コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

耳と耳ツボと耳ハリの話。

ear_acupuncture_points

 

東洋医学では、『耳は全身の各部位と関わりがある』と考えています。

耳たぶは頭と顔、耳の端は腕、その内側は脚と体幹、

耳の中央は内臓、と関連しています。

上の耳ツボ・モデルは、中国留学中に購入したもの。

中国語なので、読みづらくてすみません…。

 

耳ツボにする鍼には、いくつか方法があります。

今日は2つご紹介します。

1つは、短鍼を耳ツボにちょこんと刺して、

そのツボに関連する体の部位を治療します。

 

2つ目は、粒鍼(りゅうしん)。

といっても鍼は使いません。

直径7mmのシールの中央に、

直径1mm程度の球状のツブがついています。

シールごと耳ツボに貼ります。

ツブがツボを刺激し続けます。

ツブは、金、銀、銅、亜鉛、チタンなどがあります。

耳って脂汗をかきやすいので、2~3日おきに貼り換えます。

 

ここまで書いておきながら、

当鍼灸院では耳への鍼はしていません。

あしからず…。

ご紹介まで…。

 

 

temporal_acupuncture_points

 

じゃじゃーん!

耳の周り、側頭部にもツボはたくさん!

急性の耳鳴りや難聴など耳のトラブルや、

片頭痛(こめかみの痛み)によく使います。

頭部への鍼は、頭皮に対して平行に、短く細い鍼を刺します。

しばらく置くと、痛みがやわらいだり、頭がすっきりしますよ!

 

さて、まったく関連のない話。

皆さんは音楽が好きですか?

お気に入りの曲は頭の中で演奏するだけでも、

滅入っている心を奮い立たせたり、

サワサワしている心を落ち着かせたり…。

私のマインド・コントロールに、音楽はかかせません。

 

それとは別に…、

突然頭の中で流れ出す曲があります。

お気に入りの曲でも、最近聴いた曲でもありません。

頭の中にジュークボックス(=レコードの自動演奏装置)があり、

コインを入れて曲を選んでいないのに、

音楽が流れてくる感じ…。

1曲が1日に何度も頭の中で流れます。

仕事の片づけや家事をしている時、

道をボーッと歩いている時が多いかな…。

1日で終わる時もあれば、数か月続くときもあります。

 

この曲を、私は『自分のテーマ・ソング』と呼んでいます。

ここ1ヶ月間のテーマ・ソングは、

テレビ番組『サンダーバード』のテーマ曲。

小さい頃、この番組をよく見ていました。

イギリスで放映された、人形劇による特撮もの。

国際救助隊という秘密組織が、

世界各地の事故現場や災害地に出動し、

かっちょいいメカを操って、人々を救助する話。

 

なぜ、この曲が頭の中で鳴り出したのか??????

数日前、道を歩いている時に、それがわかりました。

ビルの屋上に、サンダーバードの登場人物に似た看板を発見!

そうだっ!以前もこの看板を見て、

「サンダーバードにそっくりだ!」と思ったんだ!!!

そのことが印象に残り、すっかり忘れた頃に、

ジュークボックスのスイッチが入ったんですね。

ありゃりゃ、おまけの話が長すぎた…。

皆さんはこんな経験、ありますか?

 

鍼とお灸にかかせない、経絡とツボの話。

皆さんは、鍼やお灸をしたことがありますか?

私は20数年前に初めて鍼灸治療を受けました。

腰痛治療といっても、腰だけでなく全身のツボを使うことに驚きました。

今日は、その『ツボ』と『経絡』について書いてみます。

 

経絡は、全身に張り巡らされた通路のことです。

全身に、エネルギーと栄養分を送っています。

といっても、血管やリンパ管や神経とは違います。

東洋医学独特のものです。

メジャーな経絡は、12本。

体の中央を通っている経絡以外は、左右対称に1本ずつあります。

 

 

 

赤いラインは、『手太陰肺経 て・たいん・はいけい』という経絡。

腕を通っているので、名前に『手』がつきます。

経絡は、陰の経絡と陽の経絡があります。

これは、名前に『陰』という漢字が入っているので、陰の経絡です。

経絡は、五臓六腑にもつながっています。

『手太陰肺経』は、肺にもつながっています。

 

この経絡には、11個のツボがのっています。

咳や痰、喘息など肺のトラブルや、腕の症状(筋肉痛や神経痛など)があると、

これらのツボに反応が現れます。

反応とは、ツボの表面のざらつき、へこみ、圧痛などなど…。

反応のあるツボに鍼やお灸をして、先ほどの症状を改善します。

 

メジャーな経絡12本にのっているツボは、合わせて約360個!

学生のときは、ツボの名前や取り方を覚えるのに苦労しました。

当時、仕事をしながら夜間の鍼灸学校に通っていました。

勤務時間を過ぎると、学校に直行!

帰宅後は残業!

学校の勉強は、朝の出勤時間30分!

 

まだ、あったかな?

本棚をガサゴソ、ガサゴソ…。

あったぁ~~~。

 

 

 

当時使っていた暗記メモ。

破れたところを補修したセロハンテープが黄ばんでいる!

月日を感じるなぁ~~~~~。

 

 

こんなふうに折りたたんで、

自宅から職場まで、歩きながら暗記しました。

懐かしい!!!

 

五十肩の鍼灸治療に用いるツボ『消濼(しょうれき)』

社会人の皆さん、消しゴムって頻繁に使いますか?

コトーは一週間前に消しゴムを失くしました。

毎日何回も、消しゴムのあった引出しを覗いては、

「あっ!消しゴムを失くしたんだ…」と思い出し、

消しゴムの存在の大きさが身に染みています…。

こんなにボールペンよりもシャーペンを使っていることに、

驚きました。

 

とうとう近くの文房具屋さんに買いに行きました。

がっ!

