コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

歯痛をやわらげる鍼とお灸

皆さん、歯はお元気ですか?

コトーは、疲れがたまってくると、睡眠中に

左奥歯を噛みしめるクセがあります。

今回も、それで奥歯が鈍く重く痛いのかな?

そんなことを思っていたら…、

歯科の定期検診で、奥歯の根っこの炎症と分かり…、

うっ、うっ、うっ、治療?

歯科とのスケジュール調整が難しく、

治療は1ヶ月後からスタート!

うっ、うっ、うっ、遠い…。

それまで、歯痛と戦うしかない!!!

 

東洋医学では、全身に経絡という通路が

張り巡らされています。

 

 

赤いラインは、『手陽明大腸経

て・ようめい・だいちょうけい』という経絡。

この経絡は、下の歯にも通っています。

従って、下の歯の痛みには、この経絡上で、

腕にあるツボに鍼やお灸をします。

 

 

赤いラインは、『足陽明胃経 あし・ようめい・いけい』。

この経絡は、上の歯にも通っています。

従って、上の歯の痛みには、この経絡上で、

足にあるツボに鍼やお灸をします。

 

なが~~~い痛みは、周辺の筋肉を緊張させます。

コトーの場合は、左顎~左首~左肩の筋肉がド緊張!

これらの筋肉を鍼でゆるめるだけでも、

歯痛が緩和されます。

 

自分で歯痛の鍼灸治療を始めて、

3週間が経ちました。

最初の頃より、楽になりました。

このまま完治する?

神経を抜いている歯の根っこの炎症なので、

安易に考えてはだめだよねぇ~。

やはり歯科で治療しないとだめだよねぇ~?

 

目の疲れに鍼とお灸はいかが?~その2

いきなりの問題です!

私たちは、1分間に何回ぐらい、

まばたきをするでしょうか?

?????

普段、1分間に10~20回ほどです。

では、パソコンなどの画面を見ているときは?

?????

まばたきは5~10回ほどに減るそうです。

まばたきの回数が減ると、目が乾燥し、

疲れやすくなります。

 

 

近い所を見るときの目の働きは…、

水晶体(レンズ)の端についている毛様体筋

(もうようたいきん)という筋肉が収縮する。

        ↓

水晶体が厚みを増す。

        ↓

近くがよく見える。

 

となると、

パソコンや本など近くのものを長時間見続けていると、

毛様体筋が緊張し続け、筋疲労を起こします。

すると、

ピントをあわせるまでに時間がかかり、

目がぼやける、充血する、痛みが生じる、などの

症状が現れます。

 

長時間、目を酷使するときには、

ときどき目の筋肉を休ませてあげたいですね。

目を閉じる…。

遠くをボーッと眺める…。

ツボ・マッサージも気持ちいいですよ。

 

目の疲れに効くツボは、たーくさんあります。

ちょっとご紹介!

 

 

1.攅竹(さんちく)、 2.魚腰(ぎょよう)、3.絲竹空(しちくくう)、

4.陽白(ようはく)、 5.睛明(せいめい)、 6.四白(しはく)、

7.瞳子髎(どうしりょう)、 8.太陽(たいよう)。

眉毛を竹林や魚の腰?に見立てるなんて、

面白いですね。

 

眼球はとってもデリケート!

眼球周辺のツボをマッサージするときは、

まぶたを閉じても、眼球の上を押さず、

目の縁の骨を押しましょう!

 

鍼治療は、これらのツボに極細の、極短の、鍼を

ちょこんと1mm程度、皮膚に水平に刺します。

目がしゃきーん!とすっきりします。

 

顔に鍼なんて怖い!?!?

そんな方は、鍼やお灸で、首こりと肩こりを

とるだけでも、目の疲れがとれますよ。

当鍼灸院では、首こりや肩こりの治療に

来られる方が多いです。

治療直後の第一声は…

第1位が、

「あーっ、肩の力が抜けた!」

「肩が軽くなった!」

第2位が、

「視界が明るくなった!」

「よく見える!」

です。

ぜひ、おためしを!!!

 

眼の疲れに鍼とお灸はいかが?~その1

 

もう何代目の眼鏡になるかな…。

今使っている眼鏡はすぐフレームが歪むので、

イエイエ、

私の扱いが雑なので、

頑丈な眼鏡に変えることにしました。

お気に入りのブランド!

かけごこちがサイコー!

