コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

コトーの鍼灸スタイル~小さな小さな喜びをみつけよう!

20数年、人様の体を治す仕事に従事していると、

治り方は様々だなぁ…と感じます。

つい最近、腰を痛めてしまった!など、

急性の症状は、鍼やお灸ですぐ改善しやすいです。

何十年来の頑固な腰痛がある!など、

症状が長く重く続いている時や

全身がかなり弱っている時は、

鍼やお灸の効果がすぐには得られないこともあります。

こりかたまっている症状がなかなか動き出さない…、変化しない…。

よくなってきたなぁーと思っていたら、

ひどい時ほどではないけれど症状が一時的に強まる…。

しっかり休養をとれば、回復は早まります。

しかし、ほとんどの方が仕事や家事、育児、介護など

様々なことをこなしながら、治療をしていますよね。

体と心への負担が大きいほど、治り方に影響します。

治り方がゆっくりだったり、一時的に逆戻りしたり、停滞すると、

心も重く沈みこみます。

鍼灸治療に通い始めた頃よりも改善していても、

すごく調子がよかった頃と今の自分を比較しがちで、

落ち込んでしまう…。

心と体はとても仲がいいので、

精神的な落ち込みが体にも影響することがあります。

「ちょっとしたことだけれど、

以前はできなかったことができるようになった…」

「そういえば、前はすぐ疲れていたけれど、

疲れにくくなり体力がついてきた…」

などなど、体の小さな小さな良い変化に気づけると、

前向きな気持ちでいられます。

当鍼灸院を利用している方に治療後の生活状況を尋ね、

鍼やお灸をしている時の良い反応を察知し、

ご本人に良い変化をすぐ伝えるようにしています。

小さな小さなことですが、とっても大事なことだと思います。

治療に限らず、うれしいことや感動することを見つけると、

それがどんなにちっぽけなことでも、ハッピーになれますね。

つい最近、私がうれしかったことは、これ…。

食べたいなぁ~と思っていたクッピーラムネを偶然見つけました。

大好きな…

カルミンも見つけました!

やったぁー!!!

最近のマイ・ブーム~棒灸(ぼうきゅう)

これはモグサ。

モグサの原料は、よもぎの葉の裏に密生している

白っぽい産毛みたいなもの。

ふわふわして、かぐわしい香りがします。

 

 

 

 

ツボにシールを貼り、

モグサを指でひねって円錐形にしたモグサをのせ、

さきっちょに線香で火をつけます。

このようにツボに直接お灸をする時は、

熱感がマイルドなほうがいいので、

100%原料だけの良質モグサを使います。

 

 

これもモグサ。

 

 

この棒灸の中味です。

棒灸はモグサを硬めに和紙で包んだもの。

皮膚から3~5センチ離して使うので、火力は強いほうがよく、

モグサに、よもぎの葉や茎などの不純物が入っています。

お灸の種類によってモグサを使い分けているんですよ。

 

 

この絵を描いたときは、あまりの下手さに、

ブログに載せるのをためらいましたが、

何回も登場させていると愛着がわいてきました。

『手陽明大腸経絡(て・ようめい・だいちょうけい)』という

経絡のモデル子ちゃん。

経絡には、『気(=エネルギー)』と『血(=栄養)』が

流れていると考えられ、各々の経絡には流れる方向があります。

この経絡は、人差し指のツメの横にある『商陽(しょうよう)』

というツボから始まり、ずずずぃーっと上がり、

鼻の横にある『迎香(げいこう)』というツボで終わります。

棒灸を、この経絡に沿って

腕の下から上へゆっくりと動かして温めると、

経絡の流れをよくするだけでなく、経絡の流れを誘導できます。

また、広範囲をじっくりと温めることができるのも、

私は気に入っています。

 

 

背骨の両脇や両脚など左右同時に温めたいので、

両手に棒灸を持ちますが、

利き手でない左手での操作も上手になりました。

中学生の頃、左手でも字が書けるようになりたくて、

授業中に練習をしていました。

「それは授業が終わってからやってね」と先生に言われましたが、

1番前の席でよくそんなことをしていたなぁ~と、

今は思います…。

ちなみに今でも左手では字は書けません…。

おっとっとー、話がそれました。

棒灸はお灸教室でも使っています。

どうぞ気軽に体験しに来て下さい。女性限定ですが…。

前回のブログでお灸教室のご案内をしていますよ~。

 

コトーの鍼灸スタイル~自分のメンテナンス

最近とっても不思議なことがあります。

精神的な落ち込みが長続きしない…。

元来さばさばした性格で、考えてもどーしようもないことは

スパッと向こうに追いやることができたはずですが、

昨今はそうはいかない…。

思い出しちゃあ、うじうじ考え、思い出しちゃあ、うじうじ考える…。

更年期まっただ中なので、女性ホルモンのバランスの崩れが影響?

それだったら、そんな私を受け入れるしかない…。

ところが、気づけば、

思い出しても、なんとかなるさ~と、気持ちが切り替わっている。

なんでぇ~?!?!

