コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

【月経前症候群・月経困難症・生理不順】コトーの鍼灸治療プラス

血(けつ)(=栄養分)と気(=エネルギー)の運行を妨げている原因をみつけ、それに対して、鍼やお灸をして、血と気の流れをスムースにする

生理には、の充実がかかせない。

体の芯が冷えたり、強いストレスをかかえたり、虚弱体質、慢性疾患、過労などで、流れが滞ったり、が減ったりすると、生理が不調になることがある。

問診などで、の流れを妨げている原因をさぐり、それを改善するツボに、鍼灸治療を行う。

体質を整えるためのセルフお灸もおすすめ。

 

各々の症状に対して、鍼やお灸をして、症状を和らげる

生理にかかわる不調は、下腹部痛、腰痛、頭痛、不眠、むくみ、イライラ感、不安感、肩こりなど、多岐に渡る。

それらの症状を改善するツボに、鍼灸治療を行い、症状を和らげる。

一人ひとりの症状に合ったツボへのセルフお灸も、希望者には指導するよ~。

【動画で見る!ツボの取り方】婦人科の症状や自律神経の乱れ、足先の冷え、目の疲れなどに働きかけるツボ『太衝 たいしょう』

『太衝 たいしょう』というツボは、『足厥陰肝経 あし・けついん・かんけい』(赤いライン)という経絡の上にある。『太』は、『大きい』という意味。『衝』は、『要衝』のこと。『太衝』は、『足厥陰肝経』にとって重要なツボに当たる。

 

『足厥陰肝経』という経絡は、体内で『肝』とつながっている。肝の働きには、『血の貯蔵』と『血量の調節』がある。そのため、PMS(月経前症候群)・生理痛・生理不順・無月経・更年期症状など婦人科の症状や、高血圧、足の冷えの治療に、ツボ『太衝』は用いられる。

また、肝は精神活動とも深く関係している。イライラ感、不安感、ストレス、不眠、自律神経失調症などがあり、情緒を安定させたい時、『太衝』に鍼やお灸をする。

頭痛やのぼせ、めまい・耳鳴り・目の疲れにも用いられ、このツボの活用範囲は広い。肝の働き自体が、多岐にわたっているからなぁ…。

肝の働きについては、ブログ『特集:五臓六腑と経絡とツボと鍼灸の関係性⑲~足厥陰肝経』を見てね。ツボや経絡の働きを知ると、どのツボを使おうか、選びやすくなるよ。

『イライラする』『そわそわする』『うじうじする』『ふわんふわんする』『ドヨ~ンとする』『ハァーッとため息…』そんな気持ちを切り替えたい!立て直したい!何とかしたい!時に、『太衝』もいいし、『内関 ないかん』もいいよ~。

ツボ『内関』は腕にある。詳しくは、ブログ【動画で見る!ツボの取り方】自律神経を整えるツボ『内関  ないかん』をご覧くださ~い。 

『太衝』は足の甲にあり、ツボの取り方は『内関』よりも簡単。『太衝』にセルフお灸をしてみたい方は、下記のツボ取り動画をどうぞ!

 

【動画で見る!ツボの取り方】生理痛・生理不順など婦人科の症状や膝の痛みに働きかけるツボ『血海 けっかい』

赤いラインは『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』という経絡。

 

体内では臓器の脾とつながっている。脾は、気(=エネルギー)と血(=栄養)の元となる『水穀の精微 すいこくのせいび』を作り、全身に運ぶ。また、経絡の中を流れる血が外に漏れ出ないように、脾は経絡に働きかけている。

 

『足太陰脾経』の上にあるツボ『血海 けっかい』は、先ほどの脾の働きの『強力なサポーター』。血を整え、血の流れを促し、脾の大海に血を戻す。ここで、地球を思い浮かべてほしい。海水は川へと流れ込み、下って、やがて海へとたどり着く。その自然の摂理が、『血海』というツボの特徴に似ていることから、その名が付いた。スケールが大きいねぇ~~~。

生理中に出血量が多い、生理期間が長引く、などの生理不順や生理痛、生理でないのに出血する『不正出血』など、婦人科の症状に対して、『血海』に鍼やお灸をする。ツボを刺激して、『足太陰脾経』や『脾』に働きかける。