いっとき、違うブランドの眼鏡をかけても、

結局は、このブランドの眼鏡に戻ってきます。

 

皆さんは、仕事やプライベイトでパソコンを扱いますか?

パソコンに限らず、スマートフォンや携帯電話などの

画面を見続けていると、目がしょぼしょぼしてきますよね。

今回は、『目』をテーマにブログを書いてみます!

 

皆さんは、先ほどの写真を見て、

すぐ「眼鏡だっ!」とわかりましたよね。

目に光として入ってくる刺激は、

ものすごい速さで脳へと伝わり、

脳は、光を『物』として認識します。

 

 

おっおー、いきなりグロテスクな絵!

これは眼球の断面図。

 

目に光が入ってくる

       ↓

レンズの役目をする『水晶体』を光が通る

∴       ↓

目の奥にある『網膜』というフィルムに光が集められる

       ↓

網膜の視細胞の働きによって、

光は電気信号に変えられ、脳へと伝わる

       ↓

脳は、光を物体として認識する

 

 

 

 

さらにグロテスクな絵!

右目を外側から見た図です。

顔を動かさなくても、

眼球だけをあらゆる方向へ動かせるのは、

眼球に直に6つの筋肉がついているからです。

上図では、眼球の内側についている

『内側直筋』は見当たりません。

あしからず…。

 

 

目は精密機械のような働きをし、とってもデリケート!

目を酷使すると、

目がかすんだり、目が乾燥するだけでなく、

視力低下、目の痛み、頭痛など、

いろいろな症状があらわれます。

 

 

次回は、目のトラブルに効くツボや、

鍼治療、灸治療について、ご紹介します!

おっ、また特集になるか? どうかなぁ~?

 

頭痛に効く鍼とお灸~その4

『頭痛』特集 第4弾!

前回は、『片頭痛の日常の工夫』についてご紹介しました。

最終回である今日は、『緊張型頭痛』と、

『片頭痛+緊張型頭痛の混合型頭痛』の日常の工夫、

そして、鎮痛薬の依存による『薬物乱用頭痛』についても

触れてみようと思います。

 

1.緊張型頭痛

首・肩・背中の筋肉や、顔の筋肉が緊張しすぎて、

起こる頭痛です。

 

軽い運動やストレッチングで、筋肉の緊張をほぐそう!

ひどい首こり・肩こり・背中こりをほぐすのが一番大事!

 

温めた筋肉をほぐそう!

電子レンジで温めるホットパックなどで、

後頭部や首・肩を温めると、

血流がよくなり、痛みもやわらぎます。

※片頭痛持ちの方は、痛むこめかみ部分は冷やしましょう!

頭部を温めると、脳の血管がさらに拡張し、

痛みが増します。 気をつけて!

 

悪い姿勢を治そう!

猫背や顎を突き出したような姿勢は、

首・肩・背中の筋肉の負担が倍増!

 

 

理想の立ち姿勢は、横から見ると…、

『耳たぶ→肩先→大転子(だいてんし)(太ももの骨の上端のでっぱり)

→膝蓋骨の後ろ→外くるぶしの約2cm前』

が一直線であること。

 

なーんて、よくわからないですよね。

それでは、立位バランスをチェーック!

壁に、かかと、お尻、背中、後頭部をつけて立ってみてください。

これが理想のまっすぐ!

首・肩・背中の筋肉に負担がかからない立ち方です。

ずいぶん後ろに傾いている気がする…方は、普段猫背さんかも。

 

長い時間同じ姿勢をとらずに休憩をしよう!

パソコンやスマートフォンなどを使っていると、

あっという間に時間が過ぎませんか?

同じ姿勢を保つことが筋肉にとって一番負担なこと!

ときどき休憩して筋肉を休ませてあげましょう。

 

ストレスをためない!

片頭痛持ちさんと同様、緊張型頭痛持ちさんも、

ストレスが長く重くのしかかると、頭痛が起きやすくなります。

心身一体!

