コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

特集~心への鍼灸アプローチ③~『気』のメンテナンス

東洋医学において、『気』はいろーんな仕事をしている。

例えば、栄養作用。

『気』は体のあらゆる部位に栄養を与える。

つまり、『気』は体を構成する物質の1つなんだなぁ…。

 

 

推動作用。

『気』は臓器や器官などの活動の駆動力となり、

経絡の流れの推進力としても働く。

つまり、『気』は生命活動のエネルギー源でもあるんだなぁ…。

 

 

防御作用。

『気』は外邪の侵入を防御し、

もし侵入しても、それを除去する。

 

 

温煦(おんく)作用。

『気』は臓器や器官などあらゆる部位を温め、

体温を一定に保つ。

などなど…。

 

 

こんな、つかみどころのない『気』は、どうやって作られるのか。

 

 

胎児のときは、父母から受け取った『先天の精気』が

栄養物質となる。

でも、この世に生まれ出ると、父母からの『先天の精気』はもらえない。

口から取り込んだ飲食物が消化吸収され、栄養物質となる。

これを『後天の精気』と呼ぶ。

 

 

『先天の精気』は『後天の精気』によって常に補給され、

『元気』となり、

臍下丹田(せいかたんでん)(=へその下の下腹部)に集まり、

経絡を通って全身にめぐる。

 

 

鼻や口から吸いこむ空気(酸素)も栄養物質となる。

これを『自然界の精気』という。

 

 

『先天の精気』や『後天の精気』が変化した『元気』と、

『自然界の精気』を原料として、

『気』が作られる。

 

 

『元気』が充分に作られると、

下腹部は張りがあり、

臓器や器官も元気はつらつ活動し、

心も体も活動的で、

疲れにくく、病気にもなりにくい。

 

 

『元気』が足りないと、

下腹部はフニャフニャで弾力性がなく、

臓器や器官の活動が衰えて、

やる気がなく、疲れやすく、

病気になりやすい。

 

 

慢性的な病気による体力の消耗や、

高齢による身体的衰弱や、

飲食物の不摂生や過労などが続くと、

『気』が充分に作りきれず、足りなくなっちゃう。

 

 

また、七情(怒、喜、憂、思、悲、恐、驚)は、

日常起こる感情だけど、

ある感情が長く続いたり、

衝撃的な強い感情が起こると、

全身をめぐる『気』が滞り、

臓器や器官なども影響を受ける。

 

 

 

 

下腹部にあるツボ『関元 かんげん』。 赤矢印。

赤花シールは、へそ。

『関元』の別名は、『丹田』。

『関』は『関所』という意味。重要な場所ってこと。

『元』は『気』の原料でもある『元気』のこと。

このツボは『元気』の関所なんだなぁ…。

鍼やお灸をして、エネルギーを補充したり、

『気』のめぐりを整える。

 

 

 

胸の間にあるツボ『膻中だんちゅう』。赤矢印。

『膻』は『君主の宮城(きゅうじょう)』のこと。

『君主』は五臓六腑の『心 しん』を指す。

『宮城』は、中心に皇居、

その周囲に諸官庁を配置した一郭のこと。

『膻中』は君主(心)に代わって、

周囲の諸官庁が命令を受けるような働きがあり、

このツボは胸膜の『中』にあるので、

この名前がついた。

『膻中』の別名は『上丹田』。

『気』にとーっても関係するツボなんだなぁ…。

不安感や動悸(心臓病ではない)など、情緒の不調に用いる。

 

 

『気』をテーマにしたから、話が難しくなっちゃったなぁ…。

 

 

体を整えるには、心(こころ)をリラックスさせることが大事。

心を整えるには、体をリラックスさせることが大事。

また、心の病は、体も心も過敏になっていることが多い。

心底、気持ちいいなぁ…。

心と体がそんなふうに感じる治療が必須。

 

 

 

 

鍼治療で使う鍼は、長さも太さもたくさん種類がある。

細くて短い鍼のほうが、刺激量が弱い。

ツボの中まで刺さずに、ツボの上をちょこんとのせるだけの手法もある。

 

 

 

棒灸。

皮膚から数センチ離して温める。

あるツボを集中して温めることもできれば、

棒灸を経絡の流れに沿って動かし、

経絡の中の『気』の流れも誘導できる。

 

 

 

点灸(てんきゅう)。

手でひねったモグサ(米粒大)をツボに置き、

線香で火をつける。

燃え終わる一瞬だけ熱さを感じ、

ツボの奥の奥まで刺激が伝わる。

モグサをツボに置く前に、

灸点紙というシールを貼るので、お灸の跡は残らない。

灸治療だけしたい方におすすめ。

 

