コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

めまいのタイプ別鍼灸治療

急に立ち上がったら、頭がクラクラクラクラ……。

お風呂から上がったら、目の前が真っ暗くら……。

こんな『立ちくらみ』は、脳の血液不足が原因。

 

 

私たちが住んでいる地球には重力がある。

立ち上がったときに、重力の影響で血液が一旦下がる。

そのときに、血液を押し上げる心臓のポンプ力が間に合わず、

一時的に脳の血液が不足し、立ちくらみが起こる。

 

 

首こり・肩こりさんや冷え症さんなど、

血の巡りが悪く脳への血流が不足がちの場合も、

立ちくらみのようなめまいを起こすことがある。

また、鉄欠乏性貧血や生理中・妊娠中の貧血状態でも

同じようなめまいを起こしやすい。

起立性低血圧とは、起き上がったり立ち上がったときに

急に血圧が下がり、立ちくらみを起こしやすい状態のこと。

低血圧さんだけでなく、

降圧剤を服用している高血圧さんも起こしやすい。

 

 

貧血や低血圧かも…と思ったら、

病院で血液検査や血圧測定をしてもらおう!

必要だったら治療も受けよう!

首こりや肩こり、冷え症が原因の場合は、

血の巡りを整えるツボに鍼やお灸をして、

脳への血流不足を解消させてめまいをとろう!

 

 

これは前から見た右耳。

鼓膜の奥に中耳、その奥に内耳がある。

内耳には、体の平衡感覚を感じとる三半規管(さんはんきかん)と、

音を感じとる蝸牛管(かぎゅうかん)がある。

工事現場などで常に大きな音にさらされると、

内耳がダメージを受け、難聴とともにめまいを起こしやすい。

理由もないのに突然難聴になる突発性難聴でも

めまいを伴うことがある。

メニエール病は、内耳のトラブルが原因。

同じようなめまいや耳鳴り、難聴などの症状があらわれる。

 

 

内耳が原因の場合、

天井がグルグル回るようなめまいが、

やがてフラフラするようなめまいに変わる。

内耳の病気かも…と思ったら、すぐ耳鼻科に行こう!

耳の病気は放っておくと治りにくい。

内耳のトラブルとわかったらすぐ治療を受けよう!

首や肩のコリが強いことが多く、

鍼とお灸の併用もおすすめ。

 

 

体の平衡感覚は小脳でもコントロールしているので、

小脳のトラブルでも同じようなめまいが生じる。

内耳の病気でない場合は、

脳神経外科を紹介してもらおう!

 

 

精神的な要因でもめまいは起こる。

ストレスで自律神経が乱れたとき…。

更年期で自律神経が乱れたとき…。

精神的に不安定でうつ状態に陥ったとき…。

この心因性のめまいは、フワフワとした感じのめまいで、

長く続きやすい。

不眠、だるさ、落ち込み、不安などの症状も伴いやすく、

心療内科で相談してみよう!

心に働きかけるツボもたくさんあり、

鍼とお灸の併用もおすすめ。

首や肩がこっていることもあり、

鍼灸で取り除くと心身ともにリラックスする。

 

 

このようにめまいの原因はたくさん。

めまいのタイプによって鍼灸治療も変わる。

めまいが気になったときには、

まず病院へ行き原因をつきとめよう!

 

花粉症や風邪に鍼とお灸はいかが?

髪を切りに行った。

真冬にえりあしを刈り上げたのは久しぶり。

帰り道、風府(ふうふ)と風池が寒~い!

 

 

 

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風府はうなじの中央にあるツボ。

風池はその斜め外側、かつ下にある。

 

 

 

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ドアップにしても画像が見えづらく申し訳ないが、

肩甲骨と背骨の間には、風門というツボもある。

名前に『風』がつくツボは、風の通り道。

体が弱っていると、

これらのツボから風邪(ふうじゃ)という邪気が体に入り込み、

カゼを引きやすい。

寒風吹きすさぶ日にマフラーをするのは、

寒さ対策だけでなく、カゼ予防にもなる。

 

 

 

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赤いラインは、手太陰肺経(て・たいん・はいけい)という経絡。