心の緊張が体の緊張に結びつきます。

 

 

2.片頭痛+緊張型頭痛の混合型頭痛

2つの頭痛を持ち合わせている場合、どんなことが

きっかけで、片頭痛や緊張型頭痛が起こるのか、

把握することが大切です。

そうすると、日常の予防策が見えてきますね。

混合型頭痛は、その時々の症状に合わせて対処します。

 

 

3.薬物乱用頭痛

鎮痛薬の依存による頭痛です。

 

頭が痛くなると、頻繁に鎮痛薬を飲む

∴∴∴∴∴

痛みに対して脳が敏感になり、普段なら

感じないような痛みまで感じるようになる

∴∴∴∴∴

鎮痛薬が切れる度に頭痛が起こり、

鎮痛薬を飲み続けてしまう…

 

1ヶ月に10日以上鎮痛薬を飲むようになったら、

薬物乱用頭痛を起こしやすい状態。

1ヶ月に15日以上鎮痛薬を飲んでいる場合、

薬物乱用頭痛と診断されるそうです。

 

「鎮痛薬の効果が薄れたなぁ…」

「最近、服用回数が増えてきたなぁ…」

そんなふうに感じたら、頭痛の専門医に診てもらいましょう。

 

 

ひとくちに『頭痛』といっても、い~ろいろですね。

前々回のブログでご紹介しましたが、

鍼灸治療で、がんこな首こり・肩こりなどをほぐし、

全身調整をすると、片頭痛も、緊張型頭痛も、

混合型頭痛もやわらいできます。

最寄りの鍼灸院に顔を出してほしいな!って思います。

 

当鍼灸院では、4月9日(火)と21日(日)に、

『頭痛』と『頭重(=頭の重だるさ)』をテーマに

お灸教室を開催します。

頭痛、頭重に効くお灸とツボ押しを体験しませんか?

お灸の初心者も大歓迎!

詳しくは、『お灸教室のページ』をどうぞご覧ください。

参加者、募集中でーす!

 

 

あ~っ、それにしても、

春ですっ!

めちゃくちゃ長い特集ブログにおつきあいいただき、

ありがとうございました!

頭痛に効く鍼とお灸~その3

福岡は、シャツ1枚でいいくらい暖かい日もあれば、

冬のコートでないと寒い日もあり、

天気がコロコロ変わります。

皆さんの住む街はいかがですか?

 

季節の変わり目は、片頭痛が起きやすくなります。

今回は、『頭痛』をテーマに、『その1』では

頭痛のタイプ毎の痛み方・原因・頭痛を起こす要因について、

『その2』では頭痛の鍼灸治療について、ご紹介してきました。

最終回の『その3』では、頭痛を予防する日常の工夫について

書いてみまーす!

 

 

 

1.片頭痛

『その1』でご紹介したように、片頭痛はセロトニンという

脳内物質が血管内に異常に増えたり減ったりすることにより、

脳の血管が拡張し…、

その結果、脳血管の周りにある、三叉神経(さんさしんけい)が

圧迫され…、

こめかみあたりがズキンズキン!と痛みます。

 

片頭痛持ちの方は、脳のセンサーが敏感です。

体の内外から受ける強い刺激が引き金となって

頭痛が起きます。

従って、日常気をつけることも多くなります。

 

まめな天気予報チェーック!

急激な気温や気圧の変化が痛みの引き金になるので、

外出前には天気予報をチェックし、天候次第では

無理のない予定を立てましょう。

 

まぶしい光に注意!

室内が真っ白な壁紙で、白系の家具などを多く

置いていると、まぶしさが倍増するので、気をつけましょう。

暗い部屋でテレビを見るのもNG。

ギラギラの太陽光線は、帽子、サングラス、日傘などで

シャットアウトしましょう。

 

強いにおいに注意!

香りの強い芳香剤や消臭剤は室内に置かないほうがいいかも…。

 

大きな音に注意!

カラオケボックスやコンサートなど大音量の中に入るのは、

ちょっときついかも…。

 

季節の変わり目には、特に生活リズムを崩さない!

季節の変わり目は、頭痛が起きやすいので、

体調を整えておきたいですね。

 

ストレスをため込まない!

大きなストレスから解放されたときに、

脳の血管が緩んで、痛みが起こりやすいので、

ご注意を!

 

 

どんな刺激が引き金となって片頭痛が起こるのか…。

自分の片頭痛の特徴を知ることが大事ですね。

そして、できるだけ、その誘因を避けることがコツです。

また、痛み出したら、ひどくなる前に薬を飲むこと。

こめかみを冷やすと血管が収縮して、痛みがやわらぎます。

 

おっとー、

片頭痛の話だけで、こんなに長くなってしまった!

最終回と言いつつ、『緊張型頭痛』と

『片頭痛と緊張型頭痛との混合型』については、

次回に持ち越しでーす!

よろしくーっ!