コトー Blog & Vlog

東洋医学のこと、鍼灸治療のこと、パーソナルトレーニングのこと、日々の暮らしのこと…。カテゴリー別に書き連ねています…。ちょこっと、動画も始めました…。

特集 生理の話 3~生理による体と心の変化

はーるか、かなたの昔、学生だった20台前半。

クラスメイトの男子から、

「今日、イライラしているね。 生理中?」 と、

聞かれたことがあります。

生理中というのはビンゴ。

それまで、生理痛など生理中の不調はまったく自覚していなかったので、

そんなふうに言われたことにびっくりしました。

生理前、生理中、生理後に女性の体と心はびみょーに変化します。

今日は、その変化をご紹介します。

 

 

生理中(約1週間)

 

 

 

 

 

 

 

 

上図は、子宮とその左右に付いている卵巣です。

生理が始まると黄体(おうたい)ホルモンの分泌がなくなる影響で、

体温が下がります。

冷えや生理痛、頭痛、胃痛、吐き気、などの症状が出る方もいます。

生理の出血が多いと貧血となり、体がだるくなることも…。

生理前半はゆううつになったり、神経質になる、など

心が不安定になることもあります。

しかし、生理が終わる頃には、

卵胞(らんほう)ホルモンが分泌され始める影響で、

そんな気持ちから抜け出せます。

 

 

生理後(約1週間)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卵胞ホルモンの分泌の影響で、体調は一番いい時期です。

心も体もバランスがとれて、サイコー!です。

 

 

生理後(2週間目)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

排卵からの1週間です。

卵巣の中で成長した卵胞から、卵子がポポポーンと飛び出した状態を

「排卵」といいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黄体ホルモンの分泌が高まる影響で、

下腹部がなんとなく違和感を感じたり、

むくみ、便秘、肩こり、腰痛などの症状が現れることもあります。

心も黄体ホルモンの影響を受けて、

ハイ・テンションのときもあれば

ゆううつだったり、イライラすることもあります。

 

 

生理前(約1週間)

黄体ホルモンの影響がピークとなる頃です。

むくみ、便秘、肩こり、腰痛、眠気、不眠などの症状が出る方もいます。

心も一番不安定な時期で、

イライラ、不安、うううつな気持ちになることも…。

 

 

どの時期も、ホルモンの影響で体と心が変化するようですね。

黄体ホルモンは、卵巣の中の「黄体」から分泌されます。

「黄体」は、そもそも卵巣の中の「卵胞」のことで、

卵胞から卵子が飛び出ると、

「卵胞」は「黄体」と名前を変えます。

ややこしいっ!

卵胞ホルモンは、排卵前の卵胞から分泌されます。

詳しくは、前回のブログをご覧ください。

 

生理前、生理中、生理後の体と心の変化は、

人によって異なります。

また、同一の方でも、生理が安定していない思春期や

生理が終わりかけの更年期など、年齢によっても異なります。

めちゃくちゃ忙しく、寝不足の日が続いたり、

大きな悩みが長く続いたときに、

生理が予定よりも遅れた経験はありませんか?

卵胞ホルモンや黄体ホルモンなどの女性ホルモンは、

健康状態やストレスの影響を受けやすいといわれています。

女性の体はデリケートなんですね…。

次回も、生理の話が続きます。

よろしくです!

 

特集 生理の話 2~生理のしくみ・その2

特集・生理の話、第2弾!

今日は、子宮・卵巣・脳がどのように働いて、生理が起こるのか、

ご紹介したいと思います。

よろしくでーす!

 

まず、脳から卵胞(らんほう)刺激ホルモンが分泌されます。

このホルモンは、血液中に溶け込んで、

血液とともに血管を流れ、卵巣にたどり着きます。

卵巣では、この卵胞刺激ホルモンに刺激されて、

卵胞(らんほう)が10~20個作られ、成長します。

 

 

成熟した卵胞からは、卵胞ホルモン(=エストロゲン)が分泌されます。

エストロゲンは、血液中に溶け込んで、子宮内膜にたどり着きます。

そして、子宮内膜に働きかけて、

受精卵のためのベット作りを始めます。

受精卵がうまく子宮内膜にくっついて(=着床 ちゃくしょう)、

そこですくすく育つことができるように、ベットの準備をしておきます。

つまり、妊娠のための準備です。

 

 

子宮内膜のベットが出来上がると、

脳からは今度、黄体形成(おうたいけいせい)ホルモンが分泌されます。

このホルモンの刺激を受けて、たった1つの卵胞だけが破裂し、

卵子(らんし)が卵管に入ります。

 