 

 

灸頭鍼(きゅうとうしん)。

置いた鍼の先にモグサを差し込み、

鍼をしながらお灸もする。

鍼の刺激と、お灸の輻射熱のW効果。

張り詰めた心が原因で硬くなった筋肉も、これでほぐれやすい。

 

 

 

台座灸。

台座の上にモグサがのっている。

台座の底にはシールがつき、

どこのツボにものせやすい。

エネルギーを補充しながら、

心(こころ)をリラックスさせるのに、

セルフお灸もおすすめ。

 

 

鍼もお灸もいろーんな手法があり、

心(こころ)の不調で悩んでいる方は

試してほしいなぁ…。

自分に合う鍼治療や灸治療があるはず。

 

 

『気』はたーくさんの種類と、たくさーんの働きがあり、

東洋医学本を読みあさり、

「よしっ! これを書こう!!!」と

ルーズリーフに下書きをしているうちに、

「う~~~~、なんだかわかりずらいなぁ…」と筆が止まる。

 

 

東洋医学本を読み返し、

「よしっ! これを軸に書こう!」

気持ちを新たに書いているうちに、

「あ~~~、これを出だしに書いたほうが

スラスラ読んでもらえるかも…」

筆が止まる。

 

 

何度も筆が止まり(=やる気スイッチが止まり)、

しばらく充電期間(=やる気スイッチがOFFからONになるまで)をつくり、

やっと書き上げた。

難しいことほど、

焦らず、休み休み時間をかけて取り組むと、

たくさんの点と点が結びついて線になり、

「あー、そういうことだったのか」と納得する。

 

 

今回が今年最後のブログ。

難しい東洋医学の話にも、

熱く語りすぎる趣味の話にも目を傾けていただき、

誠に誠にありがとうございました。

来年も元気に、このコトー・ブログで会いたいです!

皆様にとって2020年も素敵な年になりますように!!!

 

 

女性鍼灸師による女性専門鍼灸院

≪レディース鍼灸院ことう≫の

鍼灸師コトーでした。

 

特集~心への鍼灸アプローチ②~心と臓器と経絡とツボの関係

五臓六腑の『心 しん』。

『心』の働きを役職に例えるならば、『君主』。

ヒトの体と心の最高司令官であり、

『君主の官』と呼ばれる。

 

 

『心』には『神 しん』が収まってる。

『神』は『生命活動そのもの』を指す。

ということは、『精神活動』も『神』に含まれる。

 

 

赤いラインは、『手少陰心経 て・しょういん・しんけい』という経絡。

手のひら側で、脇の下から始まり、肘を通り、小指に終わる。

この経絡は、臓器『心』にもつながり、

気(=エネルギー)と血(けつ)(=栄養分)を送ってる。

経絡の上にのってるツボは9個。

経絡は左右対称にあり、左右合わせてツボは18個。

 

 

 

 

 

手首に『神門 しんもん』というツボがある。

神気(=神のエネルギー)が出入りするところなので、

『神門』と名付けられた。

 

 

五臓六腑の臓器の中で、『心』だけが

護衛する器官をもってる。

『心包 しんぽう』。

『心』を包む膜のようなもので、

外敵から『心』を守りつつ、

『心』の働きを助ける。

『心包』の別名は『臣使の官』。

 

赤いラインは、『手厥陰心包経 て・けついん・しんぽうけい』という経絡。

胸から始まり、肘の中央、手首の中央を通り、中指で終わる。

この経絡は『心包』にもつながってる。

この上にもツボが片側9個、左右合わせて18個、のってる。

 

 

 

 

 

手首の少し上にあるツボ『内関 ないかん』。

ここから手厥陰心包経の気(=エネルギー)が出入りする。

大事な関所なんだなぁ…。

不安感やイライラ感など乱れた感情を整えるツボであり、

自律神経を調整する働きもある。

 

 

 

 

これは、『台座灸』というお灸。

台座の上にモグサがのってる。

台座の下にはシールがついてるから、

どこのツボにも貼り付けやすい。

このお灸だったら、自分でも簡単に『内関』にお灸ができる。

ほんわか温まり、気持ちいいよ。

 

 

『心』以外の臓器も精神活動に深くかかわる。

例えば、『肝 かん』。

『肝』の別名は『将軍の官』。

外邪から身を守るための指揮官であり、

判断力や計画性などの精神活動もつかさどる。

 

 

赤いラインは、『足厥陰肝経 あし・けついん・かんけい』という経絡。

足の小指から始まり、脚の内側とおなかを通り、肋骨の下で終わる。

『肝』にもつながってる。

片側にツボは14個。

 