途中で枝分かれして肺にもつながっている。

カゼを治すときには、この経絡の上にあるツボをよく使う。

カゼと花粉症の症状は似ているので、

花粉症でもこの経絡上のツボを使うことがある。

しかし、カゼと花粉症とでは原因が違うので、

根本的な治療も異なる。

 

 

花粉症は、免疫システムの誤作動が原因となる。

本来『花粉』は些細な刺激なのに、

目や鼻や皮膚の粘膜にくっつくと異物と認識され、

体から追い出せ!!!と、

止めどもない鼻水や涙など様々なアレルギー症状が現れる。

 

 

花粉症の治療は諸症状を鎮めるだけでなく、

免疫システムの誤作動を正常に戻すことが大切。

花粉症の時季以外でも

この免疫システムを整えるツボに鍼やお灸をし続け、

花粉に過剰に反応しない体質に戻そう!

 

 

カゼを引きやすい方は、風邪が流行しやすい時季に予防も大切。

風邪予防のツボに鍼とお灸をしよう!

 

 

来年2017年2月7日(火)に、
太宰府市いきいき情報センターで開催予定。
市外在住の方でも参加自由!
また、当院でも来年2017年2月14日(火)と17日(日)に、
どちらの講座も簡単に実践できる内容!
花粉症やカゼにお困りの方は、
これらの講座で一緒にお灸をしよう!
さて、『おまけの話』。
長年たんたんとやっていたことが、ちょっとした拍子に
「なーんだ、こんなふうにやったほうがいいじゃない!効率もいい!」
と、気づくことがある。
また、「こんなふうに考えたほうがいい方向へ進んでいきそう!」
と、気づくこともある。
なんで、早く気づかなかったのかな…。
効率が悪くても、考え方がいまいちでも、
やり過ごしちゃっている。
脳ミソがコリかたまっているなぁ…。
これはいかん!
というわけで、今年は美術館や博物館へひょこひょこ足を運んだ。
素晴らしい作品や技術に触発され、心が躍る!
そして、作家や技術者の深い話しに
心が動く!広がる!柔らかくなる!(感じがする…)。
それがブログに反映されたとは思えないまま、
今日が今年最後のブログとなりました。
ブログ開始当初から読んでいる、そこのあなた!
根気強く読んでいただき、誠にありがとうございます。
途中から読み始めた、そこのあなた!
しょうもない話にもつきあっていただき、ありがたいことです。
再度読み始めた、そこのあなた!
こりもせずにありがとさんでございます。
今日初めて読んだ、そこのあなた!
コトー・ワンダーランドへようこそ! これからもよろしくです!
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来年、皆様に素晴らしい出会いと出来事がありますように…。

特集ブログ~膝関節痛の鍼灸治療③~膝関節痛の鍼灸治療とセルフ・ケア

特集ブログ『膝関節痛の鍼灸治療』。

第1弾では膝関節の構造を、

第2弾では膝の痛みにかかわる筋肉をご紹介!

第3弾は、膝関節痛の鍼灸治療とセルフ・ケアを紹介しちゃうよぉ~~~!!!

 

 

膝関節痛の原因は、神経・関節・筋肉・半月板・靭帯…と様々。

治療にあたっては何が原因か把握することが大切。

 

 

痛みが強いと、少しでも痛くないようにかばって

立ち上がったり、座ったり、歩いたりする。

その不自然な動かし方が長ければ長いほど、

使っている筋肉は疲労し、硬くなって痛みが生じる。

それは膝周辺の筋肉にとどまらず、

同側の股関節や足関節周辺の筋肉や、

反対側の膝の筋肉にまで及ぶことがある。

 

 

鍼灸治療では関節の変形を治せないが、

筋肉由来の痛みをやわらげることはできる。

また、鍼とお灸によって、それらの筋肉に柔軟性がでれば、

筋肉トレーニングもしやすくなり、

膝の安定性や運動性のアップにも結びつく。

 

 

 

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鍼をしたまま台座灸。

 

 

 

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鍼をしたまま棒灸。

 

 

 

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刺した鍼の上にモグサをのせてお灸をする。

 

 

当鍼灸院では、鍼とお灸とセットで、

膝関節痛の治療に取り組んでいる。

膝は使わないわけにはいかないので、

『日々のセルフ・ケア』の指導にも力を入れている。

 

 

①装具とサポーターの装着

痛みが強いときや長時間の立位・歩行には、

膝装具やサポーターをして、

関節や筋肉などへの負担を軽減させよう!