さてさてさて、話は変わる…。床や椅子から立ち上がる、座る、しゃがむ、立位で作業をする、歩く、走る、スキップする…など、様々な場面で膝の関節は動く。

膝の動きに重要な筋肉は『大腿四頭筋 だいたい・しとうきん』。太ももの前にある。骨盤と、太ももの骨(大腿骨)の上部から始まり、膝蓋骨をくるんで、膝下の骨(脛骨 けいこつ)に付く。

膝の関節を痛めると、痛くない範囲で膝を動かそう!と、無意識に不自然に動かすので、大腿四頭筋に負担がかかる。やがて筋疲労を起こし、負担が長く続けば大腿四頭筋に痛みが生じる。また、立ちっぱなしの作業や、慣れない登山などで、大腿四頭筋に直接負担がかかりすぎても、筋疲労や痛みが生じる。

膝蓋骨の下(水色の丸)が痛い時は、大腿四頭筋がカチコチに硬くなっていることが多い。『血海』というツボはこの筋肉の上にあり、こわばった大腿四頭筋を緩める時にも用いられる。

 

この筋肉は大きいため、鍼灸治療の際には鍼とお灸のセット『灸頭鍼 きゅうとうしん』がおすすめ。鍼先にモグサをのせてお灸もする。鍼の刺激とお灸の輻射熱で、こわばった大腿四頭筋をほぐす。自分でお灸をするなら、台座灸がおすすめ。下記のツボ取り動画を見ながらどうぞ…。

福岡市南区にある、女性専門鍼灸&パーソナルトレーニング≪レディース鍼灸ことうプラス≫の女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。

 

生理痛・生理不順など生理のトラブルの鍼灸治療

「生理痛はあるけど、1、2日目に薬を飲めば大丈夫」って、

生理痛を問題視しない方が多い。

普通の生理痛は、軽い下腹部痛や腰痛がある程度。

薬はいらない。

生理は『妊娠』と『出産』に必要不可欠なこと。

生理の不調を軽視しちゃいけない!と思うなぁ…。

 

 

月経前症候群(PMS)。

イライラ感、怒りっぽい、抑うつ、胸の張りや痛み、頭痛、、むくみ…。

生理開始とともに諸症状がピタッとなくなったり、軽減する。

 

 

月経困難症。

下腹部痛、腰痛、腹部の張り感、頭痛などが強い。

生理直前や生理開始とともに現れる。

 

 

それ以外にも生理の周期や期間が乱れたり、

月経量が増えたり減ったり…、と

生理のトラブルは様々。

 

 

それらを鍼やお灸で治すときに注目するのが、

『血 けつ』(=栄養分)と、『気』(=エネルギー)。

この2つが体全体に充分行き届き、

血をきちんと調整できるように、

ツボを介して体や心に働きかける。

 

 

赤いラインは『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』という経絡。

経絡は血と気の通り道。

この経絡は血の巡りに深くかかわる。

生理のトラブルが生じると、この経絡を通る血と気が滞りやすい。

 

 

 

 

猿シールが膝。

赤矢印の先にあるのが、『三陰交 さんいんこう』というツボ。

内くるぶしの少し上に位置する。

足太陰脾経の上にのってる。

このツボに鍼やお灸をして、

足太陰脾経の血と気の滞りをよくするんだなぁ…。

 

長さ5mm、太さ0、14mmの細くて小さな鍼を『三陰交』に刺す。

皮膚の1㎜下に水平に刺すから違和感はまーったくない。

 

次に、医療用のテープで鍼の先端を固定する。

通称『枕』。

先端はリング状になってるから、鍼全体が皮膚に入ることはない。

 

最後に、医療用のテープを鍼全体に貼る。

通称『布団』。

これは『皮内鍼 ひないしん』という手法。

生理痛や生理不順には、生理予定日の1週間前から

生理が終わるまで貼り続け、その間、血の巡りを促す。

 

 

『足闕陰肝経 あし・けついん・かんけい』という経絡。

この経絡は『血の貯蔵』や『血量の調整』にかかわる。

 

 

 

 

足の甲にあるツボ『太衝 たいしょう』。

足闕陰肝経の上にのってる。

生理のトラブルのときによーく使う。

 

 

強いストレスにさらされたり、

部活や仕事、家事、育児などでハードスケジュールが続くと、

生理が遅れたり、止まることがある。

体も心も弱ってるときには、

気(=エネルギー)を補充することが大切。

 

 