 

 

 

足の甲のあるツボ『太衝 たいしょう』。

『太』は『大きい』ということ。

『衝』は『要衝』のこと。

このツボは、勢いよく気(=エネルギー)と血(けつ)(=栄養分)がめぐるところ。

イライラ感や怒りも度を超すと、気が逆上する。

上がりきった気(=エネルギー)を下げるために、

『太衝』に鍼やお灸をする。

このツボにも台座灸だったら、自分でお灸がしやすいよ。

 

 

気が楽。

気が重い。

気が散る。

気が短い。

気をもむ。

気に病む。

 

 

感情を表現するときに、『気』がよく登場する。

東洋医学では、『気』はエネルギーのこと。

『気』の量や質、流れ方などがどのように乱れてるのか。

どのツボを使い、どのような鍼やお灸の手技でそれを改善するか。

心への鍼灸アプローチには、そのことも大切だと思う。

次回は『気』への鍼灸アプローチを書いてみます。

 

 

 

福岡市南区にある、女性鍼灸師による女性専門鍼灸院

≪レディース鍼灸ことう≫の鍼灸師コトーでした。

難しい話にもうちょっと付き合ってくださいねぇ~~~。

 

 

特集~心への鍼灸アプローチ①~『心』の概念

東洋医学では病気の原因を、

『外因』 『内因』 『不内外因 ふないがいいん』 の3つに分けている。

 

 

『外因』は、気候の激しい変動のこと。

暑すぎる、寒すぎる、季節外れ…。

異常気象時に体の抵抗力が落ちていると、

病を引き起こしやすい。

外因は、体を外部から発病させる。

 

 

『内因』は、過度の感情のこと。

感情が度を過ぎると、病を引き起こしやすい。

内因は、体の内部から発病させる。

 

 

『不内外因』は、内因や外因以外のこと。

例えば、長期間、食事の量や質が偏ったり、

労働や休養が過度あるいは不足していると、

病を引き起こしやすい。

骨折や捻挫なども不内外因に含まれる。

 

 

東洋医学は、体だけでなく、ココロ(精神)も重要視してるんだよ。

『内因』の引き金となる感情に、『七情 しちじょう』がある。

怒、喜、憂、思、悲、恐、驚、の7つの感情のこと。

日々の生活の中で、沸き起こる感情だけど、

極端に起こるとどうなるか。

 

 

激しく怒れば、気が逆上しちゃう!

思いすぎると、気がめいっちゃう? 気をもんじゃう?

極度に驚くと、気が動転しちゃう!

などなど…。

 

 

『感情』と『気』は、密着してるんだなぁ…。

そもそも、『気』の正体って何?

東洋医学での『気』は、『生命活動のためのエネルギー』のこと。

 

 

へ?へ?へ?って?

さぁー、どんどん東洋医学的な話になるよぉー。 ついてきてねぇー。

 

 

生命活動そのものである『神 しん』。

生命活動の動力(=エネルギー)である『気』。

エネルギーの材料(=燃料)である『精 せい』。

この3つを合わせて、『人体の三宝(さんぽう)』という。

ヒトが生きる上で極めて重要なもの。

 

 

『精』には、『先天の精』と『後天の精』がある。

『先天の精』は、両親から受け継いだ精(=燃料)のこと。

『後天の精』は、体の中に取り込んだ飲食物を

燃料として補充することができる。

 

 

『神』は、生命活動そのもの。

ということは、『精神活動』も含まれる。

『神』は、五臓六腑の『心 しん』に収まっている。

西洋医学の『心臓』と、東洋医学の『心』の働きは、

若干異なるよ。

 

 

 

 

 

肩甲骨と背骨の間にあるツボ、『心兪 しんゆ』。 赤矢印。

背骨を境に左右対称にある。

この奥に五臓六腑の『心』があるよ。

 

 

『心兪』の内側にあるツボ、『神道 しんどう』。 黄緑色の矢印。

背骨の真ん中にあるから、このツボは1つ。

『神道』は、左右の『心兪』の気を通すことから、

この名前がついた。

 

 

『心兪』の外側にあるツボ、『神堂 しんどう』。 黄緑色の矢印。

堂は、居室のこと。

このツボは、『心神が宿る所』という意味がある。

 

 

ストレスが強かったり、長期に渡りストレスが続くと、

これらのツボのあたりが硬くなる。

ちょこちょこっと鍼やお灸をして、

張り詰めたツボを緩めるんだよ。

 

 

今回の特集のテーマ『こころ』は難しーい!

説明しにくいけれど、がんばります!

