コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

特集:筋肉のコリと痛みの話①~筋肉の働き

筋肉の働き・その1・関節を動かす!

下手なイラストですみませ~ん。右側から、お尻と太ももを中心に見た図。膝を伸ばす筋肉(赤色)は4つあり、太ももの前側についている。骨盤と太ももの骨から始まり、膝蓋骨(しつがいこつ)をくるんで、すねの骨につく。これらの筋肉が縮まると、膝蓋骨とすねの骨が上方に引っ張られ、膝が伸びる。膝を曲げる筋肉(青色)は3つあり、太ももの後ろ側についている。骨盤から始まり、すねの骨につく。これらが縮まるとすねの骨が上方に引っ張られ、膝が曲がる。

膝に限らず、どの関節もゆっくり動かしたり、速く動かしたり、途中で止められる。どうしてそんなことができると思う?実は曲げる筋肉と伸ばす筋肉が協調して動くから。膝を伸ばす筋肉が、動かしたいスピードで縮まるとき、膝を曲げる筋肉は、それに合わせて力を抜き、ゆるませる。膝を伸ばすのを止めたいときは、膝を曲げる筋肉も力が入り、伸ばす筋肉も曲げる筋肉も縮まる。

関節をいろーんなスピードで動かし、止めて、また動かすには、いろーんな筋肉の協調が必要なんだなぁ~。腰を何度も痛めるのは腹筋が弱いからだ!腹筋を鍛えよう!と意気込んでも、腰の筋肉や腹筋の柔軟性や協調性を無視して、腹筋だけ鍛えるだけでは、慢性の腰痛からはなかなか抜け出せない。

 

筋肉の働き・その2・姿勢を保つ!

背骨は、7個の頸骨、12個の胸骨、5個の腰椎、合わせて24個の骨で構成されている。

 

これは腰の骨(灰色)、2個の連結。横から見た図。右がおなか側。左が背中側。紫、黄緑、黄色、濃いピンク、水色で塗られた部分が靭帯(じんたい)。1つ1つの背骨を結び付けている。薄いピンクの部分は椎間円板(ついかんえんばん)。骨と骨がぶつからないようにクッションの役目を担っている。これらの靭帯の周りにはたくさんの筋肉が背骨につき、そのおかげで背中を丸めたり、反らしたり、捻ったり、横に傾けたり…と、いろんな方向に動かせる。

地球には重力があり、立位、椅子座位、床座位、四つ這い、膝立ちなど、寝た姿勢以外では、重力に逆らって姿勢を保つため、筋肉の力が必要となる。背中の筋肉や腹筋の筋力が落ちると、重力に逆らいきれずに、猫背になっちゃう…。

 

筋肉の働き・その3・年中無休でも働く!

 

 

いきなり問題!これはどこの筋肉だと思う???????なーんと、心臓の筋肉。

分かりにくいけれど、上部と左下に、動脈と静脈がある。心臓の中で蓄えられた新鮮な血液は、この筋肉が縮まることにより、動脈に押し出され、全身を巡る。関節を動かしたり、姿勢を保つときに使われる筋肉とは質が異なり、休まずに働いても疲れないんだよー。ご苦労さーん!!!

 

筋肉の働き・その4・サポーターもする!

胸を前から見た図。1つ1つの肋骨の間には肋間筋(ろっかんきん)という筋肉がある。肋骨と肋間筋を取り除くと、右側のように、肺と横隔膜(おうかくまく)がある。

 

腹式呼吸で息を吸うときは、横隔膜が縮まり、胸腔(水色)が引き下げられ、肺が広がり、肺に空気が入る。

 

胸式呼吸で息を吸うときは、外肋間筋が働き、斜め下ぎみの肋骨たちが少し上に持ち上げられ、胸腔は横に広がり、肺も広がり、肺に空気が入る。息を吐くときは、横隔膜と外肋間筋が力を抜き、ゆるむと、肺がすぼんで空気は吐き出される。普段、私たちは無意識に呼吸をしているが、筋性の膜である横隔膜と、外肋間筋の活躍のおかげなんだなぁ…。

ダッシュで走りこんだ後、肩を上下させて、乱れた呼吸を整えるよね?肩を持ち上げる筋肉や背中の筋肉などが横隔膜たちをサポートして胸腔をより広げ、肺にたくさんの空気を送るんだなぁ…。サポーターたちを呼吸補助筋といい、普段は他の仕事をしている筋肉が必要に応じて助っ人になる。

わぁお!またまた、長いブログになっちゃった。次回は筋肉のコリと痛みのメカニズムを書くよーん。しばらく、難しい話が続くけれど、お付き合いください!!!

