コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

首こり・肩こりに効く意外なツボ

暑いですね。

皆さん、お元気ですか。

これは、今日仕事場から撮った、夏雲。

太陽光線のおかげか、夏の雲はただの白ではなく、

奥行きを感じさせるコントラストがあり、かっこよくて、

他の季節よりも写真を撮る機会が多いような気がします。

               *

雲と言えば、ツボの名前で『雲門 うんもん』があります。

(安直な話の展開。 すみません。)

でもでも、

この『雲門』穴はすぐれもの。

手の太陰肺経(たいいん・はいけい)という、経絡上にあります。

肺経にあるツボに鍼や灸をすることにより、

咳・喘息・風邪など肺にかかわる疾患を改善します。

それだけではありません。

この画面を見ている、肩こりさん、首こりさん。

ちょっとこのツボを押してみてください。

場所は鎖骨の外端の下のくぼみ。

腕の骨の内側。

左右あります。

イタ気持ちよくありませんか?

このツボは肩こり・首こりにも効きます。

               *

上図をもう一度見ていただきたいのですが、

『雲門』のちょっと下に『中府 ちゅうふ』というツボがあります。

このツボも肺経上にあり、作用も一緒。

こんなふうにツボ・マッサージをすると、

イタ気持ちいい…。

首こり・肩こりって、後ろとか外側(横)の筋肉のこりが

気になる方がほとんどですが、

実際は前面もこっている方が多い!

だから、首のストレッチングは、上を向いて、

首の前の筋肉も伸ばすことをおすすめします。

               *

おまけの話。

今日は原稿を書くより、絵を描くのに

すいぶん時間を費やしてしまったっ!

マッチョマンな女子になっちゃった…。

小学生の時、お絵かき教室に通っていたのになぁ~。

はりきゅう雑話~腰痛治療 その1

腰痛特集も今日が最終回。
鍼灸治療と、自分でできる治療法をご紹介します。

東洋医学では、気(き)、血(けつ)、津液(しんえき)が、
経絡(けいらく)という特殊な通路を通って全身に流れることにより、
正常な機能が営まれていると考えています。

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  ツボ・モデルくん、登場。
  

足の太陽膀胱経(あしの たいよう ぼうこうけい)という経絡。
目頭の外から始まり、ひたい、頭頂と上り、
後頭部、うなじ、背中(背骨の外側を2本平行に走っている)、
腰、おしりの中央、脚の後面と下り、
外くるぶしの外側を回って、足の小指外側に至ります。

この経絡は、腰も通っているので、腰痛治療によく使われます。

人体の経絡の中で一番長く、
この経絡の上にツボが片側67穴、左右あわせて134穴あります。
ツボ・モデルくんは、左側しか経絡が書いてありません。

これらのツボの中から、反応のあるツボをみつけて、そこに
鍼や灸をすることにより、この経絡の流れを改善させます。

すると、血流がよくなり、筋肉もほぐれ、腰痛も改善します。

鍼灸師によって、治療方法は様々です。
私は、問診、姿勢・動作分析、触診を行い、
先に述べた「足の太陽膀胱経」のツボや、
それ以外のツボに鍼や灸をします。
背中、おしり、太ももの外側・後ろ、ふくらはぎ、腕、おなかにあるツボなど。

鍼治療は、ツボに鍼を刺してから、すぐ抜く方法や、
20分ほど刺したままお灸をする方法など、
そのツボの状態や、その方の体質・体調にあわせて、
方法を決めています。

横になっていても、筋肉が緊張していると、
チクッと筋肉が痛いことがありますが、一瞬です。
その後は20分程そのままにしていても、ほとんど何も感じません。

少しずつ血流が良くなり、筋肉がほぐれてくるので、
体が重く感じることはあります。

お灸は、箱灸(はこきゅう)や棒灸(ぼうきゅう)を使います。
熱くはありません!
約15分間、背中やおしり、脚をじんわりと芯まで温めます。
腹筋も緊張している時は、おなかにも鍼や灸をします。

今まで、痛みが長く続いたり、強かったり、
腰に負担がくる仕事などをしていると、元に戻りやすいので、
最低でも週1回、1~2ヶ月間、集中して鍼灸をされることをおすすめします。

鍼灸がくせになることはありません。
鍼灸治療は、人体が持つ自然治癒力を活性化することにより、
症状を改善していきます。

常時、経絡の流れがよくなれば、血流もよくなり、
筋肉の柔軟性も出て、身体的ストレスや精神的ストレスを受けても、
腰痛が悪化しにくい、出にくい体に変わってきます。
そうすれば、治療の間隔を減らしていきます。

体型的に腰を痛めやすい方や、仕事柄どうしても腰に負担がかかる方は、
腰痛がなくなっても、予防という点から、1~2ヶ月に1回程度、
メンテナンス(調整)に来られることをおすすめします。

東洋医学や鍼灸に興味があっても、鍼が怖い~!という方は、
箱灸や棒灸から始められたらいかがですか。
鍼とお灸のセットほどではありませんが、筋肉はリラックスし、
気持ちがいいですよ。

おおーっ、鍼灸治療のご紹介だけで長いブログとなりました。
一緒に説明しようとした「自分でできる腰痛治療」は、
次回にさせていただきます。
すみません。

福岡で女性専門の鍼灸院をしています。
ホームページに箱灸と棒灸の写真を載せているので、
よろしかったら、ご覧下さい。

レディース鍼灸ことう
http://www.ladies-kotou.com/about.html

はりきゅう雑話~不眠と鍼灸

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 上に真っすぐ伸びていく枝って
 かっこいい!

