コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

本屋にて想うこと

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本屋さんには申し訳ありませんが、私は立ち読みが大好きです。
ビルごと本屋だったりすると、最上階からすべての階を見て回ります。
自分の知らない世界を垣間見ることができるのは魅力的です。
自宅では夢中になって本を読むことはありませんが、本屋は別!
満足して帰るのはだいたい3時間後。

今年の1月に絵本コーナーで、
かがくい ひろしさんの『だるまさん シリーズ がとの』に目が釘付け!
絵も内容も温かく優しい…
即、大ファンになり、これから絵本コーナーに行く楽しみができた!
と喜んだのもつかの間、
かがくいさんが2009年に病気で他界したことを知りました。
でも、今も絵本コーナーで、あるはずのないかがくいさんの新刊を探してしまいます。

作家という仕事は、自分が存在しなくても作品という『形』を通して、
人々に様々な感情を沸き起こさせる、すごい仕事ですね。
私の仕事は『形』には残りませんが、
いつまでも患者様の心と体に温かさを残せるような鍼灸治療がしたい…

鍼灸院の待合室の『コトー文庫』には、かがくいさんの絵本が15冊あります。
ときどき眺めては、温かさをいただいています。

おポンプ様でございましたか… 

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福岡市博多区の大博通りを地下鉄祇園駅から呉服町駅へと歩いている時、発見!
一瞬なんだかわかりませんでしたが、よく見ると二連式手押しポンプ。
このタイプのポンプは、第二次世界大戦(昭和17年~18年)から
昭和27年~28年頃まで全国で愛用されていたそうです。
『おポンプ様』というネーミングがかわいいですよね。
当初からそう呼ばれていたのでしょうか。
水が今以上に貴重だったのでしょうね。

『水』といえば、ツボには水の流れにたとえた名前が数多くあります。

足の裏にあるツボ『湧泉 ゆうせん』
足底の泉からエネルギーが湧き出ています。
当院では、冷えの強い方や不眠の方に対して、このツボに棒灸をします。
棒灸の写真をホームページの《鍼灸とは》というページに載せています。
よかったらご覧下さい。

うなじにあるツボ『風池 ふうち』
うなじの浅いくぼみにあることを『池』にたとえ、
風邪(ふうじゃ)がここから入りやすいので、この名前がつきました。
首がこっている時は、ここをマッサージするだけでも気持がいいです。

膝にあるツボ『血海 けっかい』
無数の河川が下って大海に帰っていく様をたとえて、
東洋医学では『海』はすべての流れが集まり帰する所を意味します。
『血海』は血を調節する重要なツボです。
婦人科の症状によく用います。

漢字を見ただけでも、そのツボの大きさ・深さ・特徴を
なんとなくうかがい知ることができます。

放生会デビュー

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福岡市東区にある筥崎宮(はこざきぐう)で開催している、
放生会(ほうじょうや)に初めて行ってきました。
『生きとし生けるものの生命を慈しみ守られる八幡大神の御心にこたえる祭り』であり、
『実りの秋を迎えて海山の幸に感謝を捧げる祭り』でもあるそうです。

個数限定で素焼きのおはじき(今年のテーマは世界遺産)と
ガラス細工のチャンポンが売られていました。
圧巻だったのは参道一帯の露店の数。
約700店出店しているらしい。

私の一番のお目当てはお化け屋敷。
遊園地のお化け屋敷は行ったことがありますが、お祭りのものは見たことがありません。
このレトロな感じ!
興味をそそられますが、昼間だったせいか開いていませんでした。
どんな風に驚かしてくれるのか、体験したかったな…

『放生会デビュー』というタイトルにしたので、
私がお化け役者デビューしたと思いませんでしたか?
まっ、それも面白そうですね。
のっぺらぼうがいいな!

秋の気配

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暑いとはいえ、つくつくぼうしの大合唱が中合唱へと変わり、
鈴虫など秋に鳴く虫の活躍が目覚しくなってきました。

昨年の秋の夜長、
虫たちのオーケストラがあまりにも大音量で寝付かれないことがありました。
いったい何種類の虫が鳴いているんだろう…
1でしょ…、2でしょ…、3でしょ…、4でしょ…、5でしょ…、6?…、6?…
何度耳をそばだてても5種類が限界!
いつのまにか眠りについていました。

ちょいと暑苦しかった昨夜、
久しぶりにアコースティック・ギターのCDを聴きました。
虫たちのオーケストラとのジョイント・ライブのようで素晴らしいかったです。
どちらの音色も打ち消しあうことなく、逆に引き立てあう。
発見です!
ちなみに昨日は4種類聞き分けました。

すこぉ~しずつ秋が近づいてきましたね。

蚊に刺されたら粗塩!?!?

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あまりにもおいしそうな雲だったので、昨日この写真を撮りました。
これぐらい晴れ渡っていても草むらでは容赦なくやってくる蚊。
蚊の話題になる度に
「刺された箇所にすぐ粗塩をのせ、ゴシゴシすり込ませると、痒みが治まりふくれないよ」
と言い続けていました。
ラジオで聞いてから自分はずっとやっています。
話し相手は興味はありそうですが、
「やってみたよ~」という声を聞いたことがありません。
10年の歳月を経て、実践してくださった方にやっと巡り会えました。
普通の塩で、脚の2箇所にやってみたところ、す~っと痒みが消えたそうです。
粗塩のほうが粒が大きくゴシゴシすると気持がいいだけで、
普通の塩でも効果は同じだと思います。
かきむしってプクゥッとふくれた皮膚には効果がありません。
刺されてすぐ!です。

蚊についてインターネットで調べてみると…

メスは卵を発育させるため吸血し、オスはしない。
口先のハリで皮膚を突き刺し唾液を注入した後、人体の毛細血管から吸血する。
この唾液が人体にアレルギー反応を引き出し、血管拡張などにより痒みが生じる。
唾液は本来、吸引した血とともに蚊の体内に戻され、痒みは軽度ですむ。
何らかの理由で吸引を中断し飛び立った場合、唾液は体内に残ったままなので、
痒みが強い。
蚊を叩き落す際、上から潰すと唾液が体内へ流れ込むので、
指で弾き飛ばすと痒みを抑えることができる。

ということがわかりました。
さらに生理学の本で調べてみると…

成人はおよそ75兆個の細胞でできている。
体内では体液中の物質が、細胞の膜の内⇔外に移動する。
移動方法は5通りある。
その1つに『浸透』があり、
細胞の膜を通して、毛細血管などの水の分子は濃度の高い方へ移動する。

ということを学生時代に習ったことを思い出しました。
皮膚を塩でこすることにより、皮膚表面の塩分濃度が高まり、
自分の体液とともに蚊の唾液も体外に出てくるのでは!
と、うさんくさいですが漠然と思っています。
本当のところはわかりません。
なにしろ2人しか実践していないので…。
もし効かない人がいたらごめんなさい。

専門的なことも書き連ね、今日もついつい長いブログになりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。