 

 

②ストレッチング

ストレッチングで膝周辺の筋肉に柔軟性がでると、

膝関節の動かせる範囲が広がり、体が動かしやすくなる。

また、筋肉が疲れにくく、運動の耐久性も高まる。

息を止めてしまうほど痛みに耐えてストレッチングをすると、

逆効果!

『適度な負荷』がとーっても大事!

 

 

③筋肉トレーニング

膝関節を守るのは膝周辺の筋肉。

弱っている筋肉や硬い筋肉は疲れやすい。

ストレッチングやマッサージなどで筋肉をほぐしながら、

少しずつ筋肉トレーニングをしよう!

 

 

④体重管理

急激な体重増加は膝の負担となり、

痛みを生じやすい。

適量の食事や適度な運動で、

体重をコントロールすることが膝関節痛の予防となる。

 

 

⑤お灸

膝周辺のツボや押して痛いところにお灸をする。

血流がよくなり、硬い筋肉がやわらぎ、

筋肉の痛みも軽減する。

お灸が気になる方は、12月13日(火)と18日(日)に開催する、

当院のお灸教室(テーマは膝関節痛)にぜひ参加してほしい!

 

 

今回の特集では日頃の感謝をこめて動画付きのブログを企画!

しっしかし、予想以上に難航…。

動画の撮影では、1話を5分以内に収めきれない。

それだけ膝関節痛の治療の留意点がたくさんあるんだなぁ…。

スタートさせたからには、形にして終わらせないと!!!

 

 

撮影中、コトーはたびたびタイムをかけ、

どの話を削り、どんな順序で話したらわかりやすいか、考えた。

その間、モデルとカメラマンはスマホを見て、じっくり待ってくれる…。

セッテイングから3話の撮影、そして片付けまで5時間!

 

 

終盤はヘロヘロになっているけれど、温かい目で

動画第3話『膝関節痛の鍼灸治療とセルフ・ケア』を見てほしい!

撮影を手伝ってくれたモデルとカメラマン、

そしてこのブログを読んで動画まで見てくれた皆さん、

本当に本当に本当にありがとさーん!!!

 

 

特集ブログ~膝関節痛の鍼灸治療②~膝の痛みにかかわる筋肉

特集ブログ『膝関節痛の鍼灸治療』。

第1弾の前回は、膝関節の構造をご紹介!

 

 

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膝関節を構成しているのは、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)。

2つの骨には靭帯や半月板がくっつき、

膝を安定させつつ、ケガから膝を守っている。

 

 

膝関節の変形や、靭帯・半月板などの損傷で、

膝関節が不安定になったときには、

たくましい筋肉で膝の安定性をカバーする。

筋肉の働きは関節を動かすだけじゃない。

 

 

柔軟性が乏しく硬い筋肉は、ちょっと使っただけでも疲れやすく、

疲労物質の乳酸などがたまって、筋肉痛をおこしやすい。

 

 

筋肉はほとんど骨に付着している。

筋肉が痛むときは、その骨の付着部に痛みが生じやすい。

膝を動かす筋肉だけでなく、

股関節や足首を動かす筋肉の一部は、

膝関節周辺の骨に付着している。

 

 

ということは………、

膝関節だけでなく、

股関節や足関節を動かす筋肉の疲労でも、

膝周辺に痛みが生じることがある。

 

 

膝が痛いとき、

『膝の関節自体の痛み』なのか、

『膝周辺の筋肉の痛み』なのか、

表面から見ただけではわかりづらい。

 

 

また、『膝関節自体の痛み』が強いと、

少しでも痛くないように立ち上がったり、

座ったり歩いたりする。

その不自然な動かし方も長く続けば

使っている筋肉は疲労し、ガチガチになって痛みが生じる。

 

 

『膝関節自体の痛み』であっても、

『膝周辺の筋肉の痛み』であっても、

筋肉の状態を調整することは大事。

…………………と、コトーは思う。

それでは疲労したときに、

膝周辺に痛みが生じやすい筋肉を1つご紹介!