「眠れない…」という悩みで
当鍼灸院に来られる方は今までいませんが、
問診をすると、「寝つきが悪い」とか、「眠りが浅い」とか、
「早朝、目が覚めてそのまま眠れない…」と訴えられる方がいます。

不眠の原因はさまざま。
眠る直前まで、心配事や悩み事など考え込んだり、
頭をかなり使う仕事や課題をしたりすると、
脳が緊張し続け、寝つきが悪くなる…。
私の場合は夕方以降に濃いコーヒーをガブガブ飲むと
夜中まで目が冴えて大変!

前回ブログで書いた『日内リズム』。
平たく言えば『体内時計』。
だいたい決まった時間に眠くなり、
ある程度の時間眠ると目が覚めるのは、
この『日内リズム』が体の中に備わっているおかげ。
ただ、休日前夜に夜更かしをし、休日に遅くまで寝ていると
このリズムが崩れ、眠くなるタイミングがずれてしまうことも。

足の裏、かかとのふくらみの部分の中央にある、
『失眠 しつみん』というツボ。
『失眠』とは、中国語で『不眠』という意味。
症状がツボ名になっているのは、とても珍しい。
ここに棒灸という、熱くなくほどよい温かさのお灸をします。

不眠の方は心のモヤモヤや眠れないストレスで、
首や肩、背中の筋肉がカチコチになっていることも。
鍼や灸で硬くなっている体をほぐすと、
心もリラックスしやすくなります。

心がモヤモヤになるほどの、精神的ストレス。
そのストレスにどう対応するか…。
眠りを呼び戻すために、心自体もほぐしたいですよね。

以前読んだ雑誌で、とても心に残っているものをご紹介。

6つのストレス対策。

1.闘う
問題解決のために、とにかく行動し、ストレスとなることを解消。

2.忘れる
どんなに考えても答えが出てこないストレスや、
多くのストレスに心が押しつぶされそうな時、
一時的に別のことをして、ストレスになることを考えない。
距離を置くことにより、別の視点で見えてくることも。

3.開き直る
ストレスに対して見方を変えると、
そのストレスがどうでもいいことに見えてくることも。

4.避ける
必ずやらなければならないことは、そうはいきませんが、
避けて通れるものなら、ストレス対象に近づかない。

5.浸る
ストレスによる悲しみ、つらさ、怒りなどの感情に
思い切り浸ってみる。
その後、気持ちが晴れ、乗り越える力が沸いてくることも。

6.小分けにする
大きなストレスを一度に解決しようとせず、
できることから、ちょっとずつ、気長に解決していく。

この6つのストレス対策。
自分は無意識に使い分けているように思いますが、
皆さんはいかがでしょうか。

福岡で鍼灸師をしています。
鍼灸治療を通して、心と体のバランスを整えることも
大事だと思っています。
レディース鍼灸ことう へはこちらから。
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胃の調子を整えるツボ・マッサージ

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食べすぎや飲みすぎだけでなく、
ストレスや冷えで胃の調子が悪くなることもあります。

下手な絵ですみませんが、お腹回りの絵のつもり。
みぞおちのあたりが『巨闕 こけつ』というツボ。
みぞおちとおへその中間が『中脘 ちゅうかん』
おへそから指3本分外側にあるのが『天枢 てんすう』

押す強さは気持ちいいと感じる程度。
胃がむかつくときはそっとさする程度。

胃の調子が悪いと背中が張ったり、こわばったりします。
お腹のマッサージがきついときは、
背中の、背骨の両外側で、胃の高さに位置するところを
さすってもらうと楽になります。
『胃兪 いゆ』というツボがあります。

明日は凍りつくほどの寒さだとか。
お酒は飲みすぎると胃を冷やすので、ほどほどに。

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胃を守るツボたち

今週、来週は忘年会のはしごでしょうか。
皆さんの胃はお達者ですか。
胃の位置にあるツボは、もちろん胃腸症状を治すときにも
鍼灸で用いられます。

ツボの起源は石器時代の中国。
長い年月をかけた治療体験から、
この症状にこのツボ!と体系化されてきました。
胃に位置するツボをいくつかご紹介します。

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『不容 ふよう』
写真の下の縁がおへそのライン。
鎖骨の下から3本の経絡が平行に走っていますが、
胸の下から幅が狭くなります。
その中の一番外側(黄色)の経絡で、
幅が狭くなってすぐのツボが『不容』。
[容]は受納の意味。
胃の受納能力の限界がちょうどこのツボのあたり。
それで、この名前がついたそうです。

『承満 しょうまん』
[承]は受納の意味。
このツボは『不容』の下にあり、
食べた物の量が満タン!ということで
つけられた名前。

『腹通谷 はらつうこく』
この写真では、『承満』の左隣のツボ。
(体の中央にある経絡以外は
 すべて左右対称に計2本あります)
食べた物を上から下に通す道になっているから、
この名前がつけられました。

こんなふうにツボの名前には
一つひとつ意味があります。
皆様、これらのツボが悲鳴をあげないよう、
新年会まで楽しいお酒と食事をどうぞ…。

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