コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

目の疲れとそれに伴う不調を鍼とお灸で解消しよう!

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普段使用の遠近両用眼鏡と、手作業など手元だけをみる眼鏡。

今年に入って2つの眼鏡を使い分けている。

 

 

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眼球の正面断面図。

近くや遠くに焦点を合わせるのは、水晶体。

水晶体の周りに毛様体小帯(もうようたいしょうたい)があり、

毛様体小帯の周りに毛様体筋がある。

毛様体筋を収縮させたり弛緩させて、

水晶体の厚みを変え、

近くや遠くにピントを合わせている。

 

 

老眼になると水晶体の弾力性が落ち、

焦点が合いにくくなる。

コトーは、普段使用の眼鏡では手元のちーっこい文字がぼやけ、

眼鏡を外したほうが読めるようになった。

すっかり老眼の仲間入り…。

 

 

では、スマホやパソコンなど手元を長く見ると、目はどうなるか…。

長時間近くのものを見ていると、

毛様体筋の筋疲労が生じ、

焦点を合わせるまでに時間がかかり、

目がぼやけたり、充血したり、痛みが生じる。

また、目の症状だけでなく、

首こりや肩こり、頭痛などの症状を伴うこともある。

 

 

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右目を外側から見た図。

顔を動かさなくても、眼球だけをいろーんな方向へ動かせるのは、

たーくさんの筋肉が眼球にくっつき、働くから。

目の疲れをとるには、毛様体筋だけでなく、

これらの筋肉のコリをとることも大切。

 

 

 

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目の周りにツボはいっぱい!

お灸はできないので、極細・極短の鍼をちょこんと置いて、

こわばった筋肉をほぐす。

手や足にも目の疲れをとるツボがあり、

そこにも鍼やお灸!

 

 

もちろん、目の疲れに伴う首こりや肩こり、頭痛などの不調も

鍼やお灸でとることも大切。

くっきりと見えるようになる…。

 

 

「顔に鍼はちょっと怖い」という方は、顔のツボ押しがおすすめ!

顔だけでなく、頭皮や耳のマッサージをしたら気持ちがいいよ!

 

 

来年2017年1月24日(火)に、

『疲れ目からくるさまざまな不調…お灸とツボ押しでセルフケア』と題した、

お灸講座があります。

詳しくは『お知らせページ』や主催の西日本リビング新聞社のホームページ、

http://home.livingfk.com 『リビング福岡』 をご覧ください。

 

 

手や腕のツボへのお灸、

顔や首・肩のツボ押し、

頭皮と耳のツボ・マッサージ、

日常生活の中で簡単にできる疲れ目の対処方法…と、

内容が盛り沢山!

ぜひご参加ください。

来年もお灸伝導師コトーは飛び回るよ~!!!

 

養生の鍼とお灸…

もし私が、ドラエモンから『タケコプター』か『どこでもドア』を借りて、

あなたの元におもむき、

「おめでとうございます!

あなた様はコトーの鍼灸治療を無料で

1回受けられる権利を獲得しました!

何かリクエストはありますか?」と尋ねたら、

あなたは何と答えますか?

 

 

首こりの治療?

肩こり?

腰痛?

冷え?

むくみ?

えっ?

ノーサンキュー?

それはつれないなぁ~。

 

 

「鍼やお灸って何に効くのか、よく分からないから、

リクエストって言われてもねぇ…。」

そんな声が聞こえてきそう…。

ん~~~。

 

 

首こりや肩こり・腰痛などの痛みに対して、

鍼やお灸は、硬くなった筋肉をやわらげ、

痛みを緩和させます。

 

 

 

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膝(赤い花の部分)の上にある、『血海 けっかい』というツボ。

黄緑色の矢印が指しているツボです。

血のめぐりを整えるツボは体にいくつもあります。

冷えや生理痛・生理不順など

血のめぐりに関係する症状を治すときに用います。

 

 

 

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赤いラインは『足陽明胃経 あし・ようめい・いけい』という経絡。

この経絡は内臓の胃にもつながっています。

経絡の上にツボは45個。

胃の調子が悪いときには、

この経絡の上にあるツボに鍼やお灸をして、

調子を整えます。

このように、内臓のトラブルにも鍼やお灸をします。

 

 

 

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手首近くにあるツボ『内関 ないかん』。

このツボは乗り物酔いやつわり、

そして不安感など心の不調に用います。

鍼やお灸は、体にも心にも働きかけます。

 

 

また、鍼やお灸は症状を治すだけでなく、

症状が表にあらわれる一歩手前の『未病』や、

健康を維持する『養生』に対してもアプローチできます。

 

