コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

鍼灸の陰と陽

だんだん日が登るのが遅くなり、

日が暮れるのが早くなってきました。

夏から秋、冬へと季節が移り変わりますね。

この変わっていく過程を、東洋医学では『陽消陰長』といいます。

逆に、冬から春、夏へと移る過程は『陰消陽長』。

               *

うわっ!

手描図が大きくでてしまった!

陽の中に陰があり、陰の中に陽がある、太極図。

『陰陽論』の起源は中国の古代哲学で、

日光に向かうのを陽、日光に背を向けるのを陰とする考えから

スタートしたそうです。

やがて医学にも応用されるようになりました。

                *

最近、すっかりメジャーになった『経絡 けいらく』。

体中にはりめぐらされた通路のこと。

『気』と『血』が経絡を通り、

各臓器などに栄養を送り、臓器の機能を調整します。

その『経絡』の代表的な12本も陰と陽に分けられます。

例えば、肩こりや腰痛の鍼灸治療によく用いられる

『足太陽膀胱経 あし・たいよう・ぼうこうけい』。

『陽』の経絡です。

体の中で一番長い経絡で、

「目頭の外⇒ひたい⇒頭頂⇒後頭部⇒背中⇒お尻

⇒ももの後ろ⇒ふくらはぎ⇒足の小指」を通っています。

朝日を浴びるツボ・モデル。

膀胱経の上にのっているツボは、67個!

この経絡は右にも左にもあるので、左右あわせて134個!

膀胱経の相棒は、陰の経絡『足少陰腎経 あし・しょういん・じんけい』。

「足裏⇒脚の内側⇒胴体前面⇒鎖骨下縁」を通っています。

腎経の上にのっているツボは、27個。

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経絡の上にあるツボに鍼刺激や灸刺激をすることにより、

経絡の流れを良くして、その経絡に係わる症状を治していく。

それが古代からの鍼灸治療の考え方です。

また、陰と陽のバランスも考慮されます。

先ほどの『足太陽膀胱経』と『足少陰腎経』のバランスがどうなっているのか…。

東洋医学って奥が深く、おもしろい!難しい!

首こり・肩こりに効く意外なツボ

暑いですね。

皆さん、お元気ですか。

これは、今日仕事場から撮った、夏雲。

太陽光線のおかげか、夏の雲はただの白ではなく、

奥行きを感じさせるコントラストがあり、かっこよくて、

他の季節よりも写真を撮る機会が多いような気がします。

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雲と言えば、ツボの名前で『雲門 うんもん』があります。

(安直な話の展開。 すみません。)

でもでも、

この『雲門』穴はすぐれもの。

手の太陰肺経(たいいん・はいけい)という、経絡上にあります。

肺経にあるツボに鍼や灸をすることにより、

咳・喘息・風邪など肺にかかわる疾患を改善します。

それだけではありません。

この画面を見ている、肩こりさん、首こりさん。

ちょっとこのツボを押してみてください。

場所は鎖骨の外端の下のくぼみ。

腕の骨の内側。

左右あります。

イタ気持ちよくありませんか?

このツボは肩こり・首こりにも効きます。

               *

上図をもう一度見ていただきたいのですが、

『雲門』のちょっと下に『中府 ちゅうふ』というツボがあります。

このツボも肺経上にあり、作用も一緒。

こんなふうにツボ・マッサージをすると、

イタ気持ちいい…。

首こり・肩こりって、後ろとか外側(横)の筋肉のこりが

気になる方がほとんどですが、

実際は前面もこっている方が多い!

だから、首のストレッチングは、上を向いて、

首の前の筋肉も伸ばすことをおすすめします。

               *

おまけの話。

今日は原稿を書くより、絵を描くのに

すいぶん時間を費やしてしまったっ!

マッチョマンな女子になっちゃった…。

小学生の時、お絵かき教室に通っていたのになぁ~。

はりきゅう雑話~ 背中のこりこり

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首がガチガチで回らなくて…とか、
腰が硬く痛くて…とか、
背中の部分的なコリや痛みを訴えられても、
実はうなじから腰まで筋肉が硬くなっていることはよくあります。

背骨の両脇にある筋肉は一番長いのでは、
後頭部から骨盤(お尻の上部)までついています。

上(首・肩)が長い間硬かったら、下(腰)へもコリが伝染。
逆もしかり…。

この1ヶ月ほど例年よりも寒いせいか、
背中のコリコリ具合も他の季節より強い気がします。

当鍼灸院では、うつぶせになっていただき、
写真の箱灸(5合升を使ったお灸)を
左右の肩甲骨の間と、お尻上部の2ヶ所に置き、
他の季節より長め、15分ほどじんわりと温め、
背中の筋肉をほぐします。

うつぶせがきつい方は、下の写真の棒灸で背中を温めます。
棒灸は皮ふから3~5㎝離しながら温めます。
箱灸も棒灸も効果は一緒です。

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同時に、棒灸で、ふくらはぎから足の裏まで温めると
お尻や足の冷えも改善しますよ。