次回もよろしくです!!!

福岡市南区にある、女性鍼灸師による女性専門鍼灸院

≪レディース鍼灸ことう≫の鍼灸師コトーでした。

 

生理痛・生理不順など生理のトラブルの鍼灸治療

「生理痛はあるけど、1、2日目に薬を飲めば大丈夫」って、

生理痛を問題視しない方が多い。

普通の生理痛は、軽い下腹部痛や腰痛がある程度。

薬はいらない。

生理は『妊娠』と『出産』に必要不可欠なこと。

生理の不調を軽視しちゃいけない!と思うなぁ…。

 

 

月経前症候群(PMS)。

イライラ感、怒りっぽい、抑うつ、胸の張りや痛み、頭痛、、むくみ…。

生理開始とともに諸症状がピタッとなくなったり、軽減する。

 

 

月経困難症。

下腹部痛、腰痛、腹部の張り感、頭痛などが強い。

生理直前や生理開始とともに現れる。

 

 

それ以外にも生理の周期や期間が乱れたり、

月経量が増えたり減ったり…、と

生理のトラブルは様々。

 

 

それらを鍼やお灸で治すときに注目するのが、

『血 けつ』(=栄養分)と、『気』(=エネルギー)。

この2つが体全体に充分行き届き、

血をきちんと調整できるように、

ツボを介して体や心に働きかける。

 

 

赤いラインは『足太陰脾経 あし・たいん・ひけい』という経絡。

経絡は血と気の通り道。

この経絡は血の巡りに深くかかわる。

生理のトラブルが生じると、この経絡を通る血と気が滞りやすい。

 

 

 

 

猿シールが膝。

赤矢印の先にあるのが、『三陰交 さんいんこう』というツボ。

内くるぶしの少し上に位置する。

足太陰脾経の上にのってる。

このツボに鍼やお灸をして、

足太陰脾経の血と気の滞りをよくするんだなぁ…。

 

長さ5mm、太さ0、14mmの細くて小さな鍼を『三陰交』に刺す。

皮膚の1㎜下に水平に刺すから違和感はまーったくない。

 

次に、医療用のテープで鍼の先端を固定する。

通称『枕』。

先端はリング状になってるから、鍼全体が皮膚に入ることはない。

 

最後に、医療用のテープを鍼全体に貼る。

通称『布団』。

これは『皮内鍼 ひないしん』という手法。

生理痛や生理不順には、生理予定日の1週間前から

生理が終わるまで貼り続け、その間、血の巡りを促す。

 

 

『足闕陰肝経 あし・けついん・かんけい』という経絡。

この経絡は『血の貯蔵』や『血量の調整』にかかわる。

 

 

 

 

足の甲にあるツボ『太衝 たいしょう』。

足闕陰肝経の上にのってる。

生理のトラブルのときによーく使う。

 

 

強いストレスにさらされたり、

部活や仕事、家事、育児などでハードスケジュールが続くと、

生理が遅れたり、止まることがある。

体も心も弱ってるときには、

気(=エネルギー)を補充することが大切。

 

 

『足少陰腎経 あし・しょういん・じんけい』は、

血だけでなく、気にも深くかかわる経絡。

 

 

 

 

内くるぶし(ワニ・シール)の下にあるツボ『照海 しょうかい』。

足少陰腎経の上にのってる。

ここに鍼やお灸をしてエネルギーを補充する。

 

 

今回紹介したツボはセルフお灸もおすすめ。

 

 

 

 

台座灸は先端に火をつけ、ツボに置くだけ。

底にシールがついてるから、どのツボにも置きやすい。

 

 

当鍼灸院(福岡市南区にある、レディース鍼灸ことう)では、

明日8月6日(火曜日)と8月18日(日曜日)に、

『生理痛・生理不順』をテーマにお灸教室を開催!

台座灸を使うよ~ん。

こつこつお灸を続けると、血の巡りがよくなり、

生理のトラブルも緩和する。

お灸初心者も大歓迎!

関心のある方はぜひご参加ください。

詳しくは『鍼灸師コトーのお灸教室』をご覧ください。

 

 

福岡は朝から猛烈な暑さになってきました。

皆さんの住む街はいかがですか。

体調を崩されないよう、充分注意してください。

 

疲れやすさ・だるさに働きかけるツボたち…後編

疲れやすさやだるさを感じる原因は様々。

前編では、『筋肉疲労』と『血行不良』と『栄養不足』を取り上げた。

後編も3つの原因を紹介するよ~ん!!!