 

卵子が飛び出した後、

卵胞は黄体というものに変わり、

そこから黄体ホルモン(=プロゲステロン)を分泌します。

プロゲステロンは、「子宮内膜のベットにふかふかの敷布団を作れーっ!」と、

子宮内膜に働きかけます。

受精卵が子宮内膜にくっつきやすいように、しっかりと準備をします。

 

 

卵管にいる卵子が精子(せいし)と出会わないと、

子宮内膜に作ったベットと敷布団もいらなくなります。

これらが子宮内膜から剥がれ落ち、血液とともに排出されるのが、

『生理』です。

 

もし、卵子と精子が出会い、受精すると、

『受精卵』となって卵管をのぼり、

子宮内膜に作られた、ふかふかの敷布団にくっつき(=着床)、

そこで育っていきます。

これが『妊娠』です。

もう、お分かりのように、毎月ある『生理』は、『妊娠のための準備』なんですね。

生理には『子宮』 『卵巣』だけでなく、『脳』も関係している!って意外ですよね。

 

今日が、『特集 生理の話』の山場というか、一番難しい内容です。

うまく伝わったかなぁ~~~???

次回は、生理前・生理中・生理後の体と心の変化について

ご紹介します!

 

特集 生理の話 1~生理のしくみ・その1

ぱんぱかぱ~~~ん!

ホームページのリニューアル記念として、特集を組みまーす!

テーマは『生理』。

女性にとって、毎月やってくる生理は、

健康を把握できるバロメーターの1つでもあります。

生理のしくみ、女性ホルモン、生理痛、生理不順、不妊症、

更年期症状など、生理にかかわることを特集しようと思います。

このブログを読んでいる男子!

ご自身は『生理』とは無縁ですが、

奥様、彼女、姉、妹、上司、同僚、部下、友人、

よく行くコンビニの店員などなど、あなた周りに女性はいっぱい!

毎月、女性の体がどんなふうに変化しているのか、

知っておいてほしいな…って思います。

今回の特集も長くなるかもしれませんが、お付き合いください。

 

 

これは、女性の骨盤の中。

子宮(しきゅう)の前方には膀胱。

後方には直腸があります。

腎臓で作られた尿は膀胱にためられ、

約350mlたまると尿意が生じ、排尿となります。

直腸は便の通り道ですね。

 

 

これが子宮。

医学書を読み返すとっとっと…、

大人の女性の子宮はほぼ鶏卵大で、全長約7㎝、重量約60~70g。

毎月、ここで生理は起きています。

妊娠中は生理がなく、この中で胎児(たいじ)が育ちます。

胎児の成長とともに、子宮はどれくらい大きくなると思いますか?

20~30倍だそうです。 すごいですね。

 

では、生理の話。

生理とは、「約1ヶ月の間隔で起こり、数日で自然に止まる

子宮内膜(しきゅう・ないまく)からの周期的な出血」のこと。

子宮内膜とは、子宮の中の側壁にあたります。

生理の周期は、「生理の始まった日から、次の生理の始まる前日まで」。

知っていましたか?

この周期は28~30日が最も多いそうですが、個人差があり、

ストレスや健康状態でも変化します。

正常範囲は25~38日。

生理の日数は3~7日。

日数にしても周期にしても、範囲に幅がありますね。

 

生理にかかわるのは、子宮、卵巣(らんそう)、そして脳です。

次回は、この3つの臓器がどのような働きをして生理が起こるのか、

ご紹介したいと思います。

よろしくでーす!

 

福岡は急に肌寒くなりましたが、皆さんの住む街はいかがですか。

風邪をひかないように、気を付けましょう!

お灸教室ミーティング・ノート~塩灸っていいかも…

今年の4月から始めたお灸教室。

毎月、第2火曜日と第3日曜日に開催しています。

同じことを淡々と繰り返すことが苦手な私は、

お灸教室でも何か変化球を入れたくなる。

今月のお灸教室のテーマは、『腰痛』。

腰に自分でお灸をするのは難しいので、

今回初めて塩灸を取り入れました。

 

参加者のご協力を得て、今日11日(火)に開催したお灸教室をご紹介。

塩灸をご自分で作ることからスタート!

 

不織布のパックに塩を入れ、

 

こんなふうに包む。

 

ラップをして、

 

電子レンジでチン!

塩がかなり熱くなることもあり、2枚のハンドタオルで塩灸を挟み、

温度調節!

