コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

梅雨と腰痛と鍼灸

最近、

「ぎっくり腰を起こしそうなくらい腰が痛い…」

と当鍼灸院に駆け込んでくる方が増えています。

5月・6月は気温がとっても不安定。

今日みたいにザーザー雨が降っている日は肌寒く感じ、

日差しが痛い快晴の日は、汗が出るくらい暑い!

日中は暑いけれど朝晩は肌寒い日もある…。

おまけにスーパーなどでは冷房が入り始める…。

体は体温調節に大忙しです!

冷えて血行が悪くなると、筋肉も硬くなりがち。

腰痛持ちさんは、普段から腰の筋肉が硬めなので、

さらに硬くなり、

いつの間にか「ギクッと痛めそう」となることも…。

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また、梅雨の時期は『湿邪 しつじゃ』に影響を受ける方もいます。

東洋医学では、自然の気候の変化を重視しています。

気候を変化させる、『風』 『寒』 『暑』 『湿』 『燥』 『火』 が

過剰だったり不足すると、

『風邪 ふうじゃ』 『寒邪』 『暑邪』 『湿邪』 『燥邪』 『火邪』という

邪気(じゃき)になります。

体が弱っていると、この邪気の影響を受けやすくなります。

この6つの邪気には性格があります。

『湿邪』の『湿』は、水に似ていて下に流れやすく、

症状は下半身に現れやすい。

例えば、むくみは脚に現れやすい。

『湿』は重く、停滞する特徴もあり、

湿邪が体内に入ると、頭や体が重く、だるい感じになります。

脚がむくんだり、重く感じる腰痛はこの湿邪が影響しているかも…。

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冷えや湿邪の影響を受けている頑固な腰痛には

しっかり温めることが大切!

当鍼灸院でよく使うのが

灸頭鍼(きゅうとうしん)。

鍼の先にモグサをつけてお灸をします。

鍼の刺激とお灸の輻射熱のW効果!!!

「腰から脚にかけて温泉に入っているみたい」と

よく言われます。

腰~お尻~脚をしっかり温めると、脚のむくみも改善します。

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余談ですが、

腰痛が強いとお尻の筋肉も硬くなりがち。

硬いってことは、お尻の血流も滞っているかもしれません。

当鍼灸院は女性専門ですが、

お尻の奥には子宮や卵巣など大事な臓器が入っているので、

お尻の筋肉を柔らかくして、血行をよくすることも

大切だと思っています。

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新潟の友人から今年もアスパラガスが届きました。

無農薬で作ること自体大変なのに、

気候の急変や原発事故による放射能測定など

さらに手間がかかり、

愛情のたっぷり入ったアスパラガスは格別です!!!

梅雨に大活躍(?)の皮内鍼(ひないしん)

鍼灸は中国から伝わった治療法ですが、

日本人が発案した鍼もあります。

円皮鍼(えんぴしん)。

円形のシールの中央に鍼がついています。

この写真のものは、直径0.2mm、長さ0.9mmの鍼です。

とーっても細く短い鍼なので、

シールを貼っていても違和感はほとんどありません。

ツボの上から軽く押しているかんじです。

頑固で強い痛みなど、

ある程度の期間ツボを刺激し続けたいときに用います。

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皮内鍼(ひないしん)。

これも細く短い鍼(写真は直径0.4mm、長さ5mm)です。

鍼のリングのところをピンセットで挟み、

皮膚の1~2mm下を、皮膚と平行に刺し、

医療用のテープで固定します。

鍼のリングの部分は皮膚には入らず、

鍼全体が皮膚に入ってしまうことはありません。

皮膚に平行に刺しているので、違和感はまったくありません。

これも、ある程度の期間ツボを刺激し続けたいときに用います。

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内くるぶしの近くにあるツボ『三陰交 さんいんこう』。

婦人科の症状の特効穴(とっこうけつ)といわれています。

当鍼灸院では、強い生理痛や生理不順など婦人科の症状に対して、

このツボに皮内鍼をすることがあります。

すると…、

「脚のむくみにも効いて、脚がだるくなりにくいですよ」

皮内鍼をした方から、そんな感想もよく聞きます。

梅雨の時期には、むくみがひどくなる方がいらっしゃいますが、

『三陰交』というツボは水分代謝を調節する働きもあり、

むくみにもよく用います。

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むくみにはお灸も効きます。

自分でこつこつお灸を続けると、むくみにくくなります。

当鍼灸院では、6月12日(火)と6月17日(日)に

むくみをテーマにお灸教室をします。

詳しくは左のカテゴリーの「お灸教室」をご覧下さい。

梅雨本番!