 

庭は雑草がボーボー。草むしりに追われている。福岡市南区にある、女性専門鍼灸とパーソナルトレーニングの≪レディース鍼灸ことうプラス≫の女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。

あごのコリを鍼治療とツボ押しとあご体操で解消しよう!

これは下あごの骨。

 

たくさんの筋肉と靭帯(じんたい)によって、下あごの骨(水色)は頭蓋骨にぶら下がっている。

赤丸のところがあごの関節。

口を開閉するたびにこの関節が動く。

 

 

食べ物をかんだり、すりつぶすときに、こーんなにたくさんの筋肉が働いている。

 

思い起こせば1年前。

コトーは左下の奥歯を抜いた。

虫歯ではない。

歯がグラグラしていたわけでもない。

睡眠中のかみしめと歯ぎしりが原因だった。

奥歯に3本のヒビが入り、割れる寸前。

治療手段はなかった。

 

入眠中の過剰な筋肉トレーニング!

あごの筋肉は常に硬い!

マスクを長時間つけていると、圧迫されるせいか、あごの動きが制限されるせいか、あごの筋肉がこり、痛みが出てくる。

 

そんなときは小さく細い鍼で、硬くなった筋肉をちょこちょこっとほぐす。

下あごの骨は頭蓋骨にぶら下がっているだけなので、縮こまった筋肉がゆるむと、下あごはちょびっと下がる。

顔の筋肉もつられてゆるむ(気がする)。

 

かみしめや歯ぎしり、顎関節症でお悩みの方は、ぜひ鍼治療を体験してほしいなぁ~。

鍼は怖い~~~!という方はツボ押しがおすすめ。

 

下関(げかん)というツボは、頬骨(ほおぼね)の下の中央あたり。

ツボの探し方のコツは、口を開けた状態で押すと骨にぶつかり、口を閉じると骨にはぶつからず、くぼみになるよ~ん。

左右のツボ下関に人差し指を当て、痛気持ちいい程度の力でクルクル押し回し。

3~5秒ほど押し、ひと呼吸ほど休み、また3~5秒ほど押す。

数回繰り返す。

 

頬車(きょうしゃ)というツボは、下あごのエラ(角ばったところ)から、少し上のくぼみ。

押し方は、下関と同じ。

 

翳風(えいふう)というツボは耳の付け根の少し後ろのくぼみ。

押し方は、下関と同じ。

 

ガチガチに硬いときに強く押すと、よけい痛くなっちゃうから気を付けてね。

気持ちい~い程度の強さで、やさしくクルクルクルクル押し回し!

 

(コロナのことを考慮して)誰もいないところで、発声しながらのあご体操もおすすめ。

痛くない範囲で大きく口を開けて、10回「あー!」と発声。

次に、口角を思いきり外側に引いて、10回「いー!」と発声。

次に、口を思いきりとんがらせて、10回「うー!」と発声。

次に、ちょっとだけ口角を引いて、10回「えー!」と発声。

次に、ちょっとだけ口をすぼめて、のどぼとけを下げて、低い声で10回「おー!」と発声。

下あごを支えたり動かす筋肉がいろーんなふうに動いたはず!

口の開閉に痛みがある方は無理しないでね。

暑いっすねぇ~。

日中出かけるときは、サングラスに長手袋に日傘に水筒にタオルにマスクにペーパータオルが必需品。

汗で下着までぬれたとき、冷房が効いた部屋に入ると体がひんやりしちゃう。

そんなときは下着と肌の間にぺーバータオルを置く。

ペーパータオルが下着の汗を吸い取り、湿ったペーパータオルは体熱で乾き、体がひんやりしないよ。

ペーパータオルがないときは、ポケットティッシュでもOK!

試してみてね!