日々の生活に追われ、長く深く考えていられない???

1つ思い当たるのが『鍼灸』!

               *

おととしの冬は体を冷やしてしまった!

そこで、昨年は秋口からまめに自分に鍼灸!

脚が冷えてきたなぁ~と思えば、

灸頭鍼(きゅうとうしん)!

脳ミソを使いすぎたなぁ~と思えば、気を鎮めるツボに

台座灸や鍼!

3ヵ月半続いている…。

               *

「東洋医学は自然治癒力を高めて症状を改善し、

健康を維持する医学なんですよ」

「未病といって、病気になる手前の状態も改善するんですよ」

さんざん人様に説明しておきながら、

自分には実践していなかったなぁ…。

自分のコンディションがよければ、

仕事もプライベイトもガツッ!と集中できますよね。

なーんて、もっともらしいことを書いていますが…、

白状しますが…、

「足が冷えてきている! 鍼灸をせねば!」

そう思いつつも、ずるずると日は経ち、

今日久しぶりに自分に鍼灸をしました。

自分のメンテナンスの継続は難しーーーーーい!

東洋医学からみた『味』の話。

今年の冬のマイ・ブームはこれ。

甘栗。

なんだかわからないけれど、

小腹が空くと食べたくなっちゃう!

ちょいと東洋医学の本で調べてみると、栗の効能は…、

1.胃腸を丈夫にする。

2.腎を補養し、筋肉や関節を丈夫にする。

3.血行を良くする。

栗は水に溶けない『不溶性(ふようせい)食物繊維』が豊富!

大腸の動きが弱いために起こるタイプの便秘にはいいみたい。

便の量を増やして大腸の動きが活発になります。

ただし、栗は生でもゆがいても消化しにくいので、

食べ過ぎたり、よくかまずに食べると、

胃腸の負担になります。

ゆっくりと、よくかんで食べることがポイントのようです。

               *

さてさて、

東洋医学では、食べ物の『味』による体への影響を

5種類の味で表現しています。

『五味 ごみ』といいます。

1.辛味

発汗させ、気を巡らせる。 生姜やネギ、大根など。

2.甘味

栄養を補う。 カボチャやサツマイモなど。

栗も甘味ですね。

3.酸味

免疫力を高める。 酢、レモンなど。

4.苦味

気を降ろしたり、体の余分な水分を外に出す。

にがうりやごぼうなど。

5.鹹味(かんみ)

塩味のことで、血圧を高くする。 塩や昆布など。

これらは適量を取れば、体にとってプラスになりますが、

取りすぎれば、消化不良などマイナスになります。

他にも渋味・芳香・旨味・コクなど、食物の『味』はありますが、

バランスよく取ることが大切ですね。

               *

あーーーっ!

いつの間にか、お皿の甘栗がこれだけに…。

このブログの下書きに気を取られ、

ゆっくり、よくかんで食べたか覚えていない…。

しか~し、おいしかった…。

満足! 満足!

私の相棒、お灸の道具たち…その3

お灸の話も今日が最終回!

モグサの世界へようこそーっ!

昔ながらのお灸といえば、『点灸 てんきゅう』。

モグサを指でひねってツボにのせ、

お線香で火をつける方法です。

前回、米粒の半分くらいの大きさのモグサを使った

『点灸』をご紹介しました。

今日は、親指頭大のモグサを使った『七分灸』 『八分灸』をご紹介します。

 

 

親指頭大のモグサを

 

 

円錐形に整え、線香でさきっちょに点火!

 

 

モグサの下まで燃える前に取り除き、

 

 

水を張った灰皿へ。

皮膚にお灸の跡が残りません。

背中にすると、ぼわっと温まり、気持ちがいい…。

当鍼灸院ではしていませんが…。

 

 

左側のモグサは、ヨモギの葉の裏の産毛のみで、作られたもの。

最高級のモグサです。 半米粒大~米粒大の点灸に用います。

真ん中のモグサは、右側の棒灸の中味。

棒灸は皮膚から数センチ離して使うため、

直に皮膚にのせるモグサ(左側のもの)よりも

燃焼温度が高いほうがいいので、

葉っぱなどの不純物が入っています。

だから、右側の100%産毛のものよりも黒ずんだ色をしています。

 

 

親指頭大のモグサを使った七分灸や八分灸では、

100%産毛ではなく、

ヨモギの葉っぱなどの不純物が入ったモグサを使います。

このようにお灸の仕方によってモグサの中味がびみょーに違います。

 

 

今は自分で簡単にできる『台座灸』が市販されていますね。

台座の上にモグサがのっています。

 

 

台座の底のシールをはがして、ツボにはりつけ、

チャッカマンなどでモグサに火をつけます。

操作が簡単で、セルフお灸におすすめです。

 

 

お灸は「症状を治したい」 「体質を改善したい」 「健康を維持したい」ときに、

力を貸してくれる、たのもしいヤツです!