『足少陰腎経 あし・しょういん・じんけい』は、

血だけでなく、気にも深くかかわる経絡。

 

 

 

 

内くるぶし(ワニ・シール)の下にあるツボ『照海 しょうかい』。

足少陰腎経の上にのってる。

ここに鍼やお灸をしてエネルギーを補充する。

 

 

今回紹介したツボはセルフお灸もおすすめ。

 

 

 

 

台座灸は先端に火をつけ、ツボに置くだけ。

底にシールがついてるから、どのツボにも置きやすい。

 

 

当鍼灸院(福岡市南区にある、レディース鍼灸ことう)では、

明日8月6日(火曜日)と8月18日(日曜日)に、

『生理痛・生理不順』をテーマにお灸教室を開催!

台座灸を使うよ~ん。

こつこつお灸を続けると、血の巡りがよくなり、

生理のトラブルも緩和する。

お灸初心者も大歓迎!

関心のある方はぜひご参加ください。

詳しくは『鍼灸師コトーのお灸教室』をご覧ください。

 

 

福岡は朝から猛烈な暑さになってきました。

皆さんの住む街はいかがですか。

体調を崩されないよう、充分注意してください。

 

特集~器官や臓器の症状に働きかけるツボたち⑪~脾

お久しぶりです。

5月から始まった特集ブログ。

目、耳、鼻、肺、脳、胃、腸にかかわるツボたちを紹介してきました。

特集も大詰めです!

握りこぶし大。

コーヒー豆の形。

青赤色。

さ~て、この臓器は、な~んだ?

チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ。

答えは、脾臓。

胃の左後方にある。

 

 

脾臓には、リンパ小節が1万~2万個あるらしい。

リンパ小節は、リンパ球が結節集合したもの。

リンパ球は、免疫をつかさどる細胞であり、

血中の異物や細胞をやっつけてくれる。

脾臓は、地味な存在だけど、

リンパ組織の大きな塊みたいなもので、

免疫を起こす場として、重要なんだなぁ…。

 

 

 

第2問! これ、な~んだ?

直径7~8マイクロメートル。

両凹面の円盤状。

赤色。

血液の一部として、血管の中を流れている『赤血球』だよ~ん。

 

 

赤血球は多量のヘモグロビンを含んでいる。

ヘモグロビンは、鉄を含む色素(ヘム)とタンパク質(グロビン)とが

結合した化合物。

このヘモグロビンは、酸素と結合できる特長をもっている。

 

 

鼻や口から吸いこんだ酸素は、

ヘモグロビン、つまり、赤血球と結合し、

血液の中を流れて、全身に行き渡ることができる!

 

 

赤血球の寿命は約120日。

骨の芯にある骨髄で産生され、

古くなった赤血球は脾臓で破壊される。

脾臓って、ひそかに大事な仕事をしているなぁ…。

 

 

これら2つは、西洋医学からみた『脾臓』の働き。

東洋医学ではちょいと違う。

『血流のコントロール』といえば、『脾』の働き。

 

 

 

赤いラインは『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』という経絡。

足の親指にあるツボ『隠白 いんぱく』から始まり、

脚の内側を上がって、おなかを通り、胸の外側を上がって、

わき腹にあるツボ『大包 たいほう』で終わる。

 

 

途中、枝分かれして『脾』にもつながっている。

この経絡上にツボが21個!

経絡は左右対称にあるから、全部で42個!

 

 

 

 

 

『足太陰脾経』の上にあるツボ『血海 けっかい』。

膝(猿シール)の上、やや内側にある。

河川の水が下って海に集まるように、

このツボは『血を集める』作用がある。

婦人科の症状、例えば月経不順を治すために、

このツボに鍼やお灸をするなぁ…。

 

 

 

 

 

『足太陰脾経』で、一番メジャーなツボは『三陰交』。

内くるぶしの上にある。

婦人科の特効穴といわれている。

 

 

東洋医学では、『脾』の相棒は『胃』。

『脾』は『胃』とともに、飲食物の消化や吸収の働きもになっている。

胃もたれや食欲不振など、胃腸のトラブルのとき、

『胃』や『腸』だけでなく、『脾』の状態を整えることも

考えるんだなぁ…。

東洋医学って、奥が深い!

 

 

今日で特集ブログを終わらせたかったが、

中味がてんこもりで、なかなか終わらない…。

次回はこれを特集するよ!

何の臓器かわかるかな?