コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

特集~五臓六腑の力が鍼灸治療を活かす④~胃と脾

 

漢方では食材を、『体を温める作用のある食材』と、

『体を冷やす作用のある食材』と、

『温める作用も冷やす作用もない食材』とに、分けている。

夏野菜のトウモロコシは、『平』。

体を温めもしないし、冷やしもしない。

 

 

 

 

夏野菜のキュウリは、『涼』。

ちょびっと冷やす。

『清熱 せいねつ』といって、体にこもった熱をとる作用がある。

 

 

 

 

夏野菜のトマトは、『微寒(びかん)』。

『涼』よりは冷やすが、『寒』ほどは冷やさない。

『解暑清熱 げしょせいねつ』といって、

体にこもった余分な熱をとり夏バテを解消する。

夏野菜は体を冷やす作用のものが多い。

夏でも冷房の影響で体が冷えている場合、

冷やす作用のある食材をとりすぎると、より体が冷えちゃうよ!

 

 

さてさて、本題に入ろうかな。

口から取り込まれた飲食物は、まず胃に送られる。

空腹時の胃は約200mlの大きさ。

飲食物が入ると約1~1.5Lまで膨らむ。

毎分約3回の蠕動(ぜんどう)運動が始まり、

胃の中の飲食物は撹拌され、

胃液と混じって粥状になる。

一日の胃液の分泌量はなんと2.5L!

 

 

 

赤いラインは、『足陽明胃経』という経絡。

黒目の下から始まり、顔、体幹前面、太ももの前面、

むこうずねを下り、足の人差し指で終わる。

経絡上にツボは片側45個!

かなり多い。

この経絡は胃にもつながっている。

東洋医学でも『胃』の重要な働きは、飲食物の腐熟。

 

 

 

 

赤い矢印は、『足三里』というツボ。

膝(赤い花のシール)の下にある。

黄色のラインが、『足陽明胃経』。

胃痛、消化不良、食欲不振など胃のトラブル時には、

『足三里』に反応が出やすい。

このツボを鍼やお灸で刺激すると、

滞っていた経絡の流れが改善し、

エネルギーと栄養分を充分に胃へも送れるようになり、

胃や腸など消化器の働きがアップし、症状もやわらぐ。

症状のある部位から離れたツボをよく使うが、

経絡という概念があるからなんだなぁ…。

 

 

胃と表裏関係にあるのが、『脾』。

西洋医学の『脾臓』の働きは、赤血球の貯留、

古い赤血球や血小板の破壊、リンパ球の産生など。

東洋医学の『脾』の重要な働きは、胃とともに飲食物を消化し、

栄養源を作り出し、運搬すること。

 

 

 

足太陰脾経(あし・たいん・ひけい)。

足の親指から始まり、脚の内側、体幹前面を下り、

胸部側面で終わる。

ツボは片側21個。

この経絡は脾にもつながっている。

胃と同様に、消化器のトラブル発生時に、

この経絡にあるツボを使う。

 

 

脾は水分を運搬する働きもある。

体内の水分がたまりすぎてむくむとき、

ここにあるツボに鍼やお灸をして、水分代謝を整える。

 

 

『統血作用』も脾の重要な働き。

統血とは、血を統轄(とうかつ)し、正常に循環させ、

体外に漏れ出ないようにすること。

そのため、月経過多(月経量が多い)、

不正出血(月経期間以外の出血)など、

血の巡りにかかわる婦人科の症状には、この経絡のツボを使う。

 

 

 

 

赤い矢印は、『血海 けっかい』というツボ。

膝の上にある。

黄色のラインが、『足太陰脾経』。

東洋医学では、経絡やツボの特徴を地形に例えることがある。

本流の川の水が海に集まるように、血がこのツボに集まる。

それだけ、『血の巡りには重要なツボ』ということがうかがえる。

 

 

おおーっ!

12個の臓器のうち、残るはあと4個!

もうちょっと、この特集におつきあいください!!!

 

ちなみにツボ~胡蝶蘭編

 

当鍼灸院の開設祝いに頂いた胡蝶蘭。

翌年の2011年4月にも、左の胡蝶蘭はみごとに咲いた。

 

 

 

 

 

ちなみに…。

名前に『蘭』がつくツボは『蘭尾 らんび』。

膝下にある。

ハート・マークが膝。花マークがツボ。

ツボ本で確認すると…。

うっ! 違った!!!

草かんむりのない『闌』だった。

中国漢字であり、門がまえの中は『東』ではない。

『柬』。

『闌尾』は盲腸(=虫垂)のこと。

盲腸炎や胃のトラブルに鍼やお灸で用いる。

コトーは使ったことがない。

 

 

新コーナーの『ちなみにツボ』は最初からつまずいてしまった…。

しかーし、無理矢理進むぞーっ!