女性専門鍼灸院 レディース鍼灸ことう へはこちらからどうぞ…
           http://www.ladies-kotou.com/

肩こりの手当て ~鍼灸編

肩こり特集第4弾!
下手な手書きの絵とともにツボ・マッサージをご紹介します。

 

 

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『肩井 けんせい』

親指以外の4本の指を反対側の肩口にのせ、
中指先端があたるところ。

中指でツボを10~30回もみ、
親指と他の4指でツボの付近をはさんで
0~20回持ち上げる。

 

 

 
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『風池 ふうち』

首の後ろ、髪の生え際あたりで
2本の太い筋肉の外側からわずかに離れたくぼみ。

親指で両方のツボを約1~2分間もむ。
強さは痛気持ちいい程度。

長時間パソコンとにらめっこ、など

眼精疲労による肩こりに効きます。

 

 

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『曲池 きょくち』

肘を曲げた時にできる、
肘の横じわの、親指側の端のくぼみ。

肘を曲げ、腕組みのようにして、
反対の手の親指で、初めは弱く、
次第に強く外向きに30~40回もむ。
手作業にともなう肩こりに!

『曲池』から指の幅3本分
親指方向へずらしたところにある
『手三里 てさんり』のほうが効く方もいらっしゃいます。

 

 

 

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『合谷 ごうこく』

手の甲側で、
親指と人差し指の骨(白地の細長い部分)の間で、
2本の骨が合流するところ
の少し手前のくぼみ。

絵のように手をかさね、反対側の親指で
人差し指の骨の下から上へ押し上げるように
1~2分間こねるようにもむ。
押す方向(下線を引いた文)がポイント!
手の疲れ・目の疲れからくる首・肩こりに効きます。

 

 

鍼灸で肩こり治療に用いるツボはたくさんありますが、
今日は代表的かつ、わかりやすいツボをご紹介しました。

ご自分に効きそうなツボはありましたでしょうか。

当鍼灸院では一人ひとりにあったツボに細い鍼をして、
箱灸という、熱くなく、温かいお灸をして、
首・肩・背中など硬くなった筋肉を緩め、血流を良くし、
全身を調整します。

首・肩こりのコリ具合や全身状態により、
来院期間や頻度は異なります。
鍼灸って、くせになるんじゃないの?
と聞かれた事がありますが、そんなことはありません。
筋肉が柔軟になれば、こりにくくなります。

 

 

当鍼灸院ではツボ・マッサージの仕方や、
首・肩・背中などの筋肉のストレッチ方法なども
ご希望の方には実際に一緒にやりながら教えます。

詳しくはレディース鍼灸ことう をどうぞご覧下さい。
http://www.ladies-kotou.com/

 

肩こりの手当て ~自分編

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肩こり特集第3弾!(勝手にシリーズ化)
皆さんはどんな時に、肩のこりを感じますか?
仕事や家事で、同じ姿勢を長時間続けていた時に、
強く感じるのでは?

肩こりを自分で予防・解消するキーワードは3つ。

 

 

『姿勢』

猫背だと、あごを突き出すようになり、
首の後ろの筋肉が常にかなりがんばっているので、
首・肩こりになりやすいです。

丸くなった背中をぴんとして、
あごをちょっと引くだけでも
首の後ろの筋肉は楽になります。

逆にあごを引きっぱなし、
つまりデスクワークなどで下を向きっぱなしだと、
首の後ろの筋肉はストッレチされっぱなし!

これも実は筋肉にとってつらい。
パソコンの画面が目の高さにあると
首の負担は減ります。

 

 

『動かす』

何気なく私たちは同じ姿勢を長く続けていますが、
重力に抗してその姿勢を保持し続けるために
筋肉は必死になっています。

だんだん血流が悪くなり、筋肉に疲労物質がたまり、
硬くなったり痛みが起こります。

そうならないためには、体を動かすことによって、
筋肉を動かし、よけいな筋肉の緊張を取り除き、
血流をよくすること!です。

ずっと座りっぱなしならば、ちょっと歩くだけでも
だいぶ解消されます。
そうできない時は、まめに首、肩、腕を
ゆっくり大きく回せたらいいのですが…。

 

 

『リラックスする』

仕事や家事に追われ、寝る間際までバタバタしていると、
肩こりの方は肩の力が常に入りすぎて、抜けなくなります。

今、深呼吸をした後、肩の力が抜けますか?
仕事帰りの電車やバスの中で深呼吸をする、
お気に入りの入浴剤を入れて浴槽にじっくりつかる、
リラックスする音楽を聴く、などなど
全身の力を抜く時間をちょこっとでも作りたいですね。

日々の生活に追われて、自分で肩こりの予防や
解消をするのはなかなか難しいですが、
そんな時ほど自分の体の状態を気にしてあげる
心の余裕が欲しいと自分でも思います。

あ~、でも、『手当て』って、自分の『手』よりも
他人様の『手』のほうが気持ちがいいですよねぇ~。

そんなふうに思った方は当鍼灸院にどうぞ。
女性専門ですが…。
鍼灸院 レディース鍼灸ことう へはこちらから。
http://www.ladies-kotou.com/

 

 

今日も長いブログになりました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
明日は、肩こり特集第4弾 鍼灸編。
簡単なツボ・マッサージをご紹介します。