 

例えば、体や心にストレスがかかると胃が痛くなる場合…。

ストレスがかかり始めたときに、

先ほど登場した『足陽明胃経』の上にあるツボに鍼やお灸をして、

胃の痛みを防ぎます。

 

 

胃の痛みがなく、ストレスがなくても、

胃の調子を整えるツボに鍼やお灸をし続け、

ちょっとやそっとのストレスがかかっても

胃が痛くならない体質にします。

これが養生。

 

 

また、ツボの中には、エネルギーを補給するツボがあり、

それらのツボに鍼やお灸をし続けることも

養生につながります。

 

 

『養生の鍼灸』って、あまり知られていません。

そこで、

『いつまでも健康で行こう!養生のお灸!』というテーマで、

お灸教室を開催します。

日時は10月16日(火)と10月18日(日)。

1回完結。

場所は当鍼灸院≪レディース鍼灸ことう≫。

お灸教室を始めて4年経ちましたが、

初めてのテーマです。

興味が沸いてきた方はどうぞご参加ください。

初心者の方でも簡単にお灸ができます。

詳しくは『お灸教室ページ』をご覧ください。

 

 

さて、

おまけの話『秋の虫ハプニング・続編』。

前回のブログを書いた日。

窓を閉め切っているはずの和室から、

秋の虫の鳴き声が元気よく聞こえている。

また、迷い込んだ?

電気をつけずにそーっと部屋に入ると、

どうやら障子にいるみたい…。

 

 

 

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こいつはこの前迷い込んだ虫君。

今回も鳴き声が同じ。

胴体が1cmにも満たないちーっこい虫。

障子の木枠と同じ薄茶色だから、見つけにくい。

 

 

 

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とりあえず、障子のホコリをかるく落とす要領で、

ハタキをかけてみた。

床に虫が落ちた気配がない。

障子の裏にいるのかな…。

ハタキでは届かない…。

 

 

 

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洋裁用の1mの物差しを手に、

障子の裏を上から下へ滑らせてみた。

薄暗くてよく見えないが、

何か床に落ちた感じがしたので、

物差しの先端で窓の外に追いやった。

 

 

が………。

窓を閉めて30秒も経たないうちに、

鳴き声が高らかに聞こえた……。

あ~ぁ、ホコリを追いやっただけか……。

こんな真夜中に、いつまで虫君に振り回されるんだろうか……。

 

 

とっ!

目の前の木枠に虫君!

ハタキで軽く振り落とし、

手際よく物差しの先端で外に追いやった気がする。

なにしろ、障子の裏は薄暗く、よく分からない。

 

 

窓を閉めて1分経過……。

2分経過……。

やったー!

鳴き声は聞こえてこない!!!

 

 

最近、大雨が降るせいか、

秋の虫やヤモリがウチで雨宿りをする。

その気持ちは分かるけれど、

声を大にして一言言いたい!

ウチは虫君たちの休憩所じゃありませーん!!!

 

『だるさ』を鍼とお灸で吹っ飛ばそう!

だるさに鍼とお灸???

ピンとこない方が多いのでは…。

だるさを感じる原因を見極め、

その原因を解消するツボに鍼とお灸をします。

 

 

1年中、気温差が激しくなりつつありますが、

天候の著しい変動も『だるさ』の原因になります。

気温に左右されないように体温を調整するのは『自律神経』。

気温がコロコロ変われば、自律神経も疲れてきます。

 

 

自律神経は『交感神経』と『副交感神経』からなり、

日中は交感神経が優位のため、活動モードになり、

夜は副交感神経が優位のため、リラックス・モードになります。

自律神経が疲れてくると、このサイクルが乱れ、

日中に副交感神経が優位になると、

活動したくてもリラックス・モードなので、だるさを感じます。

 

 

自律神経を整えるツボに鍼とお灸をし、

活動モードとリラックス・モードの切り替わるリズムを整えます。

「鍼灸を受けた日はぐっすり眠れ、翌朝すっきり起きれました」

そんなふうに言われることがあります。

「交感神経と副交感神経がうまく切り替わったんだなぁ…」

心の中でつぶやきます。

 

 

もう7月!