 

福岡市南区にある、女性専門の鍼灸とパーソナルトレーニング、レディース鍼灸ことうプラスの、女性鍼灸師・理学療法士コトーでした。

またね~。

特集:レディース鍼灸ことう+:コトーの鍼治療スタイル④~灸頭鍼

灸頭鍼[きゅうとうしん]は名前のごとく、

鍼の先端にモグサを差し込んで、

鍼をしながらお灸もする。

 

 

 

 

ツボや硬くこわばった筋肉に鍼を置き、

切り目の入った台紙を鍼に差し込む。

市販の灸頭鍼用モグサは和紙に包まれ、

和紙にちょこっと穴が開いている。

鍼の先端にその穴を差し込み、

モグサに火をつける。

 

 

 

 

熱くはない。

モグサが皮膚に近いと熱く感じるので、

そんなときは台紙の枚数を増やす。

 

 

鍼の刺激とお灸の輻射熱が同時にツボや筋肉に伝わる。

体の芯まで温まり、保温効果は高い。

当院では冷えが強い方に灸頭鍼を行う。

灸頭鍼を受けると温泉に入っている感覚になる!

そんな感想もよく聞く。

 

 

灸頭鍼は血流を促し、

硬くなった筋肉をほぐす力も強い。

首、肩、背中、お尻、脚、腕などの筋肉由来の痛みに灸頭鍼を用いる。

筋肉の緩みやすいポイントに灸頭鍼をする。

灸頭鍼を終えた後、

力が抜けて腕が重い~~~!

首が動かしやすくなった~~~!

眼もすっきりした~~~!

腰が痛くないから背筋をしゃきっと伸ばせる~~~!

そんなふうに変化を実感しやすい。

 

 

5月は気温の変動が激しい。

夏日になったかと思えば、風がひんやりと冷たい日もある。

こーんなときは腰痛持ちさんは、要注意!!!

ぎっくり腰になりやすい。

 

 

テレワークで一日中座りっぱなし。

スポーツジムなどが休みで、体がなまってる! 硬くなってる!

そんな方も要注意!!!

背筋が硬くなり、背筋の筋力が落ちているかも。

 

 

人ごみを避けての散歩やラジオ体操、ストレッチングなどで、

まず体をほぐそう!

自分の力でほぐれそうもなかったら、鍼灸院にどうぞ…。

あまりにも背筋がガチガチな方には、

灸頭鍼の後に置き鍼の、

 

 

 

 

円皮鍼[えんぴしん]や、

 

 

 

 

皮内鍼[ひないしん]がおすすめ。

 

 

どちらも2週間ほどそのままにして、

緊張してくる筋肉をほぐし、

痛みが出にくい状態にする。

痛みが出ないようにかばって、変な姿勢になることもない。

自分でも動かしながら、

より筋肉をほぐし、症状を改善する。

 

 

痛みがなくなったー!と思って

自分で円皮鍼や皮内鍼をはずしたら、

痛みがぶり返すことがある。

はずすのが早かったんだなぁ。

はずすタイミングはコトーにおまかせ!

 

 

円皮鍼がどんなものかはブログ

特集:レディース鍼灸ことう+:コトーの鍼治療スタイル②~円皮鍼

をご覧ください。

 

 

皮内鍼がどんなものかはブログ

特集:レディース鍼灸ことう+:コトーの鍼治療スタイル③~皮内鍼

をご覧ください。

 

 

灸頭鍼を受け、腰を動かしても痛くなってきたら、

当院ならパーソナルトレーニングも追加してほしい。

体のクセを変えないと痛みはぶり返しやすいから。

 

 

パーソナルトレーニングで、まず、自分の体の使い方のクセを知って、

自分に合ったストレッチングや運動でクセを治していこう!!!

クセは○年、○○年かけてできたもの。

簡単には治せない。

根気強く、こつこつとストレッチングや運動に取り組むと、

日常の中でクセが出にくくなる!

そうすると、痛みがぶり返しにくくなり、

たとえ痛みが出たとしても、多少の痛みだったら

自分でするストレッチングや運動で、痛みが解消できる!

頑張ろう!!!

 

 

睡眠不足も筋肉のこりには大敵!

