コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

頭痛や頭の重苦しさを鍼とお灸で解消しよう!

最近、ギラギラとお日様が照りつけ、

額から汗が止まらない日もあれば、

ゴーゴーと大雨が降り続き、

半袖ではちょっと肌寒い日もある…。

こんなふうに天候や気圧の変動が激しいと現れやすいのが、

『片頭痛』。

 

 

こめかみあたりがズキンズキンと脈打つように痛い。

原因は、脳内物質セロトニンの分泌量の急激な変化。

それによって、脳の血管が広がり、

隣にある三叉神経(さんさ・しんけい)が圧迫され、

こめかみあたりが痛くなる。

 

 

セロトニンの分泌量に影響を与えるものは…、

季節の変わり目、気圧の変動、まぶしい光、強い香り、大きな音、

強いストレス、生理前後や排卵期(女性ホルモンの変動)など。

片頭痛持ちさんは、脳のセンサーが敏感!

体の内外から受ける強い刺激が引き金となって、

片頭痛が起きる。

 

 

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赤いラインは、足少陽胆経(あし・しょうよう・たんけい)という経絡。

目尻の外にあるツボ『瞳子髎 どうしりょう』から始まり、

側頭部、体幹の側面、脚の外側と下り、

足の薬指にあるツボ『足竅陰 あしきょういん』で終わる。

片頭痛の鍼灸治療では、この経絡の上にあるツボをよく使う。

 

 

痛むこめかみあたりのツボには、ちょんっと小さく細い鍼をする。

痛む部位を温めると血管がさらに広がり、痛みが増すので、

お灸は頭部から離れたツボを使う。

 

 

後頭部から首すじ中心に痛み、

頭全体が締めつけられるように痛むこともあるのが、

『緊張型頭痛』。

原因は首・肩・背中にかけての筋肉の過緊張。

悪い姿勢や、長時間の同一姿勢、運動不足、精神的ストレス、

冷えなどが誘因となる。

 

 

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赤いラインは、足太陽膀胱経(あし・たいよう・ぼうこうけい)という経絡。

目頭の外にあるツボ『睛明 せいめい』で始まり、

額、頭頂、後頭部、背中、脚後面と下り、

足の小指にあるツボ『至陰 しいん』で終わる。

緊張型頭痛の鍼灸治療では、

この経絡の上にあるツボをよく使う。

 

 

首、肩、背中などへの鍼とお灸で、筋肉の緊張をゆるめ、

頭痛の緩和をはかる。

後頭部には髪があり、お灸がしづらいので、鍼をする。

頭部へは垂直に鍼をするとすぐ頭蓋骨にあたるので、

頭蓋骨と水平にちょこんと鍼をする。

頭にハリィ~~~~~~~~~~?!?

尻込みしそうだが、意外と気持ちいい…。

 

 

後頭部や首すじが痛むこともあれば、

こめかみがズキンズキンと痛むときもあるのが、

『混合型頭痛』。

緊張型頭痛と片頭痛の2種類の頭痛をもつ。

当鍼灸院に来られる頭痛持ちさんは、混合型頭痛の方も多い。

状態を診ながら、両方の治療法を行う。

 

 

なかなか鎮痛薬を手離せない頭痛持ちさんは、

鍼灸治療にチャレンジしてほしいなって思う。

ちょっと興味がある方は、お灸教室にもどうぞ…。

7月10日(日)と12日(火)に当鍼灸院で開催予定の

お灸教室のテーマは、

『頭痛や頭の重苦しさをお灸で解消しよう!』。

ツボ押しとお灸を覚えて、頭痛をやわらげてみよう!

詳しくは『お灸教室のページ』でチェーック!

 

 

このごろの天候の変動に、頭痛とまではいかなくても、

頭がボーットしがち。

こんなときほど、生活スタイルを見直し、

しっかり食べて、しっかり寝て、乗りきろう!!!

 

花粉症の鍼灸治療とセルフ・ケア

スギ花粉最盛期!

福岡は黄砂とPM2.5も重なりWパンチ!

遠くの山々がかすんで見えない日が続きます。

空気中に花粉が舞うと、

なぜ鼻水が止まらなくなったり、目がかゆくなったり…、と

アレルギー症状が現れるのか?