どこでも冷房が入るようになり、気づけば脚がひんやり…。

冷えによる血行不良も『だるさ』の原因になります。

 

 

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赤いラインは、足太陰脾経(あし・たいん・ひけい)という経絡。

経絡は全身にエネルギーと栄養分を送っています。

この経絡は血のめぐりを整える作用もあり、

ツボが21個のっています。

その中からツボを選び、そのツボに鍼とお灸をして、

血のめぐりを整え、冷えとだるさを改善します。

 

 

長時間の労働や運動による筋肉疲労でも、

体はだるくなりますね。

硬くなった筋肉に鍼やお灸をすると血流が改善し、

筋肉がやらかくなります。

 

 

コトーは山登りの後、自分の脚に鍼とお灸をし、

筋肉のコリと筋肉痛を予防します。

「この筋肉は筋肉痛になりそうもないから、鍼もお灸もやめておこう」と、

フォローされなかった筋肉だけが筋肉痛になったときは驚きました。

 

 

体の使い過ぎだけでなく、頭の使い過ぎも『だるさ』の原因になります。

慢性的な頭の使い過ぎは、脳内物質の分泌量を低下させ、

うつ的な気分になり、だるさを感じやすくなります。

頭をリラックスさせるツボや情緒を整えるツボに鍼やお灸をして、

だるさを取ります。

 

 

暑さが続くと食欲がなくなる方もいます。

長く続けば栄養不足となり、『だるさ』の原因となります。

 

 

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赤いラインは足陽明胃経(あし・ようめい・いけい)という経絡。

胃にもつながっています。

この経絡上のツボに鍼やお灸をして、

胃にもしっかりエネルギーと栄養分を送り、

胃のトラブルを解消します。

 

 

コトーは20代の夏、ごはんが食べられず、

夜のビールだけで乗りきったことがあります。

その頃、鍼灸を知っていたらなぁ…。

 

頭痛や頭の重苦しさを鍼とお灸で解消しよう!

最近、ギラギラとお日様が照りつけ、

額から汗が止まらない日もあれば、

ゴーゴーと大雨が降り続き、

半袖ではちょっと肌寒い日もある…。

こんなふうに天候や気圧の変動が激しいと現れやすいのが、

『片頭痛』。

 

 

こめかみあたりがズキンズキンと脈打つように痛い。

原因は、脳内物質セロトニンの分泌量の急激な変化。

それによって、脳の血管が広がり、

隣にある三叉神経(さんさ・しんけい)が圧迫され、

こめかみあたりが痛くなる。

 

 

セロトニンの分泌量に影響を与えるものは…、

季節の変わり目、気圧の変動、まぶしい光、強い香り、大きな音、

強いストレス、生理前後や排卵期(女性ホルモンの変動)など。

片頭痛持ちさんは、脳のセンサーが敏感!

体の内外から受ける強い刺激が引き金となって、

片頭痛が起きる。

 

 

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赤いラインは、足少陽胆経(あし・しょうよう・たんけい)という経絡。

目尻の外にあるツボ『瞳子髎 どうしりょう』から始まり、

側頭部、体幹の側面、脚の外側と下り、

足の薬指にあるツボ『足竅陰 あしきょういん』で終わる。

片頭痛の鍼灸治療では、この経絡の上にあるツボをよく使う。

 

 

痛むこめかみあたりのツボには、ちょんっと小さく細い鍼をする。

痛む部位を温めると血管がさらに広がり、痛みが増すので、

お灸は頭部から離れたツボを使う。

 

 

後頭部から首すじ中心に痛み、

頭全体が締めつけられるように痛むこともあるのが、

『緊張型頭痛』。

原因は首・肩・背中にかけての筋肉の過緊張。

悪い姿勢や、長時間の同一姿勢、運動不足、精神的ストレス、

冷えなどが誘因となる。

 

 

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赤いラインは、足太陽膀胱経(あし・たいよう・ぼうこうけい)という経絡。

目頭の外にあるツボ『睛明 せいめい』で始まり、

額、頭頂、後頭部、背中、脚後面と下り、

足の小指にあるツボ『至陰 しいん』で終わる。

緊張型頭痛の鍼灸治療では、

この経絡の上にあるツボをよく使う。

 

 

首、肩、背中などへの鍼とお灸で、筋肉の緊張をゆるめ、

頭痛の緩和をはかる。

後頭部には髪があり、お灸がしづらいので、鍼をする。

頭部へは垂直に鍼をするとすぐ頭蓋骨にあたるので、

頭蓋骨と水平にちょこんと鍼をする。

頭にハリィ~~~~~~~~~~?!?

尻込みしそうだが、意外と気持ちいい…。

 

 

後頭部や首すじが痛むこともあれば、

こめかみがズキンズキンと痛むときもあるのが、

『混合型頭痛』。

緊張型頭痛と片頭痛の2種類の頭痛をもつ。

当鍼灸院に来られる頭痛持ちさんは、混合型頭痛の方も多い。

状態を診ながら、両方の治療法を行う。

 

 

なかなか鎮痛薬を手離せない頭痛持ちさんは、

鍼灸治療にチャレンジしてほしいなって思う。

ちょっと興味がある方は、お灸教室にもどうぞ…。

7月10日(日)と12日(火)に当鍼灸院で開催予定の

お灸教室のテーマは、

『頭痛や頭の重苦しさをお灸で解消しよう!』。

ツボ押しとお灸を覚えて、頭痛をやわらげてみよう!