じめじめした季節を乗り切りましょー!

お灸教室で、のほほほほ~ん!

今年の4月から始めたお灸教室も昨日で4回目。

回を重ねるごとに、私も流暢な話しぶりになってきました!

(ウソウソ…!)

5月のテーマは『疲れやすさ・だるさをとって軽くなろう!』でした。

この時期、当鍼灸院に来られる方も、

「なんか、昼間、ぼーっとして眠い…」

「たいしたことをしていないのに、とっても疲れる…」と、

話す方が多いです。

地方によって違うと思いますが、5月の福岡は、

初夏のように気温が上がる日もあれば、

ちょっと肌寒い日もあります。

1日の中でも朝晩と昼間の気温差があり、体温調節が大変です!

私たちの体の中で、体温調節をするのは『自律神経 じりつしんけい』。

自律神経には、『交感神経』と『副交感神経』があります。

太陽の光を浴びて目が覚めてくると、

交感神経がぐぃーんと働いてきて、体温が上がり、活動しやすくなります。

逆に、夜になると副交感神経がぐぃーんと働いてきて、

体温がちょっぴり下がり、活動が鈍くなり、眠くなってきます。

この時期、気温差の激しい日が続くと、自律神経もお疲れ!

交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わりにくくなり、

昼間、交感神経にがんばってほしくても、副交感神経ががんばっていて、

「なんとなく眠い…」

「なんとなくだるい…」

そんな感じがすることもあります。

当院のお灸教室では、

台座灸と、

棒灸(皮膚から3~5センチ離して温めます)を使って、

参加者の皆さんとお灸をしています。

疲れにくい、だるくなりにくい体になるために選んだのは、

手のひらと足の裏にあるツボ。

台座灸や棒灸をすると、

じんわりと体の中まで温かさが伝わり、

エネルギーが補充されていく感じ…。

参加者の皆さんは、無言でこの温かさにひたっています。

お灸は熱い!と思われがちですが、

参加者の皆さんが気持ちよさそうにお灸をする姿を見るのは、

鍼灸師として、とてもうれしいです!

庭のあじさいも咲き始め、福岡ももうすぐ梅雨。

むくみやすい方は、この時期、更にむくみやすい方がいらっしゃいます。

6月のお灸教室のテーマは、

『むくみをとってスリムになろう!』です。

6月12日(火)と17日(日)の10:00~11:30に

当鍼灸院でしまーす!

興味のある方は、左のカテゴリーの『お灸教室のご案内』をご覧下さい。

近々、ブログでも『むくみ』について書いてみようと思いまーす!

『疲れやすさ・だるさ』の話・その2

前回に引き続き、『疲れやすさ・だるさ』の話のはじまり、はじまりぃ~!

今日は『疲れにくさ』に注目してみようと思います。

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「こんなに忙しいのに、そんなに疲れていないなぁ…」

不思議に思うことがあります。

例えば、ここぞっ!という仕事の真っ只中。

どんなに不規則の生活であっても、脳ミソも体もフル回転!

ただ、これには落とし穴があり、

その大事な仕事がクリアできた直後に、風邪を引いたり、

どっと疲れやだるさが押し寄せてくる!

本来、私たちは朝目覚めると交感神経(自律神経の1つ)がぐっと働き、

体も心も活動的になります。

夜になると、副交感神経に切り替わり、

リラックス・モードになり、スムースに眠ることができます。

このサイクルが乱れ、体が活発になる交感神経が長く働くと、

脳ミソも体も「疲れたぁー!」とSOSを送っても、

当の本人は大事なことをクリアするのに手一杯で気づかない…。

こんな時は、『疲れにくい』のではなく、『疲れに気づけない』状態ですね。

ちなみに、副交感神経が長く働く…、例えば寝すぎるとどうなるでしょうか。

目が覚めても、交感神経へのスイッチが切り替わりにくく、

ぼやーっとだるさを感じます。

                *

私の場合、『疲れにくさ』と『季節』はとても関係が深いですね。

夏は代謝がよく、ぱっぱか動いても疲れにくい!

冬はぐぐーんと代謝が落ち、疲れやすいとまではいかなくても、

動きが鈍い!