 

 

1つめは脳の疲労。

頭を使いすぎると、脳のエネルギー源が不足し、

集中力が低下。

そんな状態が慢性化すると脳内物質の分泌量が低下し、

ゆううつな気分になっちゃう。

 

 

 

 

頭頂にあるツボ『四神聡 ししんそう』。

『百会 ひゃくえ』というツボの前後左右に、4つある(赤印)。

名前に『神』がつくツボは、脳や心に働きかける。

ここにはお灸がしにくい。

小さく細い鍼をちょこんと刺したり、ツボを押すだけでも、

頭がすっきりする。

 

 

2つめは自律神経のバランスの乱れ。

自律神経には、『交感神経』と『副交感神経』がある。

日中、優位に働くのが『交感神経』。

夜間、優位に働くのが『副交感神経』。

 

 

ストレスで緊張状態が続くと、

2つの神経のスイッチが切り替わりにくくなる。

自律神経は、睡眠と覚醒にもかかわっている。

睡眠不足や寝過ぎが続いても、スイッチが切り替わりにくくなる。

自律神経は働き者。

体温調節にもかかわっている。

気温差や湿度差の激しい近年は、

体温を一定に保とうと働きづめで、

自律神経はきついんだなぁ…。

 

 

本来、昼間は交感神経が優位で、

活動しやすいように内臓の働きを調整している。

しかし、自律神経のスイッチの切り替えに不具合が生じ、

昼間でも副交感神経が優位だと、

休息しやすいように内臓に働きかけるので、

眠気やだるさを感じるんだなぁ…。

 

 

 

 

自律神経を整えるには、

先ほど紹介した『四神聡 ししんそう』がおすすめ。

 

 

 

 

足の裏にあるツボ『湧泉 ゆうせん』。

交感神経が常に優位になっているときにおすすめ。

寝る前にこのツボにお灸をすると、リラックスして眠れる人もいる。

 

 

3つめは副腎疲労。

『副腎』がブログに登場するのは初めて。

東洋医学でいう五臓六腑の中に、『腎』はあるが

『副腎』はないからねぇ~。

 

 

副腎は腎臓のサポーターと思われがちだが、

働きは全く異なる。

メジャーな働きは、コレステロールを原料に、

ステロイドホルモンを作り出し、分泌している。

 

 

ステロイドホルモンは3種類あり、

そのうちの1つ、コルチゾールは抗炎症作用がある。

体内で作り出すコルチゾールだけでは炎症が治まらないと、

医師は人工的に作られたステロイド剤を処方するんだなぁ…。

 

 

コルチゾールは、ストレス応答ホルモンとしても活躍する。

ストレスは、血糖、血圧、免疫、脳などいろーんなことを乱す。

ストレスを受けると、副腎はコルチゾールを分泌し、

ストレスによって乱れた諸々に対して、

正常化するよう、臓器に働きかける。

ストレスが大きかったり、長く続くと、

コルチゾールを過剰に分泌するため、

副腎は疲れちゃう………。

そうなると、副腎はコルチゾールを作り出すことも

分泌することも難しい。

ストレスで乱れてしまった諸々の臓器のサポーターもできない…。

そのため、体も心も疲れやすく、だるくなる…。

 

 

副腎や交感神経にもかかわるストレスって何だろう…。

多忙、長時間労働、睡眠不足など肉体的ストレスは感じ取りやすい。

人間関係や環境変化による精神的ストレスは、

気づきやすいこともあれば、

ストレスと認識していないこともあるよねぇ…。

大気汚染など環境的ストレスもあるよねぇ…。

程度は様々でも、日々、ストレスをいくつも受けているんだなぁ…。

 

 

 

 

 

 

肉体的なストレスには、『陽陵泉 ようりょうせん』がいいかも…。

膝(猿シール)の下にある。

このツボは別名『筋会 きんえ』。

筋肉のトラブルの特効穴だよ~ん。

 

 

 

 

精神的ストレスには、『四神聡 ししんそう』がいいかも。

 

 

 

 

膝(花シール)の下にあるツボ『足三里』。

 

 

 

 

足の裏にあるツボ『湧泉』。

『足三里』も『湧泉』もエネルギーを補給する働きがある。

どんなストレスにもいいよねぇ~。

 

 

今回、疲れやすさやだるさの原因を6つ挙げてみた。

その原因は『どれか1つ』ではなく、

複数が絡み合っている気がする。

 

 

朝からだるい…。きつい…。

頭がいつもぼんやりする。

充分寝ても疲れがとれない…。

あなたはそんなことが当たり前になっていない?

何が原因で、そう感じるのか。

疲れやすさやだるさを解消するために、

生活習慣を見直すなど、

地道に取り組むことが大切だなぁ…と思う。