コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

歯痛をやわらげる鍼とお灸

皆さん、歯はお元気ですか?

コトーは、疲れがたまってくると、睡眠中に

左奥歯を噛みしめるクセがあります。

今回も、それで奥歯が鈍く重く痛いのかな?

そんなことを思っていたら…、

歯科の定期検診で、奥歯の根っこの炎症と分かり…、

うっ、うっ、うっ、治療?

歯科とのスケジュール調整が難しく、

治療は1ヶ月後からスタート!

うっ、うっ、うっ、遠い…。

それまで、歯痛と戦うしかない!!!

 

東洋医学では、全身に経絡という通路が

張り巡らされています。

 

 

赤いラインは、『手陽明大腸経

て・ようめい・だいちょうけい』という経絡。

この経絡は、下の歯にも通っています。

従って、下の歯の痛みには、この経絡上で、

腕にあるツボに鍼やお灸をします。

 

 

赤いラインは、『足陽明胃経 あし・ようめい・いけい』。

この経絡は、上の歯にも通っています。

従って、上の歯の痛みには、この経絡上で、

足にあるツボに鍼やお灸をします。

 

なが~~~い痛みは、周辺の筋肉を緊張させます。

コトーの場合は、左顎~左首~左肩の筋肉がド緊張!

これらの筋肉を鍼でゆるめるだけでも、

歯痛が緩和されます。

 

自分で歯痛の鍼灸治療を始めて、

3週間が経ちました。

最初の頃より、楽になりました。

このまま完治する?

神経を抜いている歯の根っこの炎症なので、

安易に考えてはだめだよねぇ~。

やはり歯科で治療しないとだめだよねぇ~?

 

体のしくみあれこれ~暑さへの適応

蒸し暑い日が続きますが、皆さん体調はいかがですか。

私はエアコンが苦手で、仕事以外では扇風機を使っています。

以前は、『あごからポタポタ汗が落ちる時に温度計を見ると、

室温は30℃!』でした。

これが、私の体の変化の目安で、嫌でもエアコンをつけていました。

最近はちょいと違うようです。

全身から常に汗がにじみ出始め、

温度計を見ると、32℃! 湿度50%!

ここまで室温が上がっているとは気づかず、びっくり!

慌ててお茶を飲み、塩飴をほおばりました。

ヒトは恒温動物(こうおんどうぶつ)といわれています。

外が暑くても寒くても、体内の温度を一定に保ちます。

暑い時は汗がたくさん出て、皮膚の血管が広がることにより、

血流も増加し、体内にこもった熱を外に出すパワーが高まり、

体温の上昇を防ぎます。

また、汗がたくさん出すぎたら、体内の水分や塩分が減ってしまうので、

体の中では、それを防ごう!という反応が起きます。

1.アルドステロンというホルモンが腎臓に働きかけ、

尿として体の外に出る水分の中の

ナトリウム(塩分)の量を減らします。

2.バソプレッシンというホルモンが腎臓に働きかけ、

尿として体の外に出る水分の量を減らします。

3.口の渇きを感じて、水分をとることを促します。

…などなどです。

とはいっても、この体の調節機能にも限界があります。

ガンガン動き回っていなくても、長時間暑い部屋にいると、

先ほどの体温の調節機能が働かなくなり、

体内に熱がどんどんこもって、熱中症になることもあります。

これからの季節、気をつけましょう!

私は、自分の汗のかき方に頼らず、こまめに温度計を見ます!

体のしくみあれこれ~寒さに立ち向かう体熱のしくみ

寒くなってきましたねぇ~。

一日中、出歩く時は貼るホッカイロがかかせなくなりました。

エアコン、電気カーペット、ファンヒーター、ストーブ、こたつ…。

部屋を温めてくれる暖房器具が充実し、

真冬だからって、たくさん重ね着をする必要もなくなりました。

小さい頃はハンテンを着ていたなぁ…。

*          *

ヒトは恒温動物(こうおん・どうぶつ)であり、

外気温が変化しても、体温はある範囲内に保たれています。

寒い時には、体温が外気温にひきずられて下がらならないように、

体内の熱の産生を多くし、また、体内の熱の放散を抑えます。

ということで、今日は体内の熱のしくみについてご紹介します。

*           *

生理学の本によると…、

体内で熱を作る(=産熱)方法は5つ。

1.基礎代謝量

基礎代謝量とは、

『目が覚めている状態で、心臓の拍動や呼吸、筋肉の緊張など

生命を維持するのに最小限必要な代謝』のこと。

この基礎代謝の際に、体内に熱が発生する!

2.筋活動による産熱

運動時には筋肉が動き、熱が発生する。

運動の内容にもよるでしょうが、運動による筋肉の熱産生が

体の全産熱量の約90%に達することもあるとか!

小学校のプール開きでプールの水が冷たーくて、

体全体や唇が小刻みに震えたことはありませんか。

これは『ふるえ産熱』といって、

寒い時に筋肉が無意識に細かく震えて熱を起こす現象です。

3.食事誘発性産熱反応

難しい言い回しですね。

食事をして数時間は、食物を分解するために消化管の運動が高まり、

熱が発生します。

4.非ふるえ産熱

代謝を高めて行う産熱のことを『非ふるえ産熱』といいます。

肝臓などの臓器で起こるそうです。

肝臓は、糖やたんぱく質などの栄養素を取り込んで

体に必要な物質に作り変えています。

その時に熱が発生します。

肝臓がブルブル震えて熱を発生するわけではありませーん!

5.ホルモンの作用

ホルモンの中には、代謝を促進させる作用を持つものがあります。

例えば黄体ホルモン(おうたい)。

女性の場合、排卵直後から生理が始まるまでの間、基礎体温を上昇させます。

*          *

寒い時には体内の熱をより多く作り出すだけでなく、

その熱を体内から放散するのを抑えようとします。

体内で作られた熱は主に血液によって全体に運ばれます。

寒いと皮膚の血管が縮まり、皮膚の血流が減り、放熱を防止します。

ヒトではあまり役立ちませんが、体表のうぶ毛が逆立って空気の層を

厚くすること(=鳥肌)により、放熱を防止できます。

*          *

久々に難しい話でしたでしょうか。

体の外から温めるものに依存しすぎず、

ウォーキングなどの運動や栄養のバランスのとれた食事で、

体の中からも温めたいですね。

乗り物酔いに効くツボ「内関」

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青空に新緑がくっきりと映えるこの季節は、

阿蘇にでもドライブに行きたくなります。
山は好きですが、自分で運転しない限りはヘロヘロに酔います。
中国留学中、安徽省(あんきしょう)にある黄山(こうざん)へ行きました。
鍼灸の先生から、「内関(ないかん)」と「神けつ(しんけつ)」に貼りなさい、と

漢方薬入りの冷湿布を頂き、

おかげでバスに酔わずに登山を楽しむことができました。

 

「内関」の「内」は内臓の意味、「関」は出入りの要所という意味で、

内臓機能と深く関係するツボです。

場所は手首のしわ(手のひら側)の中央から指幅3本上で、

親指側の腱と隣の腱との間にあります。写真の赤丸のところです。
「神けつ」はおへその中央にあります。

今でも酔い始めた時に、

「内関」を親指の腹の先で5秒ぐらい深く押しては

緩めるのを繰り返していると、嘔気が楽になります。