コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

特集~梅雨バテの話①~気温差と自律神経の関係

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自律神経は、心臓の拍動や呼吸、体温維持、消化、排泄など、

生きるために必要な機能を調整しています。

そんな重要な役をしているので、

自律神経は自分の意志ではコントロールできません。

年中無休で、環境や状況に応じて、

各々の機能に働きかけています。

 

 

自律神経には、『交感神経』と『副交感神経』があります。

交感神経は主に、日中活発に活動するときに活躍します。

副交感神経は主に、夜間心と体をリラックスさせるときに活躍します。

2つの神経は、相反する仕事をしています。

 

 

例えば、睡眠と覚醒のリズム。

夕方から徐々に副交感神経の働きが強まり、

交感神経の働きが弱まり、体と心を休ませます。

朝になると、逆に副交感神経の働きは弱まり、

交感神経の働きが強まり、体も心も活動的になります。

 

 

交感神経は、体温も調整しています。

暑いときや運動中には、

汗腺を支配している交感神経の働きが活発になり、

汗をドーッと出して、体温を下げようとします。

寒いときには、

皮膚血管を支配している交感神経の働きが活発になり、

皮膚血管が収縮し、

体内の熱を逃さないようにします。

 

 

今年の梅雨は、気温差の激しい日が続いていますね。

そうなると、体温調整をしている交感神経もお疲れ気味。

活動のために働く『交感神経』と

休養のために働く『副交感神経』の切り替えが

うまくいかないこともあります。

 

 

日中に『副交感神経』が働きすぎると、

「昼間なのに眠くてしょうがない…」

「だるい…」

「疲れがとれない…」

そんな感じがします。

 

 

こんなときほど、自分の体をいたわってあげたいですね。

きちんと食事をとってエネルギーを補充!

睡眠時間をしっかりとって体を休ませる!

シャワーですませずに、ゆったりと浴槽につかって、

体と心をリラックスさせ、

ぐっすり深い眠りをしたいですね。

 

 

梅雨も後半に入った頃に、梅雨バテの特集を組むとは…。

特集ブログが終わる前に梅雨が明けたらどうする~~~と

思いながら、特集のスタートです!

 

 

おまけの話。

先日とーっても目覚めが悪かった…。

なぜかって、夢の中で探し物が見つからなかったから…。

黄色のハチマキ。

何に使おうとしていたのかな…。

夢の続きが見たい!!!

 

『疲れやすさ』と『だるさ』に鍼とお灸はいかが?

今年の春は気温差が激しいと思いませんか?

昨日は冷たい風が吹いたと思えば、

今日は日差しが痛い…。

三寒四温がずーっと続いている感じ。

 

ヒトは恒温(こうおん)動物なので、体温を常に一定に保とうとします。

外気温に影響されず、体温を保てるのは『自律神経』のおかげ。

最近のように、激しい気温差が続くと、

自律神経も負担となり、働きが乱れることがあります。

 

自律神経には『交感神経』と『副交感神経』があります。

交感神経は、日中活動しているときに働く神経です。

副交感神経は、夜間リラックスするのに働く神経です。

私たちの体の中では、無意識にこの2つの神経が切り替わっています。

 

自律神経の働きが乱れると、この切り替えがうまくいかなくなります。

日中、リラックスする副交感神経が働くとどうなるか…。

活動したいのに、体は休みモードで動きたくなーい!

体がだるく感じます。

 

ストレスなどで緊張状態が長く続いても、

『交感神経』と『副交感神経』の切り替えのタイミングがずれて、

だるーい!

疲れがとれなーい!

集中できなーい!

などと、不調が現れることもあります。

 

こんなときには、自律神経を整えるツボや、

体と心の緊張を和らげるツボ、

エネルギーを補給するツボに鍼やお灸をします。

鍼やお灸は、筋肉の痛みやコリだけに効くと思われがちですが、

心にも優しく働きかけます。

 

疲れやすさやだるさの原因は、自律神経の乱れだけでなく、

長時間の労働・スポーツ、冷え、睡眠不足などたくさんあります。

それだけ身近な症状ってことですね。

でも、いつまでも身近にいてほしくない!