詳しくは『お灸教室のページ』でチェーック!

 

 

このごろの天候の変動に、頭痛とまではいかなくても、

頭がボーットしがち。

こんなときほど、生活スタイルを見直し、

しっかり食べて、しっかり寝て、乗りきろう!!!

 

むくみに鍼とお灸はいかが?

私たちの内臓・筋肉・骨・皮膚・脳など、

各々のパーツは約270種類の細胞が寄り集まってできている。

1人のヒトの細胞総数は約60兆個!

うひょぉ~~~!

 

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<正常な水分代謝>

心臓から送り出された血液の中には水分も入っている。

動脈を流れている間に隣接する細胞に水分が吸い込まれる。

細胞内の余分な水分は隣接する静脈に吸い込まれ、

血液とともに心臓へ戻る。

リンパ管にちょびっと吸い込まれる。

 

 

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<むくみ>

静脈やリンパ管の流れが悪いと、余分な水分は吸収しきれず、

細胞と細胞の間にたまっていく…。

これが『むくみ』。

 

 

静脈は、『重力に逆らって血液を心臓に戻す』という

大変な仕事をしている。

脚がむくみやすいのは、脚が心臓から一番遠いから…。

 

 

静脈の仕事を手伝っているのは筋肉。

静脈に隣接する筋肉が動くと静脈が押され、

ポンプ作用で血液が流れやすい。

座りっぱなしや立ちっぱなしのときにむくみやすいのは、

筋肉が動かないから…。

 

 

鍼とお灸に用いるツボには、水分代謝を促すツボがいくつもある。

むくむ部位や、むくむ原因などにあわせてツボを選び、

鍼とお灸をする。

むくみが強いときには、皮内鍼(ひないしん)もおすすめ。

 

 

 

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中央にあるのが皮内鍼。

長さ5mmの小さな小さな鍼。

頭上に輝いているのは1円玉。直径20mm。

下にあるのは一般的な鍼。長さ37mm。

 

 

水分代謝を促すツボに皮内鍼を皮膚と水平に刺す。

皮下1~2mmのところ。

医療用のテープで鍼を固定する。

鍼の先端はリング状なので、鍼全体が皮膚に入ることはない。

違和感もない。

2週間ほど置いて水分代謝を促す、促す、促す…。

 

 

 

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むくみには自分でするお灸もおすすめ。

台座灸は操作が簡単!

地道に続ければ、むくみにくくなるよ~ん!

当鍼灸院の今月のお灸教室のテーマは、『むくみ』。

6月12日(火)と19日(日)に開催!

『むくみのお灸』に興味のある方はどうぞご参加ください。

詳しくは『お灸教室のページ』をご覧ください。

さぁ~て、おまけの話、その1。

 

 

 

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あれ?

胡蝶蘭の鉢植えの右端から何か顔を出している。

 

 

 

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花芽じゃないよね?

 

 

 

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表面の水苔をとると、あらららら…。

根っこが水平移動している。

胡蝶蘭の培養土はほとんど石。

隙間がなくて、

根っこは地下にもぐりこめなかったんだなぁ…。

気づかずに申し訳ない!

ブログに書くほどのことではないが、

胡蝶蘭の成長日記アクシデント日記を書き続けているので、

ご報告まで…。

 

 

おまけの話、その2。

年齢は異なるが、

『自分と生まれた月と日が同じ』知人が2人いる。

そのうちの1人に、初めてなりたかった職業について尋ねた。

「ケーキ屋さん。

ケーキを焼くというよりも、大きめなボールに泡だて器を使って、

生クリームを作りたかった。」

そんな答えが返ってきた。

うっひゃぁ~~~!

コトーは左官屋になりたかった。

玄関先や塀を作るというよりも

平べったい箱の中でセメントを作りたかった…。

同じ誕生日だとこんな共通点があるの?

 

 

勇んで、もう1人に同じ質問をしてみた。

「一番なりたかったのはアイドル!」

えっ?

アイドル?

う~~~、どう考えても共通点は見いだせない…。

「パン屋さん。

パンを焼くというよりも、パン生地をこねてみたかった」

なーんて答えが返ってきたら、盛り上がったのになぁ~!

残念!