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基本的なことですが、3食バランスのとれた食事を取り続け、

睡眠もそこそこにとれているときは、疲れにくい!ですね。

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ところで、

筋肉の硬くなる原因って何が考えられるでしょう。

すぐ思いつくのは、スポーツなど運動のしすぎでしょうか。

実は、筋肉は使わなすぎても硬くなり、

筋肉自体が疲労しやすくなります。

日々、ほどよく動いていると、

筋肉の柔軟性や筋力が保て、疲れにくいですね。

年齢とともに筋肉も老化してくるので、

若いときのように疲れない!わけではないですが…。

(あっ! 自分のことです)

                 *

2回続けて『疲れ・だるさ』について書いてみました。

生理前や生理中、二日酔い、貧血、胃下垂、低血圧、冷え症なども

影響することがあり、

『疲れ・だるさ』の原因はたくさんありますね。

「動けないほど体がだるいのに、病院での検査では異常がない…」

そんな方が鍼灸院に来られるときがあります。

鍼灸治療では、『疲れやすさ・だるさ』の原因を見極め、

原因の一つひとつを解消するツボに鍼やお灸をします。

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5月8日(火)と5月20日(日)のお灸教室のテーマは、

『疲れやすさ・だるさをとって軽くなろう!』です。

筋肉の疲労、脳ミソの疲労(=頭の使いすぎ)、自律神経の乱れなどを

解消するツボへのお灸とツボ押しを参加者の皆さんとします。

当鍼灸院で、のほほほほ~としているお灸教室です。

興味のある方はお気軽にご参加下さい。

お灸教室のご案内は3月29日のブログでご紹介しています。

                *

今日からゴールデン・ウィークの方が多いのでしょうか。

ステキな連休になりますように!

『疲れやすさ・だるさ』の話・その1

4月は入学、就職で環境ががらりと変わったり、

新入社員が入ってきて、自分の立ち位置が変わったり…。

なにかしら変化がつきものの『月』ですね。

その変化に慣れようと踏ん張ってきて、

5月に入ったら「なんか体が疲れやすい…、だるい…」と

感じたことはありませんか。

今日は、その『疲れやすさ・だるさ』について考えてみようと思います。

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『疲れやすい』 『だるい』って、なんじゃらほいほいほい?

調べてみると、大きく5つに分かれるそうです。

1つ目は、筋肉疲労。

長時間の仕事や運動で、筋肉に疲労物質がたまり、

筋肉が硬くなりスタミナもなくなって、すぐ疲れちゃう!

2つ目は、血の巡りの悪さ。

血の巡りが悪いと、

血液によって運ばれる酸素やエネルギーも不十分となり、

だる~くなってきます。

1つ目の『筋肉疲労』で筋肉が硬くなっても血の巡りが悪くなります。

3つ目は、脳の疲労。

脳を使いすぎると、脳のエネルギー源であるブドウ糖やアミノ酸が減って、

集中力が低下。

その状態が長いと、脳を活発にする脳内物質も減って、

だるだる~な感じになります。

4つ目は、自律神経の乱れ。

自律神経は、体を活発にする『交感神経』と、

体を休ませる『副交感神経』があります。

ストレスなどで緊張状態が続くと、

この『交感神経』と『副交感神経』の切り替えがうまくいかなくなります。

日中は本来『交感神経』が活躍しますが、

『交感神経』へのスイッチが切り替わらないと、

日中でも『副交感神経』が働き、体は休みモードのまま。

だる~く感じるときがあります。

5つ目は、体の栄養不足。

無理なダイエットや偏食が続くと、

体を動かすもととなるエネルギーが足りなくなり、

だるだるだるだる…。

               *

5月は、急に初夏のように暑くなる…など、気温の変化が大きいですね。

体温を調整する自律神経が気温の変化についていけず、

自律神経が乱れて、疲れやすく感じることもあるようです。

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普通に仕事をして、普通に日常を過ごしていても、

心当たりがあるようなことばかりですね。

次回のブログでは『疲れにくい』ということに注目してみようと思います!

よろしくでーす!

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ところで、当鍼灸院では今月からお灸教室を始めました。

5月のテーマが『疲れやすさ』と『だるさ』。

ご自分でのお灸やツボ押しで、疲れやすさやだるさを軽くしてみませんか。

5月8日(火)と5月20日(日)にお灸教室をします。

詳しくは3月29日のブログをご覧下さい。