろいろな部位を温めることができるので、重宝しています。

 

 

もう1つご紹介。

煙の少ない棒灸。 炭でできています。

端に火をつけ、皮膚から数センチ離して使うので、

熱くありません。

 

 

写真奥にある、一般の棒灸は、

モグサを和紙でタバコのように包んでいます。

広範囲に温め、操作が簡単!

ご自宅で使っている方がいますが、

じっくり温めるとかなり煙が出ます。

写真手前の、炭でできた棒灸は、

煙がほとんど出ません。

 

 

中国から伝わったお灸。

江戸時代には、日本全国で庶民に親しまれたそうです。

浮世絵にも描かれていますね。

日本人にしっくり合う治療方法ではないでしょうか。

次回もお灸の話をしたいと思います。

おつきあい下さい!