コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

中国留学思い出し日記~春節

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今日は節分。
そして旧正月、中国では春節です。

 

中国留学中の旧正月は2月7日。
亥年でしたが、中国ではイノシシではなく、豚が主人公。

 

その年は1月下旬から50年ぶりの大寒波となり、
次々とバスや鉄道がストップ。
高速道路も通行止め。
春節の時期は、28億人が中国各地を移動するそうですね。
帰省する人たちは至る所で足止め。
40時間車中にいる方が配給されたカップラーメンをすすっている
映像などがテレビで流れていました。

 

2週間くらいで大寒波は退散。
20日に帰国予定の私もヒヤヒヤものでした。

 

春節のカウント・ダウンはやはりあちこちで
爆竹の音が聞こえていました。
日中、繁華街をうろうろしてみましたが、
けっこう閑散としていました。
自宅で家族とともに過ごす大切な日ですものね。

 

そういえば、ビシビシと厳しく中国語を教えていただいた
中国人教師に、春節について尋ねたことがあります。
30代前半の男性です。
「小さい頃は、滅多に食べられないご馳走が食べられるので
春節が楽しみだったが、今はいつでも食べられるので、
そうそう楽しみでもなくなった」

 

どこも一緒だなぁ~と印象に残っています。
小さい頃、おせちは特別なご馳走という気はしませんでしたが、
ケーキは家族の誕生日とクリスマスのみ。
骨付きの鳥のもも肉はクリスマスだけのご馳走!
今はそんなことないですよね。

 

 

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元旦、1月1日に近くのお寺へ初詣。
爆竹も何事もありませんでした…。

 

今は福岡で女性専門鍼灸院をしています。
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中国留学思い出し日記~電力 ゼロ

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初冬の日曜日、大学の寮の自室にいたら、
停電になった。
ときどき停電になるので驚きはしないが、
エアコンが止まって徐々に寒くなってくる…。

 

廊下に出ると、あれっ?隣室の電気はついている。
自室用の配電盤をのぞきこむと、電力 0。
毎月、決まった電力が補充され、
今まで使い切ることはなかったが、
エアコンを使い始めたからだ。

 

使い切ると大学内にある建物まで行って、
お金を支払わないと、自室の電気は復活しない。
今日は日曜日。休みだ。

 

現地で知り合った日本人の所に遊びに行き、
夕食までごちそうになった。
日本の家族が送ってくれたという、
魚の缶詰がやけにおいしかった。

 

夜、寮に戻り、廊下から入る明かりだけでシャワーをあび、
歯を磨き寝た。
明日、どのくらい支払おうか…。

この事件以来、冬の間はしょっちゅう廊下に椅子を持っていき、
配電盤をのぞきこんでいました。

 

中国も今年は例年より寒いでしょうか。
鍼灸を教えてくださった先生は、79歳。
今もエアコンをつけない部屋で
白酒(アルコール度数50度くらい)を
晩酌にしていることでしょう…。

 

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中国留学思い出し日記~中間試験その2

中国で、留学生対象の中国語専門学校に週3日、
病院へ鍼灸の勉強に週3日、通っていた。

 

本来、中国語専門学校は週5日。
先生方に交渉して週2日欠席していた。

 

前期、後期とも試験になんとか合格し、進級!
私を指導して下さった先生方やその他の先生方も
口を揃えて反対する。
「進級するとかなり難しくなる。
週2日欠席したらついていけない。
進級せずに同じ学年で復習したほうがいい」

 

せっかく進級できるのだからチャレンジしたい。
でも、また予習・復習・宿題に追われ、
鍼灸の勉強までまわらなくなる。
心は揺れた…。

 

鍼灸の勉強に来たのだから!と自分に言い聞かせ、
同じ学年の後期のクラスに入った。
同じ教科書を使っていたので楽チン。
とはいえ、また試験を受けるのは嫌だった。

 

翌年の1月上旬に試験があり、
その後、授業はなく冬休みに入る。
勉強に行っている鍼灸院は年末に閉鎖する。
留学ビザは翌年2月まで。
それまでに北京と上海の本屋に行き、
鍼灸の本が買いたい!観光もしたい!
う~ん…

 

学校の先生方に
「勉強に行っている鍼灸院が年末に閉鎖するので、
翌年1月から北京で鍼灸の勉強がしたい。
試験は前回受かっているので、
受けなくてもいいですか。」
と、もちかけた。
これがすんなりOK!
やったぁ~!