そんな方には、自分でするお灸もお勧めです。

 

当院では、5月13日(火)と18日(日)に、

『疲れやすさ・だるさ』をテーマに、お灸教室を開催します。

初心者の方も大歓迎です。

お気軽にご参加ください。

詳しくは、『ホームページ・お灸教室のページ』をご覧ください。

 

おまけの話…。

博多駅前で、『九州バラ祭』をしていました。

私は、もうすぐ咲きそう!なバラが好きです。

 

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おいしそうなバラも見つけました!

 

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ん~、食べたい!

 

疲れやすさ・だるさをとる鍼とお灸

「なんか最近疲れやすい…」

「昼間も眠くなる…」

「一日中、だるくてしょうがない…」

この時期、このような声をよく耳にします。

 

福岡は5月に入ると、急激に気温が上がります。

5月初旬のある朝、仕事場で掃除機をかけていると、

顎から汗がぽたり!

室内温度計を見上げると30度!

すべての窓を全開しているのにぃ~~~!

今日は曇りのち雨…。

窓を開けていると、日中でも風がひんやりとしている。

気温差が激しい季節です。

 

気温が変化しても、体温を一定に保とうとする機能が

ヒトには備わっています。

体温を調節しているのは、自律神経。

気温の変動が著しいと、自律神経は体温を

調節するのに大忙し!

自律神経も疲れてきます。

 

自律神経には、『交感神経』と『副交感神経』の

2つの神経があります。

日中活動するときに、交感神経が主に働きます。

夜間リラックスするときに、副交感神経が

主に働きます。

自律神経が疲れてくると、この2つの神経の

切り替えがうまくいかなくなり、

昼間に、リラックス・モードになる『副交感神経』が

主に働き、眠気やだるさの原因となることがあります。

こんなときは、自律神経を整えるツボに鍼やお灸をします。

 

5月に入ると、あらゆる場所で冷房が入り始めます。

ガンガン冷房が効いた部屋に、薄着で長時間いると、

いつの間にか体はすっかり冷え冷え~~~。

冷えると血の巡りが悪くなり、だるさの原因にもなります。

こんなときは、灸頭鍼(きゅうとうしん)をよく使います。

 

 

皮膚に刺した鍼の上にモグサをのせて、お灸をします。

体の芯まで温まり、体がすっきりとします。

 

じとじと雨が降ると、湿度も上がります。

むくみやすい方は、むくみが強くなることも…。

むくみも、だるさの原因になります。

こんなときは、水分代謝を整えるツボに鍼やお灸をします。

 

最近の福岡は、とっても春と秋が短い!

夏が長く、いきなり晩秋→冬→初夏→真夏、

そんなイメージ。

暑い日が多いこの時期には、真夏と同様、

脱水症や熱中症に気をつけたいですね。

汗は、だらだらと水滴となって流れるだけでなく、

皮膚から蒸発しています。

体内の水分が足りなくなっても、だるさを感じます。

今の時期から、まめな水分摂取は大事ですね。

しっかりと食べて、しっかりと睡眠をとって、

この梅雨の時期を乗り切りましょう!!!

 

お灸教室で、のほほほほ~ん!

今年の4月から始めたお灸教室も昨日で4回目。

回を重ねるごとに、私も流暢な話しぶりになってきました!

(ウソウソ…!)

5月のテーマは『疲れやすさ・だるさをとって軽くなろう!』でした。

この時期、当鍼灸院に来られる方も、

「なんか、昼間、ぼーっとして眠い…」

「たいしたことをしていないのに、とっても疲れる…」と、

話す方が多いです。

地方によって違うと思いますが、5月の福岡は、

初夏のように気温が上がる日もあれば、

ちょっと肌寒い日もあります。

1日の中でも朝晩と昼間の気温差があり、体温調節が大変です!

私たちの体の中で、体温調節をするのは『自律神経 じりつしんけい』。

自律神経には、『交感神経』と『副交感神経』があります。

太陽の光を浴びて目が覚めてくると、

交感神経がぐぃーんと働いてきて、体温が上がり、活動しやすくなります。

逆に、夜になると副交感神経がぐぃーんと働いてきて、

体温がちょっぴり下がり、活動が鈍くなり、眠くなってきます。

この時期、気温差の激しい日が続くと、自律神経もお疲れ!