 

 

目・鼻・皮膚・胃腸などの粘膜には、

『防御(免疫)システム』という働きがあります。

体が刺激を受けたり異物が入り込もうとすると、

防いだり追い出そうとするシステムです。

花粉症の方は、この免疫システムが誤作動を起こし、

『花粉』という些細な刺激に対して、体が過剰に反応します。

 

 

花粉が体に触れると目や鼻の粘膜は、

「えらいこっちゃ!変な奴が入ってきたぞー!!!」なんて思い込み、

鼻水や涙をたらたら流したり、くしゃみをしたり…と、

花粉という異物を体から追い出そうとします。

 

 

そのため、花粉症の鍼灸治療は、諸症状を鎮めるだけでなく、

体の免疫システムの誤作動を正常に戻す『体質改善』も大切です。

 

 

 

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赤いラインは、体の中央を走る『督脈 とくみゃく』という経絡。

お尻にある『長強 ちょうきょう』というツボから始まり、

背骨、頭へと上り、額、鼻と下り、

上の歯の歯肉にあるツボ『齦交 ぎんこう』で終わります。

額の上、前髪が生えている部分にあるツボは、

鼻のトラブルに用います。

 

 

 

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『上星 じょうせい』や『上迎香 じょう・げいこう』などに

短くて細い鍼をちょこっと刺しておくと、

鼻が通ってきます。

『迎香』というツボが小鼻の外にあり、

そのツボのちょっと上に『上迎香』があります。

 

 

顔に鍼なんてコワ~い!という方はツボ押しもおすすめ。

『迎香』を人差し指の腹で1秒ほど押して離す。

指を少し上にずらして、また1秒押して離す。

鼻の両脇に沿って、『押す⇒離す』を繰り返し、

『睛明 せいめい』まできたら、『迎香』の戻る。

数分間、繰り返します。

『睛明』というツボは、鼻と目頭の間にあります。

 

 

首下や腕には、のどのいがらっぽさ、

目や鼻のかゆみなどに対応したツボがあり、

それらにはお灸もおすすめです。

 

 

 

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首(うなじ)のつけ根にあるツボ『大椎 だいつい』。

免疫力を整えるツボとして、超有名です。

花粉症を根本から治すには、

体の免疫システムの誤作動をなくすことが重要です。

花粉症の症状がないときから、大椎にお灸をします。

自分ではお灸がしずらいので、

熱めのシャワーを当ててもOK!

花粉が舞う時期には、充分な睡眠と栄養など、

体調を整えておくことも大切ですね。

花粉症の皆さん、踏んばりましょう!!!

 

腰痛やぎっくり腰を鍼とお灸で治そう!

急に肌寒くなりましたね。

季節の変わり目に気をつけたいのは、腰痛とぎっくり腰。

普段から背中のコリや腰痛を感じている方は、

この時期、腰痛が悪化したり、

ぎっくり腰を起こしやすくなります。

 

 

腰が痛いと、腰の筋肉だけが硬いと思われがちですが、

うなじから骨盤までつながっている背筋全体が

硬くなっていることが多いです。

お尻の筋肉がカチコチな方も多いですね。

また、強い腰痛やぎっくり腰では前かがみとなり、

姿勢が不自然なため、脚の筋肉がこわばることもあります。

 

 

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赤いラインは、『足太陽膀胱経 あし・たいよう・ぼうこうけい』という経絡。

目頭と鼻の間にある『睛明 せいめい』というツボから始まり、

額、後頭部、うなじ、背中、お尻、太ももの後ろ、ふくらはぎの後ろ、と下り、

外くるぶしを回って、

足の小指にある『至陰 しいん』というツボで終わります。

経絡は左右対称にあり、

この経絡にのっているツボは片側だけで67個!

左右合わせて134個!

うっひょー!!!

腰痛やぎっくり腰の鍼灸治療には、

うなじ、背中、腰、お尻、脚にあるツボをよく使います。

 

 

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鍼を置きながら棒灸。

棒灸はモグサを固めて和紙で包んだもの。

先端に火をつけて、

皮膚から3cmぐらい離して温めます。

棒灸は動かせるので、うなじからふくらはぎまで温め、

筋肉をゆるめます。

 

 

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灸頭鍼は、鍼の先にモグサをつけてお灸もします。

鍼の刺激とお灸の輻射熱のW効果!

熱くはありません。

ほんわか温かいです。

なかなか治らない頑固な腰痛やぎっくり腰におすすめです。

 

 

「いつの間にか痛みが治まったから大丈夫」と思っても、

何のメンテナンスもしなければ、

腰の筋肉は硬いままです。

何度もそんなふうにやり過ごすと、

ついには痛くてたまらなくなったり、

ぎっくり腰を起こすこともあります。

 

 

腰は上半身と下半身をつなぐ、肝心かなめの部位です。

痛いとき、違和感を感じるときには、

メンテナンスをしてほしいなって思っています。

 

 

おまけの話。

先日、観葉植物の5鉢を普段置かない所に置きました。

そのことをすーっかり忘れて、

暗闇の中、ズカズカ植木鉢めがけて歩いてしまい、

コトーの脚は植木鉢にストライーク!

