首をガード
うなじにある矢印は、『風池 ふうち』というツボ。風邪(ふうじゃ)(風の邪気)が入りやすい。冬の寒風には、タートルネックのセーターやマフラーなどで首をガードしよう。夏のエアコンの冷風には、薄手のスカーフなどで首をガード!
腹巻や使い捨てカイロで、体の中心を温める
お腹と背中が冷えると、消化機能が低下し、エネルギー不足による冷えが起こりやすい。手で触れてみて、ひんやりしている時は、腹巻や使い捨てカイロで温めよう。
お尻の中央には、上髎(じょうりょう)・次髎(じりょう)・中髎(ちゅうりょう)・下髎(げりょう)・小腸兪(しょうちょうゆ)・大腸兪(だいちょうゆ)などツボがたくさん!
ここに、貼るタイプの使い捨てカイロを、重ね着した下着の外、あるいはズボンの内側から貼ろう。左右のお尻の中央で、高さは、背骨とウエストの下から尾てい骨の上にあたる。カイロは、横長にして貼ってね。やけどには十分気をつけてね。
上述の仙骨部だけでは温まらない時は、下腹部(おへその下)にも貼ってみよう。
赤い花丸は、『神闕(しんけつ)』というツボ。おへそにある。赤い矢印は『関元 かんげん』。エネルギーを補給するツボであり、鍼灸治療でよく使う。
下腹部はエネルギーが集まる大事な所。そして、この奥には、膀胱・子宮・卵巣・腸といった臓器がぎゅっとつまっている。それらに働きかけるツボが、下腹部にはたくさんある。
貼るタイプの使い捨てカイロを、重ね着した下着の外、あるいは、ズボンの内側から貼る。ここも横長に貼ってね。やけどに注意してよぉー。
足元をしっかり温める
心臓から最も遠い所にある足は、血流が滞りやすく、冷えを感じやすい。そんなときは、レッグウォーマーや靴下、ブーツ、ひざ掛けなどで、しっかりガード!コトーは、真夏でも外出する時は、ハイソックスを履く。屋外では、足首まで下げておき、ギンギンに冷えた室内では、膝下まで上げる。
長時間立っている時や座っている時は、足裏から冷えをもらいがち。屋外など寒い環境では、足裏用の貼るカイロがおすすめ。靴下やストッキングの上から貼って、靴を履くと、足裏から冷気をもらいにくい。
室内のフローリングは、冬に暖房を使っていても、夏に冷房を使っていても、ひんやりしがち。フローリングの上にカーペットなどを敷いたり、靴底の厚いスリッパを履いて、足裏からの冷気をガード!
体を締めつける、きつめの下着や靴を避ける
ガードルなど補正下着は体を締めつけ、血流が滞り、体を冷やしがち。
ハイヒールも、つま先の血流が滞る。仕事でハイヒールを履くならば、通勤時はロウヒールのゆったりした靴を履く。逆に、通勤時などにハイヒールを履きたいならば、職場にゆったり靴を置き、履き替える。そんな工夫をして、『一日中、体を締めつける』ことを避けたい!
上手な重ね着をしよう
冷暖房を使う時期は、屋外と室内の温度差が激しい。コートやカーディガン、ストールなど、簡単に脱ぎ着ができるものを身に着けていると、周囲の温度に対応しやすい。
また、夏に、汗をかいたまま冷房の効いた室内にいると、冷えてしまう。すぐ汗をぬぐい、ぬれた下着を替えたい。それが難しい時は、肌と下着の間に、キッチンペーパーやティッシュペーパーを入れてみて!下着についた汗をキッチンペーパーが吸い取る。そして、キッチンペーパーについた汗は、体熱で乾く。コトーは外出用のポーチに折りたたんだキッチンペーパーを入れてるよ。
気温変動が激しくなり、ネットで天気予報をチェックするのが日課となった。地元の、1時間毎の気温や湿度などが分かり、今日(特に外出時)の服装を決めやすくなった。便利だねぇ~。
次回は、【冷え症】セルフケア~体の中から温める『手軽な運動』
特集『冷え症』
【冷え症】セルフケア~j体の外から冷やさないための服装
【冷え症】セルフケア~体の中から温める『手軽な運動』
【冷え症】セルフケア~『冷えに結び付きやすい生活習慣』の見直し
今日は節分。友人から豆菓子をいただきました。
鬼は外!福は内!
福岡県福岡市にある女性専門鍼灸&パーソナルトレーニング≪レディース鍼灸ことうプラス≫の女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。