寝ている時間が短いと、

痛んだ筋肉を修復する時間も短いってこと。

修復しきれないうちに起床しちゃうんだなぁ…。

ついつい夜更かしせずに寝よう!

 

 

ぎっくり腰になると温めると気持ちがいいから、

じっくり浴槽につかる方が多いけれど、

ぎっくり腰は腰の筋肉の炎症だから、初日は患部は冷やす!

お風呂はシャワーですませよう。

直後でなければ、ゆったり浴槽につかり、

温めて血流を良くしよう!

痛くなくても普段から浴槽につかって筋肉をほぐし予防しよう!!

 

 

ところで、コトーは仏像を見るのが好き。

正面からじっくり…、

背面からじっくり…、

右横から…左横から…。

 

 

仁王像の腕を見て、

おぉっ、上腕二頭筋がめちゃくちゃ盛り上がってるなぁ…。

えぇっ、この手の向きだったら、肩は脱臼してるでしょ…。

姿勢分析をしちゃう!

20年間、理学療法士をしてきたクセだなぁ。

患者さん以外でも姿勢・運動分析をついついしちゃう。

自分が描くイラストもチェックが入る。

 

 

股関節と膝関節がこの角度だったら、

足の裏はこんなにしっかり見えないはず。

足首周辺の筋肉がよっほど柔らかくないと無理。

でもコトーのデッサン力ではこれが精一杯なんだよーーー!!!

まっ、いいか…と開き直って載せちゃうんだよーーー!!!

 

 

福岡市南区にある、女性専門鍼灸・パーソナルトレーニング、

≪レディース鍼灸ことう+≫の

女性鍼灸師&理学療法士、コトーでした。

またね~~~。

体に優しい椅子たち…

キミとは今日までだなぁ…。

キミは体が大きいから、パーソナルトレーニングをするとき、

邪魔なんだな。

明日、引き取りに来る。

痛んでいないのに、ごめんね。

引き取り先で、活躍してほしい。

 

思い起こせば、10年前。

当院を開設するときに、待合室のソファーが必要だった。

柔らかすぎると、座った時にお尻が沈みこみ、

座りにくいし、立ち上がりにくい。

座面までの高さが低すぎると立ち上がりにくく、

高すぎると座り続けにくい。

これらの条件にかなうキミに出会うまで、

あらゆる家具店のソファーを座りまくった。

キミは座面の奥行きがあるから、

背もたれに手作りのクッションを置こう!

そう思ったのに、

10年、手作りクッションは作られることがなかった。

 

お二人さん、こんにちは。

座りやすく立ち上がりやすいと思って、

キミたちに来てもらった。

高齢者の方は肘掛けがあったほうが、

つかまって立ち上がりやすいから、

肘掛け付きの椅子を探していたんだ。

椅子に腰かけたまま着替えるなら、

肘掛けはないほうがいいかな…と思って、

肘掛けなしの椅子も購入した。

 

2脚並べると、

「自分たちは端っこにいます…」と

奥ゆかしい感じがかわいいなぁ~。

最近、腰痛予防・改善できる椅子も購入!

 

こいつです。

 

椅子の脚の先端に、自分の足を乗せ、前方へ踏み込むと、

自然と骨盤が起き、『いい姿勢』になる。

背中が丸まりにくいので、腰痛も首コリも起こしにくい。

ただし、『いい姿勢』も長くとり続けると背筋が疲労し、

痛みだす。

この椅子が素晴らしいのは、

椅子の脚(コトーが足を乗せている部分)が

船底のように弯曲していること。

 

後方(お尻)に体重をかけると、椅子ごと後方へ傾き、

骨盤も後方へ傾く。

ロッキング・チェアー(揺り椅子)なんだなぁ~。

ルーズリーフにブログの下書きをしているときは、

前方に体重をかけ、いい姿勢を保ち、

どんなふうに書こうかなぁ…と考えているときは、

椅子を揺らす。

背筋と腹筋をときどき動かし、

腰痛予防や腰痛改善になるんだよ。

フリフリ揺らしてるよ~ん!

 

 

さぁて、おまけの話。

 

先日、お店のレジで100円玉を3つ出した。

あれ? 1つ変!?!

おもちゃのコイン?

手に取ってよく見ると、あーっ!あーっ!あーっ!