 

 

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太ももの前にある、大腿四頭筋(だいたい・しとうきん)。

4つの筋肉の総称(赤の斜線部分)。

膝を伸ばすときに働く。

4つの筋肉は各々、骨盤の前と大腿骨の頭にくっつき、

膝蓋骨の上あたりで腱となり、合わさる。

そして、腱は膝蓋骨をくるんだ後、脛骨の頭にくっつく。

この筋肉が痛むときには、膝蓋骨の上や下に痛みが出やすい。

 

 

他にも2つ、動画でご紹介!

素人撮影隊があーじゃない…こーじゃない…と

何度も撮り直した苦心作!

ぜひ見てほしい!

って、きちんと紹介できているか、自信はない…。

 

 

次回は特集ブログ最終回。

膝関節の鍼灸治療とセルフ・ケアをご紹介!

よろしくです!

 

 

 

 

特集~膝関節痛の鍼灸治療①~膝関節の構造

ブログを書き始めて6年9か月。

550回を記念し、

『皆さん!読んでくれてありがとう月間!!』と題して、

ボーナス・ブログを送ります。

といっても、抽選でプレゼントが当たる!!!わけではありません。

いつもより手間がかかっている…だけ…で…す…。 ブハハハハ~!

 

 

椅子に座る。 しゃがみこむ。 正座になる。 立ち上がる。

歩く。 階段を上り下りする。 ジャンプする。 走る。

膝が痛くなると、いろいろな動作に膝がかかわっていることに気づく。

鍼灸治療で膝の変形は治せないが、

痛みをやわらげることはできる。

今回は膝関節痛を特集するよ~ん!

 

 

 

leg_yk_001

太ももの骨は大腿骨(だいたいこつ)。

骨盤と接している部分が股関節。

骨盤の、股関節部分は球状にくぼみ、

大腿骨の頭が3分の2、入り込んでいる。

そのため、股関節は多少の衝撃では抜けにくい。

 

 

膝下の骨は脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)。

膝関節を構成しているのは大腿骨と脛骨。

この2つの骨は重なっている部分がないため、

膝関節は股関節よりも衝撃に弱い。

 

 

 

menisci_yk_001

 

右膝関節。

膝を90度曲げたまま、前から見た図。

脛骨のてっぺんにあり、

大腿骨と脛骨のクッションの役目をしているのが、半月板。

 

 

 

menisci_yk_002

大腿骨を取り除き、脛骨を上から見た図。

膝の内側にあるのが内側半月板(青)。

C型をしている。

外側半月板(赤)はO型。

2つとも繊維軟骨からできている。

半月板のおかげで、大腿骨と脛骨はこすれることなく、

スムースに膝を動かせる。

 

 

 

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膝を90度曲げたまま、前から見た図。

膝関節を側方からガードしているのが、側副靭帯(そくふく・じんたい)。

内側側副靭帯(青)は大腿骨から脛骨についている。

外側側副靭帯(赤)は大腿骨から腓骨についている。

両側の靭帯とも膝を伸ばした時に緊張し、

曲げたときにゆるむ。

 

 

 

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膝を90度曲げたまま前から見た図。

十字靭帯は大腿骨と脛骨の間の中央にある。

 

 

 

crucilate_ligaments_yk_002

右膝関節を内側から見た図。

大腿骨を上に引っぱり上げている。

前十字靭帯(青)は、脛骨中央の手前部分から、

大腿骨中央の奥についている。

後十字靭帯(赤)は、脛骨中央の奥から、

大腿骨中央の手前についている。

十字靭帯のおかげで、膝関節の前後の安定性が増し、

過度な動きを制限している。

 

 

膝関節には靭帯が他にもたくさんあり、

半月板ととも膝関節を安定させつつ、

危機(=怪我)から守っている。

ありがとーっ!

 

 

それにしても、

膝関節の構造を文章と図だけで伝えるのは難しいなぁ~~。

ということで、

膝関節の模型を使って説明してみました。

2年ぶりの動画です。

5分なんてあっという間!

話したいことの5分の1も話せなかった…。

まとめるのって難しい…。

コトーの鼻声なんてどーでもいいので、

膝の模型をぜひ見てください。

次回は膝にかかわる筋肉たちをご紹介します。

よろしくです!

 

 

12月13日(火)と18日(日)には、

当鍼灸院内で『膝関節痛』をテーマに

お灸教室を開催します。

そちらもよろしくです!