 

 

 

 

 

翌年の2012年から丈が短くなり、背中がずいぶん曲がり、

花の数も激減…。

育て方が分かっていないからだ。

申し訳ない…。

 

 

 

 

 

 

ちなみに…。

『曲がる』といえば、『曲池 きょくち』というツボ。

肘(赤矢印)にある。

肘を曲げたときにできる『くぼみ』を池に例え、この名前がついた。

パソコンやスマホをしすぎて指や腕が疲れたときに、

ここのツボ押しが気持ちいい!

 

 

 

 

 

2015年10月12日。

真っ暗闇の中、鉢植えが置かれた場所に突っ込んで、

鉢が割れた…。

 

 

 

 

 

ちなみに…。

『突っ込む』といえば、黄緑色の矢印『天突 てんとつ』と、

赤矢印『水突 すいとつ』。

『天突』は左右の鎖骨の間にある。

『天』は上部のこと。

『突』は突出や突起のことであり、

ここではのどぼとけを指す。

 

 

『水突』はのどぼとけの横にある。

『水』は口から取り込む飲食物のこと。

飲食物を飲み込むときに、のどぼとけが上下に動くので、

この名前がついた。

風邪や花粉症など、のどのトラブルに

ちょこんと鍼やお灸をする。

 

 

 

 

 

新しい鉢に植え替えたが、翌年の2016年には花が咲かなかった。

うっ………。

しかーし、

 

 

 

 

 

2017年4月2日撮影。

花芽が伸びてるよー!!!

アップするとこんな感じ。

 

 

 

 

 

ヤッター!!!

 

 

新コーナー『ちなみにツボ』では、いろいろなツボを紹介するよー!

お楽しみに~~~!!!

ちなみに…。

いろいろなツボを紹介するコーナー『しりとりツボ』は、

しりとりが続かず2回でぽしゃった…。

グフフフ…。

 

動物にちなんだツボ

この時期になると、日中はつくつくぼうし(セミ)が鳴いているが、

日がかげると秋の虫が鳴き始める。

今年は、ひときわ大きく鳴く虫が1匹いる。

イヤ、まてよ。

窓を閉めきっても、声の大きさが変わらない。

もしかして室内に紛れ込んでいる?

聞き耳を立てると、どうやら台所にいるらしい。

角のごみ箱あたりかな???

ゴミ箱をそーっと持ち上げたが、いない…。

たまーにしか鳴かないので、居場所を限定できない…。

はやく仲間のいるところに戻してあげたいのに…。

 

 

さて、

鍼やお灸で用いるツボには、いろーんな名前がついている。

ツボがある部位の形状が、

動物そのもの、あるいは動物の一部に似ているから、

その動物の名前がついたツボもある。

残念ながら、秋の虫の名前がついたツボはないが…。

 

 

 

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赤い矢印が指しているツボは、『鳩尾 きゅうび』。

『鳩』はハトではなく、カッコウのこと。

『鳩尾』は、左右の肋骨の間にある胸骨という骨の真下にある。

胸骨の形状がカッコウの尾に似ているので、

『鳩尾』という名前がついた。

 

 

 

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赤い矢印が指しているツボは、『伏兎 ふくと』。

膝には、赤い花のシールを貼りつけている。

このツボは、太ももの中央にある。

太ももには、大腿四頭筋(だいたい・しとうきん)という大きな筋肉がある。

その中央は盛り上がり、

兎(うさぎ)が伏している姿に似ているので、

『伏兎』という名前がついた。

う~ん、わかりやすい!

 

 

 

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赤い矢印が指しているツボは、『犢鼻 とくび』。

『犢』は子牛のこと。

このツボは膝蓋骨の下のくぼみにあり、

その形が子牛の鼻に似ているので、

『犢鼻』という名前がついた。

各々のツボの名前には由来があり、

大先輩の鍼灸師がどんな思いで命名したのか、

思いめぐらすのも楽しい…。

 

 

さて、夜も深まり、23時13分。

台所でしゃがみこみ、食器棚に皿を戻そうとすると、

真横の壁にガサガサ動く物体を発見!

一瞬ゴキブリと思ったが、形が違う!!

こいつが大きく鳴く虫にちがいない!!!

 

 

 

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プラスチックのカップの中に入っているので、くっきりとは撮れなかった。

右側にあるのは10円玉。

胴体は1cmにも満たない…。

こんなに小さかったら、さすがに見つけられないなぁ…。

同じ鳴き声が聞こえてくる、庭の草むらに放した。

めでたし、めでたし…。

 

なんとか残暑を乗りきろう!

今年の梅雨は雨が降らないなぁ…。

と思っていたら、雨、雨、雨、雨。

最高湿度99%!

部屋のどこに触れてもじとっと湿っている。

気温も高く、不快指数もマックス!

この後、猛暑がやってきたら、相当体にこたえるなぁ…。

と思っていたら、猛暑が止まらない。

夕立が降ったら少しは涼しいのに…。

と思っていたら、スコールのような雨。

でも、涼しくはならず、蒸し暑さ倍増!

お盆が過ぎ、朝晩は気温が下がるが、

日中は暑い!暑い!!暑い!!!