 
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2008.1.7.
万里の長城にて
クラスメイトは試験真っ最中…

 

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中国留学思い出し日記~中間試験その1

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中国での始業式は9月。
翌年の1月上旬に中間試験がある。

 

大学内にある留学生対象の
中国語専門学校に通いながら、
病院で鍼灸の勉強をしていた私は、
もちろん専門学校の試験を受けた。

 

最初の半年間は中国語と英語で授業。
英語をすっかり忘れた私はかなり苦労した。

 

中間試験のリスニング(聞き取り)の科目で
60点以下を取ってしまった!
再試験をするのはクラスの中で2人。
もう1人も英語がわからない落ちこぼれ。

 

授業中、担当教師は2人の名前を連呼。
残念だ、残念だ…と中国語で言い続ける。
クラスメイト(15名)の前でここまで言われ、
さすがに落ち込んだ。

 

その日の夕方、その教師が寮の自室に訪ねてきた。
また「自分は悲しいよ」というようなことを言っている。
「本人が一番悲しいよ。こりゃあ、ダメだしでしょう」
と、私はさらに落ち込んだ。

 

しかーし、私より15歳若い熱血教師に対して、
「CDで教科書を聞いたり、テレビを聞いたりして、
聞き取り力を上げるよう努力します」
と言ったら、納得したのか帰っていった。

 

クラスの担任もしていたので、自分の生徒が
低い点数を取ったのがただ悲しかったのか…。
くやしかったのか…。

 

古藤はそれなりにがんばっているのに、
点数が低く、心配だったのか…。

 

半年後、鍼灸の先生宅で昼食をごちそうになった帰り、
寮の廊下でその教師にばったり会った。
「おーっ、古藤、今日は顔色がいいね。」と
満面の笑みで話しかけてくれた。
「ビールを飲んだからだ」とは言えなかったが、
学校ではそんなに顔色が悪いのかな…とも思った。

 

国が違えば、考え方も、話の持っていき方も違う。
表面だけで判断してはいけない。
そう気づかせてくれた出来事だった。

 

久々の長文ブログ。
根気強く読んでいただき、
謝謝!大家!(ありがとう!みなさん!)
明天見!(またあした!)
晩安!(おやすみなさい!)

 

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さよなら、テレビくん…

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テレビを手放すことにしました。
地上デジタル対応のテレビに買い換えるわけではありません。
これは地デジ対応のテレビ。

 

もともとラジオ派。
あまりテレビを見ないので、この際!と思いまして…。

 

さみしくない!と言えばうそになりますが、
テレビが壊れて1年半ないことがありましたので、
すぐ慣れるでしょう。

 

テレビを見ていた時間に中国語会話のCDを聴こう!
としていますが、すぐ上まぶたが重くなってくる…。

 

そういえば鍼灸修業で中国に留学していたとき、
子供向けのアニメ番組をよく見ていました。
難しい長い会話はないので、
聞き取りの練習には最適でした。

 

中国版の『クレヨンしんちゃん』がありました。
主人公の名前は『図図』。
中国の漢字では『』の中に『』を書きます。
『トゥートゥー』と読みます。

 

話はそれますが、中国漢字でも『冬』は『』と書きます。
『図書館』や『地図』の『図』は、『』の中に『』がある。
寒さとは関係ないのに…と不思議に思っていました。
留学中に聞いておけばよかった。

『トゥートゥー』は両親と3人家族。
マンションに住んでいました。
いたずらばかりしてお母さんによく叱られていました。
懐かしいなぁ~

 

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明日は雪が積もるとか…
車の運転、歩行時の転倒など
お気をつけ下さい。