4鉢が倒れ、その中の1鉢は割れて…、うっ、うっ、うっ…。

予備の植木鉢はなく、とりあえずあるもので…。

 

 

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ごめんなさい…。

早く植木鉢を買いに行くね。

 

背中のコリを鍼とお灸でとろう!

10月の頭まで暑いだろうなぁ…。

そう覚悟していましたが、朝晩は涼しく、

日中も暑い~~~~~~~!ってほどではありません。

一気に不快指数が減ると、気を張っていた体がゆるむように、

やたらと眠かったりだるかったり…、

体調が不安定になりやすいですね。

 

 

ぎっくり腰をしちゃってぇ!

首こりや肩こりがひどくなって!

腰も重い気がする!

そう言いながら鍼灸院に駆け込んでくる方も増えています。

そんな方々の共通点は、背中のコリ。

 

 

 

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背骨は、7個の頚椎(けいつい)、12個の胸椎、5個の腰椎、

仙骨(せんこつ)と尾骨で構成されています。

12個の胸椎の左右には肋骨がついています。

頚椎、胸椎、腰椎の1つ1つの骨は、靭帯(じんたい)で結ばれています。

そして、背骨を支えたり動かしているのが筋肉です。

 

 

背中を伸ばすときに働く筋肉は1つではありません。

最長筋(さいちょうきん)、腸肋筋(ちょうろくきん)、

多裂筋(たれつきん)、回旋筋(かいせんきん)、

頭半棘筋(とうはんきょくきん)、棘筋(きょくきん)、

腰方形筋(ようほうけいきん)、棘間筋(きょくかんきん)、

横突間筋(おうとつかんきん)、広背筋(こうはいきん)。

うわ~ぉ、10個!

筋肉のイラストを描こうとしましたが、あまりの多さに

描く前にギブアップしました…。

筋肉たちは頭蓋骨(後頭部)、頚椎、胸椎、腰椎、

肋骨、仙骨、腸骨、と様々な骨についています。

 

 

これらの筋肉の中でも、体の表面に近い筋肉がこってくると、

筋肉の盛り上がりを視診や触診で感じます。

コリが悪化すると筋肉はまるでピアノ線のように

硬いスジとなって感じます。

 

 

スジがあると背中のコリや痛みはなかなか取れないので、

丁寧に後頭部、首、背中、腰、お尻に触れて、

スジが隠れていないかチェックします。

スジを見つけると、そこにちょこちょこっと鍼を置いて、

スジをほぐします。

一緒にお灸をすると血流を促し、スジもほぐれやすくなります。

 

 

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<鍼+台座灸>

 

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<鍼+棒灸>

 

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<灸頭鍼>

 

 

背中を伸ばす筋肉は背骨だけでなく、

重たーい頭や腕も支えています。

首や肩・腰のコリが強いと、背中のコリは気づきにくいですが、

背中もしっかりほぐしてほしいなぁ…って思います。

 

特集~梅雨バテの話④~番外編

梅雨の時期に旬の梅はバラ科で、原産国は中国。

梅の酸っぱーい成分はクエン酸。

このクエン酸は、体内ではエネルギー代謝に関わる重役です。

また、筋肉痛の原因となる乳酸が筋肉にたまるのを抑え、

筋肉痛を解消するスゴイやつです!

最近はキッチンまわりの汚れ取りなど

掃除用品としてもメジャーになりましたね。

 

 

さて、梅の酸っぱさは、舌のどこで感じるでしょうか。

じゃじゃーん!

 

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<舌の表面>
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<舌の裏面>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

味を感じるのは、舌の表面にある味蕾(みらい)。

舌の先端が『甘さ』。

つけ根が『苦味』。

裏全体が『塩辛さ』。

『酸っぱさ』は舌の両側で感じます。

 

 

もう1つ、じゃじゃじゃーん!

 

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東洋医学には舌診という診察法があります。

舌の大きさ、形、色、つや、運動、

舌の上にある苔(こけ)のようなものの状態を診ます。

体質や血のめぐり、症状の程度の手がかりとなります。

舌の先は『心』、

つけ根は『腎』、

中心は『肺』と『胃』、

両側は『肝』と『胆』に関係しています。

(東洋医学の臓器と西洋医学の臓器の働きは

若干異なります。)

 

 

梅雨は湿度が高く、体内の水分代謝が落ちて、

体がむくむときがあります。

その時に舌はどうなっているでしょうか???

舌は普段よりもボテッと大きく、

舌の周りに歯型がつき、

口の中がなーんとなく甘くベトベトしています。

少々お待ちください。

……………………………… 。

鏡で舌を診てきました。

コトーの舌の外側には歯形がつき、ギザギザ。

ちょこっとむくんでいます。

 

 

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スモモも今が旬!

甘くて酸っぱくてジューシーでおいしーい!!!

旬の物を食べて梅雨を乗りきるぞー!

夏も乗りきるぞー!!!