コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

中国留学思い出し日記~山登り

春!春!春!
山登りの季節となりました。
中国留学中に2つの名山に登る機会がありました。

 

 

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春の山…。
黄山。

 

私が留学していた県内にあるので、
「留学中に行くべきだ!」と地元の人たちに言われ続けた山。

72の峰から成り、そのうちの3つは1800m以上!

 

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鍼灸の修業のために中国に留学していましたが、
まさか、留学中に大好きな山登りができるなんて!
登山用の靴を購入し、
ハチマキ、いえいえ、バンダナ巻いて、気合充分!

 

 

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急な階段。
景色を楽しむ余裕ゼロ!
頂上まで続く…。

 

 

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こちらは、秋の山…。
泰山。
高速バスで9時間。
お尻が痛かった…。

 

 

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登るルートはいろいろありますが、
メイン・ルートは、全長9㎞、7412段の石段!
一段一段の幅が狭く、がに股にならないと登れない。

 

 

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シルバ-・ウィークだったので、
団体ツアーの人、人、人…。

 

 

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泰山は、歴代の皇帝が封禅の儀式をした聖山。
封禅の儀式は、黄帝が即位したときにする儀式だそうです。

 

 

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ただ、山を登るだけでなく、
見学できるところが多いのも、魅力ですね。

 

 

あ~、山に登りたくなってきた!
皆さんはゴールデン・ウィークの計画は立てましたか。
福岡は、博多ドンタクがありますね。

 

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中国留学思い出し日記~忘れられない親子丼

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病院の前の花壇でみつけた、
かわいい花たち…。

 

大腸の内視鏡検査をしてきました。
異常はありませんでしたが、
検査前の準備はつらいですね。

 

検査前日の19時に夕食終了。
21時に下剤服薬。

 

当日は朝食抜き。
腸の動きを活発にする薬を服薬。
その後、2時間かけて下剤を入れた水2ℓを飲む。

 

大腸の中にある便を出し切らないと、検査ができず、
強制的かつ強烈な下痢状態。
何度トイレに行ったことか…。

 

指示通りに14時に病院に行くと患者さんが多く、
長時間検査台で待たされました。
検査結果を聞き、
やっと食事をとったのが18時半。
丸1日ぶり。

 

温かいお茶も親子うどんも五臓六腑に染み渡る…。
と、ここでフラッシュバック。

 

中国での鍼灸修業を終え、
帰国途中に上海で2泊しました。
かなり寒い2月のことでした。
地図を購入し、1人で目的地に出掛けていました。

 

食事はパンで軽くすませていましたが、
最終日の夜は、さすがにしっかりしたものを食べようと、
日本料理店へ。

 

店内の内装は和風。BGMは琴の調べ。
親子丼を頼みました。
運ばれてくる親子丼のどんぶりもお盆も日本と同じ。

 

味も一緒!
お腹が空いていたので、がつがつ食べたいところでしたが、
1年ぶりの、本物の日本食に、
一口、一口、しっかり噛み締めて食べました。

 

今、福岡は北風がとても強く寒いです。
ということは、被災地はもっと寒い…。
温かいご飯が食べられない所も多いはず。
親子うどんを食べながら、せつなくなりました。

 

今回の地震では、住むこと、食べること、生活すること、
相手の立場に立った手助けのこと、文明のこと…、
いろいろ考えさせられます。
これらのことは一時だけ考えるのではなく、
また、どのように長く実行していくか…ですね。

 

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中国留学思い出し日記~フラッシュバック

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今日の大濠公園。

風は冷たいがピーカン!

 

 

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池のほとりにたたずむと、必ずフラッシュバック。

 

 

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中国留学中によく散歩した鏡湖公園。
大濠公園の倍ぐらいの大きさ。

 

 

池のほとりを歩きながら、よく考えていた。
限られた留学期間で、どうしたら効率よく中国語が上達するのか…
どうしたら充実した鍼灸の勉強ができるのか…。

考えては実行。考えては実行。

 

鍼灸で使うツボの位置は、日本も中国もほとんど一緒。
先生が鍼を打つのを見ているだけで、何のツボを使ったかわかる。
滅多になかったが、先生は同一患者さんに使うツボを
がらりと変える。

 

なぜなのか尋ねると、話が深くなるにつれて中国語が聞き取れない。
先生は筆談もして下さるが、75歳のせいか、旧漢字が多く、
読みきれない。
書かれた紙を寮に持って帰り、辞書で調べた。

こんな私をよく指導して下さったと、先生には感謝しつくせない。

 