交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わりにくくなり、

昼間、交感神経にがんばってほしくても、副交感神経ががんばっていて、

「なんとなく眠い…」

「なんとなくだるい…」

そんな感じがすることもあります。

当院のお灸教室では、

台座灸と、

棒灸(皮膚から3~5センチ離して温めます)を使って、

参加者の皆さんとお灸をしています。

疲れにくい、だるくなりにくい体になるために選んだのは、

手のひらと足の裏にあるツボ。

台座灸や棒灸をすると、

じんわりと体の中まで温かさが伝わり、

エネルギーが補充されていく感じ…。

参加者の皆さんは、無言でこの温かさにひたっています。

お灸は熱い!と思われがちですが、

参加者の皆さんが気持ちよさそうにお灸をする姿を見るのは、

鍼灸師として、とてもうれしいです!

庭のあじさいも咲き始め、福岡ももうすぐ梅雨。

むくみやすい方は、この時期、更にむくみやすい方がいらっしゃいます。

6月のお灸教室のテーマは、

『むくみをとってスリムになろう!』です。

6月12日(火)と17日(日)の10:00~11:30に

当鍼灸院でしまーす!

興味のある方は、左のカテゴリーの『お灸教室のご案内』をご覧下さい。

近々、ブログでも『むくみ』について書いてみようと思いまーす!

『疲れやすさ・だるさ』の話・その2

前回に引き続き、『疲れやすさ・だるさ』の話のはじまり、はじまりぃ~!

今日は『疲れにくさ』に注目してみようと思います。

               *

「こんなに忙しいのに、そんなに疲れていないなぁ…」

不思議に思うことがあります。

例えば、ここぞっ!という仕事の真っ只中。

どんなに不規則の生活であっても、脳ミソも体もフル回転!

ただ、これには落とし穴があり、

その大事な仕事がクリアできた直後に、風邪を引いたり、

どっと疲れやだるさが押し寄せてくる!

本来、私たちは朝目覚めると交感神経(自律神経の1つ)がぐっと働き、

体も心も活動的になります。

夜になると、副交感神経に切り替わり、

リラックス・モードになり、スムースに眠ることができます。

このサイクルが乱れ、体が活発になる交感神経が長く働くと、

脳ミソも体も「疲れたぁー!」とSOSを送っても、

当の本人は大事なことをクリアするのに手一杯で気づかない…。

こんな時は、『疲れにくい』のではなく、『疲れに気づけない』状態ですね。

ちなみに、副交感神経が長く働く…、例えば寝すぎるとどうなるでしょうか。

目が覚めても、交感神経へのスイッチが切り替わりにくく、

ぼやーっとだるさを感じます。

                *

私の場合、『疲れにくさ』と『季節』はとても関係が深いですね。

夏は代謝がよく、ぱっぱか動いても疲れにくい!

冬はぐぐーんと代謝が落ち、疲れやすいとまではいかなくても、

動きが鈍い!

                *

基本的なことですが、3食バランスのとれた食事を取り続け、

睡眠もそこそこにとれているときは、疲れにくい!ですね。

                *

ところで、

筋肉の硬くなる原因って何が考えられるでしょう。

すぐ思いつくのは、スポーツなど運動のしすぎでしょうか。

実は、筋肉は使わなすぎても硬くなり、

筋肉自体が疲労しやすくなります。

日々、ほどよく動いていると、

筋肉の柔軟性や筋力が保て、疲れにくいですね。

年齢とともに筋肉も老化してくるので、

若いときのように疲れない!わけではないですが…。

(あっ! 自分のことです)

                 *

2回続けて『疲れ・だるさ』について書いてみました。

生理前や生理中、二日酔い、貧血、胃下垂、低血圧、冷え症なども

影響することがあり、

『疲れ・だるさ』の原因はたくさんありますね。

「動けないほど体がだるいのに、病院での検査では異常がない…」

そんな方が鍼灸院に来られるときがあります。

鍼灸治療では、『疲れやすさ・だるさ』の原因を見極め、

原因の一つひとつを解消するツボに鍼やお灸をします。

                *

5月8日(火)と5月20日(日)のお灸教室のテーマは、

『疲れやすさ・だるさをとって軽くなろう!』です。

筋肉の疲労、脳ミソの疲労(=頭の使いすぎ)、自律神経の乱れなどを

解消するツボへのお灸とツボ押しを参加者の皆さんとします。

当鍼灸院で、のほほほほ~としているお灸教室です。

興味のある方はお気軽にご参加下さい。

お灸教室のご案内は3月29日のブログでご紹介しています。

                *

今日からゴールデン・ウィークの方が多いのでしょうか。

ステキな連休になりますように!