 

2020東京オリンピック・パラリンピックの記念コイン!!!

 

コインの裏はパラリンピックの競技かな?

もちろん、このコインでは支払わず持ち帰った。

 

新型コロナウィルス感染のため、

オリンピック・パラリンピックは延期となった。

皆さんの住む街の状況はいかがですか。

コトーは30年前のことを思い出す。

 

その頃、重度障がい児・者施設で理学療法士として、

運動麻痺のある方の運動療法を行っていた。

重度の障がいがある方は、インフルエンザにかかると、

肺炎などを併発し、救えない命もあった。

 

インフルエンザが大流行すると、

休日でも大勢人が集まる街に行くのは控え、

自分を介して入所児・者にインフルエンザを移さないよう、

気をつけていた。

 

ある時、同僚から、

「あんた、手が黄色いよ。大丈夫?」と言われた。

診察の結果、黄疸ではなく、みかんのとり過ぎによる色素沈着。

ビタミンCをたくさん摂って、抵抗力をつけよう!と思っていたのか、

みかんやみかんジュースを毎日大量に摂っていた。

それだけ危機感を感じていたんだなぁ…。

 

今回の感染は規模が全く違う。

自分のため、家族のため、友人のため、知人のため、

自分の住む街・県・国・世界の人々のため、

自分はどのように行動したらいいのか考えないと!

薬が開発され、全世界の人々の手にそれが行き渡るまで、

気を引き締めなきゃ!と思ってる。

 

福岡市南区にある、

女性専門の鍼灸&パーソナルトレーニング、

≪レディース鍼灸ことう+≫の、

女性鍼灸師・理学療法士のコトーでした。

 

地球を守る!

 

特集~心への鍼灸アプローチ③~『気』のメンテナンス

東洋医学において、『気』はいろーんな仕事をしている。

例えば、栄養作用。

『気』は体のあらゆる部位に栄養を与える。

つまり、『気』は体を構成する物質の1つなんだなぁ…。

 

 

推動作用。

『気』は臓器や器官などの活動の駆動力となり、

経絡の流れの推進力としても働く。

つまり、『気』は生命活動のエネルギー源でもあるんだなぁ…。

 

 

防御作用。

『気』は外邪の侵入を防御し、

もし侵入しても、それを除去する。

 

 

温煦(おんく)作用。

『気』は臓器や器官などあらゆる部位を温め、

体温を一定に保つ。

などなど…。

 

 

こんな、つかみどころのない『気』は、どうやって作られるのか。

 

 

胎児のときは、父母から受け取った『先天の精気』が

栄養物質となる。

でも、この世に生まれ出ると、父母からの『先天の精気』はもらえない。

口から取り込んだ飲食物が消化吸収され、栄養物質となる。

これを『後天の精気』と呼ぶ。

 

 

『先天の精気』は『後天の精気』によって常に補給され、

『元気』となり、

臍下丹田(せいかたんでん)(=へその下の下腹部)に集まり、

経絡を通って全身にめぐる。

 

 

鼻や口から吸いこむ空気(酸素)も栄養物質となる。

これを『自然界の精気』という。

 

 

『先天の精気』や『後天の精気』が変化した『元気』と、

『自然界の精気』を原料として、

『気』が作られる。

 

 

『元気』が充分に作られると、

下腹部は張りがあり、

臓器や器官も元気はつらつ活動し、

心も体も活動的で、

疲れにくく、病気にもなりにくい。

 

 

『元気』が足りないと、

下腹部はフニャフニャで弾力性がなく、

臓器や器官の活動が衰えて、

やる気がなく、疲れやすく、

病気になりやすい。

 

 

慢性的な病気による体力の消耗や、

高齢による身体的衰弱や、

飲食物の不摂生や過労などが続くと、

『気』が充分に作りきれず、足りなくなっちゃう。

 

 

また、七情(怒、喜、憂、思、悲、恐、驚)は、

日常起こる感情だけど、

ある感情が長く続いたり、

衝撃的な強い感情が起こると、

全身をめぐる『気』が滞り、

臓器や器官なども影響を受ける。

 

 

 

 