留学中、久しぶりに会う中国人に、
「中国語が上手になったね」と言われても実感はなかった。
どうしたら…どうしたら…、ずっと考えていた気がする。

 

『この鍼灸の方法がベスト?もっと効く方法がある?』
しょっちゅう自問自答する。
あのつらい中国留学が、妥協しない今の自分を作り出したのかも
しれない。

 

とことん患者さんと話し合いベストをつくします!
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中国留学思い出し日記~病院へ行く!その2

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中国留学中、
解熱目的で処方された漢方薬。

煎じたら、こうなった。
部屋中すごく苦みばしった臭い。
煮汁を飲むと、
鼻をつまみたくなるくらい
苦々しい味…。

効果はバツグンだった。

 

中国で鍼灸修行中、
B型肝炎のワクチンを打ちに総合病院へ。

 

B型肝炎ワクチンは数ヶ月あけて3回打つ。
そして肝炎ウイルスを体の中でやっつける『抗体』が
できているか、血液検査をする。

 

ワクチンを打ちに通院し、
何ヶ月もかけて抗体ができたかどうか、
検査する日がやっと来た!

 

総合病院では前払い制なので、料金を支払い、
注射器の鍼の後ろに取り付ける
小さな試験管みたいなキットを受け取り、
2階の検査室へ。

 

検査室の前の廊下は人だかり。
検査室の壁は、日本の駅の切符売り場のよう。
ガラス張りで、下中央がかまぼこ型にカットされている。

 

壁の向こう(=部屋の中)には、検査員が腰かけ、
壁の手前(=廊下)には、1脚の丸椅子が置かれ、
その後ろに患者さんがたくさん行列を作っている。
とても不思議な光景。

 

ちなみにしっかり抗体はできていた。
帰国後の検査でも問題なし。
めでたし めでたし…。

 

帰国後は福岡で女性専門鍼灸院をしています。
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中国留学思い出し日記~病院に行く!その1

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中国留学中、
猛暑とともに熱があがり、

どうにも下がらない。

 

鍼灸を教わっていた医師に相談。
点滴と漢方薬を処方。

 

かなりの種類の漢方。
これらの煮汁を飲む…。
まずいっ!
でも、元気復活!

 

中国の鍼灸では、『刺絡 しらく』といって、
つまってよどんだ血液を取り除くことにより、
経絡の流れをよくする方法がある。
ツボに鍼をした後、吸玉(すいだま)などの器具を使い、
ツボ周辺のよどんだ血液を出す。

 

鍼灸修業中、患者さんの血液に触れることもあるので、
B型肝炎のワクチンを打つことにした。

 

修業先は小さなところので、無理。
日本語学科専攻の中国人大学生は、
立派な総合病院に連れて行ってくれた。

 

まず、受付をする時に1元(当時15円くらい)支払う。
玄関のすぐ横には、一台の机と椅子が置かれ、
医師か看護士らしき人が座っている。
そこで、なんのために来たか話すと、
その女性は、どういう手順でどの科に行くのか説明し、
数枚の処方箋のようなものを書いた。

 

それらを持って会計へ。
診療代と注射液代を支払う。前払い制。

 

次に薬局で、B型ワクチンの小瓶を受け取り、
それを持ってやっと処置室?の受付へ。
ほとんどセルフ・サービス。

 

ところで…、
なぜか、プラスチックの診察カードの名前の欄は
フルネームではない。
私は、漢字で4文字。
中国人は、2文字か3文字。
4文字まで作れる機械ではないのか…。
3文字でちょん切られた名前。

 

しばらくすると、名前が呼ばれた。
一台の机と三脚の椅子のみの閑散とした処置室。

 

私は医師あるいは看護士の前の椅子に腰掛けた。
すると、その方が話しかけてきた。
早口で聞き取れない。
中国人大学生に聞くと…、
彼女は片手を腰に置くポーズをとった。
小学校で、横に並え!の時に先頭の人がとるポーズ。

立ち上がり、彼女と同じポーズをとると、
腰に置いた側の二の腕に注射をブスリ!

 

注射をした後、脱脂綿でももらえるかと思ったら、
赤チンのようなものが先端に浸み込んだ綿棒だった。
なるほど、このほうが注射液や血液が手につかない。
ただし、皮ふとの接地面積が小さい。

 

国によって、まったく違うんですね。
鍼灸の仕事をする前は、病院でリハビリの仕事をしていたので、
興味津々の病院受診でした。
この続きは、明日のブログで~。

 

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