お気に入りの消しゴムは置いていませんでした。

「あ~、当分消しゴムのない不便さを感じるのかぁ…」

そう思いながら、目の前の物を覗きこんだら、あったぁ~~~!!!

 

2014_03_28_001

 

どこにあったと思いますか?

 

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ペン立ての底にうずくまっていました…。

 

前置きが長くなりましたが、

今日は、消しゴムの『消』の漢字がつく、

『消濼 しょうれき』といツボをご紹介します。

 

このツボは、『手少陽三焦経 て・しょうよう・さんしょうけい』という

経絡の上にあります。

 

tms_triple_energizer_meridian

 

赤いラインが『手少陽三焦経』。

手の薬指から始まり、腕の後面を上り、

肩・首・側頭部を経て、眉毛の外側で終わります。

 

肩と肘の中央に、『消濼』というツボがあります。

五十肩では、このあたりの筋肉がスジのように

カチコチになることがあります。

当院では、このツボに『鍼+棒灸』

あるいは、『灸頭鍼 きゅうとうしん』をします。

 

boukyu_tisin_yi

kyutousin_yi

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五十肩の治療には、肩関節の運動はかかせませんが、

鍼やお灸で血行を促し、スジ張った筋肉を柔らかくすると、

痛みが軽減し、肩関節の運動がしやすくなりますよ。

 

コトーの鍼灸スタイル~小さな小さな伝承

先日、看護師さんたちの前で、

東洋医学や鍼灸について話をする機会がありました。

医療従事者の方々に話をするのは初めて!

「それって医学的におかしいんじゃないですか?」などと

つっこまれたらどうしよぉ~!?!

ドキドキしながら話し始めたものの、

いつの間にか話に夢中になり、

あっという間に1時間半が過ぎました。

 

終了後、20代の看護師さんたちに感想を聞くと、

瞳をキラキラさせて、

「楽しかったです!」

「東洋医学って面白いですね」

「鍼灸を身近に感じました」

などと、答えてくれました。

彼女たちの心の中に、

『東洋医学』が住み始めたかな…。

 

日本の鍼灸の起源は、562年。

中国の僧侶が、仏典とともに鍼灸医学書を携えて

来朝したそうです。

607年には、聖徳太子が遣隋使を派遣し、

その後2世紀に渡って、中国の文化を輸入しました。

 

平安朝時代の鍼灸は、都の上層階級の方だけに

用いられたそうです。

江戸時代に入ると、お灸は伝統医学として

庶民に広く浸透しました。

浮世絵には、お灸をしている絵がありますよね。

日本の鍼灸も長い歴史があります。

 

話は変わり、みっちゃん再登場!

この日のみっちゃんは何を描こうか

ずいぶん悩んでいました。

やっと描きあげた作品がこれ!

 

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ママがうつぶせで腰に鍼を受けている絵だそうです。

ママが鍼を受けているのをじーっと見ているときに、

「みっちゃんにも鍼をしようか?」と聞くと、

みっちゃんは、「しない!」と即答します。

でも、ママが鍼やお灸で元気になることを、

みっちゃんは感じ取っているんですね。

 

みっちゃんの妹たまちゃんは、

私の似顔絵を描いてくれました。

「テープを持ってきたから、絵を貼りたい!」というので、

待合室の着替え収納ボックスに貼ってもらいました。

 

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すっごーい、たまちゃん!

きれいに貼れてる!

今春小学生になるみっちゃん、そして妹のたまちゃん。

2人の心の中に、鍼灸がちょびっと根付いたかな…。

 

オリンピックに思うツボ…

皆さーん!

オリンピックの中継を見ていますか?

コトー家にはテレビがないので、

ラジオで選手の活躍を聞いています。

 

福岡はほとんど雪が降りません。

皆さんの住む街はいかがですか?

冬のスポーツをしますか?

 

コトーは20代の頃、スキーにはまっていました。

スキー板にスキーブーツにスキーウェアを購入!

自分の足に合うように、ブーツを加工!

ブーツの中敷きをオーダーメイド!

気合も十分!

こんなにお金をかけているから、元を取らなきゃーっ!と、

毎週末スキーに行っていました。

 

連山のリフトを3本ぐらい乗り継いで、

上のほうから林道をゆったりゆったりと滑るのが好きでした。

一面の銀世界はすべてのものを浄化してくれます。

無心に滑っていました…。

 

『滑る』といえば、『滑肉門』。

ツボの名前です。

何と読むか分かりますか?

『カツニクモン』と言います。

すごいネーミングですよね。

 

このツボに鍼をすると、舌の硬さがとれて、

舌をなめらかに動かすことができるので、

この名前がついたそうです。

 

『舌』は東洋医学では、『滑利の肉』とも呼ばれています。

中国語では、『利』は『弁が立つ』という意味もあります。

『肉』は、『筋肉』のこと。

『舌』を、『流暢に話せるための筋肉』と表現しています。

 

tms_stomach_meridian

 

この赤いラインは、『足陽明胃経絡 あし・ようめい・いけい』

という経絡。

『滑肉門』は、この経絡の上にあります。

 

経絡は、体に張り巡らされた通路のようなものです。

エネルギーと栄養分を体全体に送っています。

『滑肉門』は、この経絡を通るエネルギーの門戸(出入口)

でもあり、『門』という漢字がついているんですね。

 

このツボはどこにあると思いますか?

舌ではありませんよ。

 

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おなかです。

『滑肉門』は、胃腸のトラブルを治すときに用いられます。

 

ツボの名前の由来を調べてみると、

ツボの効能や特徴を2~3個の漢字でうまく表現しているなぁ~

と、つくづく感心します。

古代の鍼灸師はセンスがいい!!!