こんな調子では体をいたわってあげないともちそうにない。

 

 

コトーがこの夏に気をつけていることは3つ。

1つ目は睡眠。

暑さも冷房のひんやりさも体を疲れさせる。

その日の疲れをその日にとるには、

夜更かしせずに睡眠!

しっかり寝ている間に、

痛んだ体の細胞よ、しっかり修復してくれ~~~と、

祈っている。

 

 

2つ目は食事。

しっかり食べてエネルギー補給!

冷たい物をとると体はバテやすいので、お茶は常温のもの。

でも、あまりの暑さに、アイスクリームの誘惑に

何度も負けている…。

 

 

3つ目はプラスαの体力をつけること。

気温や湿度の変動が激しいと、体力の消耗も激しい。

仕事や家事など日常生活をこなす体力+αがないと、

バテやすい。

プラスαの体力は、普段の生活をこなしているだけでは

なかなかつかないと思っている。

この時期は冷房の効いた中で、ほどよく汗をかく程度の

運動しかできないが、ほそぼそと続けている。

 

 

ところで、鍼やお灸をするツボには、

エネルギーを補給してくれる、たのもしいヤツがいる。

 

 

trunk_front_001
<体幹>
trunk_front_002
<腹部>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、『関元 かんげん』。

下腹部にある。

右の写真では一番左下のツボ。

といっても、下腹部の中央にある。

下腹部にエネルギーが集まり、

そこから全身に行き渡る、と東洋医学では考えている。

『関元』に鍼やお灸をしてエネルギー補充!

 

 

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例えば、『湧泉 ゆうせん』。

足の裏にある。

足少陰腎経(あし・しょういん・じんけい)という経絡の上にあり、

この経絡のエネルギーが湧き出ることから、

この名前がついた。

『湧泉』にお灸をしてエネルギー補給!

暑い夏でも気持ちがいいよ!

 

 

当鍼灸院の周りでは、ツクツクボウシがまだ大活躍。

皆さんの住む街ではいかがですか?

なんとか残暑を乗りきりましょう!!!

 

ペアなツボ…

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赤いラインは、『足陽明胃経 あし・ようめい・いけい』という経絡。

経絡は、体中に張り巡らされた通路のようなものです。

エネルギーと栄養分を全身に送っています。

『足陽明胃経』には、相棒がいます。

 

 

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『足太陰脾経 あし・たいいん・ひけい』です。

お互い影響しあっています。

 

 

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う~、絵が下手すぎてすみません!

膝のつもりです。

左右お隣同士のツボ。

『梁丘 りょうきゅう』と『血海 けっかい』。

『梁丘』は『足陽明胃経』の上に、

『血海』は『足太陰脾経』の上にあります。

ペアの経絡の、ペアなツボ!

膝の痛みや腫れがあるとき、

この2つを一緒に鍼やお灸をします。

もう1つ、『ペアの経絡のペアなツボ』をご紹介します。

 

 

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このブログ初登場!

『手闕陰心包経絡 て・けついん・しんぽうけい』。

胸の横にあるツボ『天池 てんち』から始まり、

腕の前面中央を下り、

中指にあるツボ『中衝 ちゅうしょう』で終わります。

この経絡の上に、ツボは9個。

経絡は左右対称にあるので、合計18個。

この経絡にも相棒がいます。

 

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『手少陽三焦経 て・しょうよう・さんしょうけい』。

絵では分かりにくいかもしれませんが、

ツボ・モデル子ちゃんの後ろ姿です。

手の薬指にあるツボ『関衝 かんしょう』から始まり、

腕の後面、肩、首と上り、

耳の外をぐるっと回って、

眉毛の外にあるツボ『絲竹空 しちくくう』で終わります。

この経絡の上にはツボが23個(片側)。

 

 

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手のひら側の手首ちかくにあるツボ『内関 ないかん』。

『手闕陰心包経』の上にあります。

手を裏返しにすると、同じ位置にあるのが…、

 

 

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『外関 がいかん』。

『手少陽三焦経』の上にあります。

手首の痛みや手の冷えがあるとき、

この2つを一緒に鍼やお灸をします。

 

経絡は体の中心に2本。

左右対称に12本あります。

それらの経絡の上に、合計371個のツボがのっています。

各々のツボには特長があり、

症状にあわせてツボを選びます。

 

 

目には見えないツボに鍼やお灸をすることにより、

滞っている経絡の流れを改善し、

体の自己治癒力を高めて、

症状を治す…。

健康を保つ…。

『ツボの力』って不思議です。

 

 

さぁて、おまけの話。

梅雨に入りましたね。

蒸し暑かったり肌寒かったり、

ころころ天気が変わっています。

体調を崩していませんか?

当鍼灸院で一番元気なのは観葉植物。

 

 

orchid_2015_06_06_001_01

この胡蝶蘭は、花が咲いているときから、

じわじわつぼみができ、

花が終わった5月に、ぼわんと膨らみ始めました。

 

 

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もうすぐ咲くかな?

 

 

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この胡蝶蘭は4年間の冬眠から目覚め、

花芽がちょびちょびっと伸びています。

 

 

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くじゃくのような、綺麗なフォルム!!