下腹部にあるツボ『関元 かんげん』。 赤矢印。

赤花シールは、へそ。

『関元』の別名は、『丹田』。

『関』は『関所』という意味。重要な場所ってこと。

『元』は『気』の原料でもある『元気』のこと。

このツボは『元気』の関所なんだなぁ…。

鍼やお灸をして、エネルギーを補充したり、

『気』のめぐりを整える。

 

 

 

胸の間にあるツボ『膻中だんちゅう』。赤矢印。

『膻』は『君主の宮城(きゅうじょう)』のこと。

『君主』は五臓六腑の『心 しん』を指す。

『宮城』は、中心に皇居、

その周囲に諸官庁を配置した一郭のこと。

『膻中』は君主(心)に代わって、

周囲の諸官庁が命令を受けるような働きがあり、

このツボは胸膜の『中』にあるので、

この名前がついた。

『膻中』の別名は『上丹田』。

『気』にとーっても関係するツボなんだなぁ…。

不安感や動悸(心臓病ではない)など、情緒の不調に用いる。

 

 

『気』をテーマにしたから、話が難しくなっちゃったなぁ…。

 

 

体を整えるには、心(こころ)をリラックスさせることが大事。

心を整えるには、体をリラックスさせることが大事。

また、心の病は、体も心も過敏になっていることが多い。

心底、気持ちいいなぁ…。

心と体がそんなふうに感じる治療が必須。

 

 

 

 

鍼治療で使う鍼は、長さも太さもたくさん種類がある。

細くて短い鍼のほうが、刺激量が弱い。

ツボの中まで刺さずに、ツボの上をちょこんとのせるだけの手法もある。

 

 

 

棒灸。

皮膚から数センチ離して温める。

あるツボを集中して温めることもできれば、

棒灸を経絡の流れに沿って動かし、

経絡の中の『気』の流れも誘導できる。

 

 

 

点灸(てんきゅう)。

手でひねったモグサ(米粒大)をツボに置き、

線香で火をつける。

燃え終わる一瞬だけ熱さを感じ、

ツボの奥の奥まで刺激が伝わる。

モグサをツボに置く前に、

灸点紙というシールを貼るので、お灸の跡は残らない。

灸治療だけしたい方におすすめ。

 

 

 

灸頭鍼(きゅうとうしん)。

置いた鍼の先にモグサを差し込み、

鍼をしながらお灸もする。

鍼の刺激と、お灸の輻射熱のW効果。

張り詰めた心が原因で硬くなった筋肉も、これでほぐれやすい。

 

 

 

台座灸。

台座の上にモグサがのっている。

台座の底にはシールがつき、

どこのツボにものせやすい。

エネルギーを補充しながら、

心(こころ)をリラックスさせるのに、

セルフお灸もおすすめ。

 

 

鍼もお灸もいろーんな手法があり、

心(こころ)の不調で悩んでいる方は

試してほしいなぁ…。

自分に合う鍼治療や灸治療があるはず。

 

 

『気』はたーくさんの種類と、たくさーんの働きがあり、

東洋医学本を読みあさり、

「よしっ! これを書こう!!!」と

ルーズリーフに下書きをしているうちに、

「う~~~~、なんだかわかりずらいなぁ…」と筆が止まる。

 

 

東洋医学本を読み返し、

「よしっ! これを軸に書こう!」

気持ちを新たに書いているうちに、

「あ~~~、これを出だしに書いたほうが

スラスラ読んでもらえるかも…」

筆が止まる。

 

 

何度も筆が止まり(=やる気スイッチが止まり)、

しばらく充電期間(=やる気スイッチがOFFからONになるまで)をつくり、

やっと書き上げた。

難しいことほど、

焦らず、休み休み時間をかけて取り組むと、

たくさんの点と点が結びついて線になり、

「あー、そういうことだったのか」と納得する。

 

 

今回が今年最後のブログ。

難しい東洋医学の話にも、

熱く語りすぎる趣味の話にも目を傾けていただき、

誠に誠にありがとうございました。

来年も元気に、このコトー・ブログで会いたいです!

皆様にとって2020年も素敵な年になりますように!!!

 

 

女性鍼灸師による女性専門鍼灸院

≪レディース鍼灸院ことう≫の

鍼灸師コトーでした。