 

とーっても簡単に作れます。

今日は椅子に腰かけたまま、お尻の真ん中とおなかに、

下着とズボンで塩灸を挟むようにしました。

どこでも温められるのがいいですね。

ぬくぬくと温かいです…。

 

今日は、ぎっくり腰など強い腰の痛みに用いるツボに

台座灸もしました。

 

腰腿点(ようたいてん)といいます。

手の甲に目玉が出来てかわいい…。

 

今月は16日(日)にも同じテーマでお灸教室を開催します。

(おっと、24時を過ぎ、今日は昨日になりました。)

塩灸に興味がある方、ぜひご参加ください。

教室の詳細は、左のカテゴリーの『お灸教室のご案内』をご覧ください。

 

東洋医学と西洋医学の腰痛治療

東洋医学では、この世の中のすべての事物は『陰』と『陽』に分けられ、

両者は対立しあい、制約しあう…と、とらえています。

さて、ここで問題。

『上』は、『陰』でしょうか? 『陽』でしょうか?

『上』は、『陽』。 『下』は、『陰』。

『右』は?

『右』は、『陰』。 『左』は、『陽』。

『男性』は、『陽』。 『女性』は、『陰』。

(どうしてって、つっこまないように…)

 

体に張り巡らされている経絡(けいらく)もしかり!

陰の経絡と陽の経絡があります。

腰痛治療でよく用いられる、『足太陽膀胱経 あし・たいよう・ぼうこうけい』。

この経絡の始まりは、目頭と鼻の間にあるツボ、『睛明 せいめい』。

おでこ→頭頂→後頭→うなじ→背骨の横→お尻の中央→太ももの後ろの中央

→膝裏→ふくらはぎの中央→外くるぶし。

そして、足の小指の外側にあるツボ、『至陰 しいん』で終わります。

すべての経絡の中で、一番長い!

この経絡の上にのっているツボは片側67個。

左右合わせて134個!

鍼灸治療では、この経絡の上にのっているツボを使って、

経絡の流れを良くして、腰痛を改善します。

 

 

 

これは、ツボ・モデルの背中。

背骨の外側の2本の黒線が、足太陽膀胱経。

このツボ・モデルは左しか経絡が描いてありませんが、

もちろん右側にも対称的に2本あります。

腰痛治療には、腰のツボを使いますが、

脚のツボもよく使います。

 

名前からしてわかるように、『陽』の経絡。

この経絡には、『陰』の経絡の相棒がいます。

『足少陰腎経 あし・しょういん・じんけい』。

この経絡は、足の裏にあるツボ、『湧泉 ゆうせん』からスタート!

内くるぶし→膝の内側→太ももの内側→おなかの中央近く→胸の中央近く。

そして、鎖骨内側の下にあるツボ、『兪府 ゆふ』で終わります。

この経絡の上にのっているツボは片側27個。

左右合わせて、54個。

 

 

 

これは、ツボ・モデルの胸からおなか。

胴体中央の外側の黒線が、足少陰腎経。

先ほどの『足太陽膀胱経』とは、表と裏の同じ位置にあたります。

 

これらの『陰』と『陽』の経絡のバランスを整えることが、

東洋医学では重要となります。

 

 

私は、鍼灸師になる前は、理学療法士(リハビリ)をしていました。

西洋医学で腰痛を治すとなると…、

骨、筋肉、神経の状態の把握が重要となります。

リハビリ(=運動療法)で、アプローチできるのは筋肉。

痛んでいる腰の筋肉を温めたり、

ストレッチングで柔軟性を出し、

筋力をつけていく…。

このとき、『背筋』の相棒の『腹筋』のフォローも大事!

腰を痛める原因の1つは、背筋と腹筋のアンバランス。

腹筋が弱く、背筋(特に腰)ばかり働かせてしまうので、腰痛に…。

 

腹筋に力を入れながら、背筋を少しずつ緩めることにより、

私たちは滑らかに上体を曲げることができます。

反対に、上体をゆっくりと反らせるときは、

背筋を少しずつ縮めて力を入れ、

腹筋を少しずつ伸ばして力を緩めていきます。

表(腹筋)と裏(背筋)が協調して動けることが

腰痛治療の大事なポイントになります。

 

 

こんな見方をすると、

東洋医学と西洋医学って共通点があると思いませんか?

今月のお灸教室のテーマは、『腰痛』。

テキストを作りながら、こんなことを考えていました。

 

腰に自分でお灸をするのは難しいですね。

お灸教室では、モグサではなく、塩を使った塩灸もします。

パックの中に塩を入れて、電子レンジで温めます。

火を使わないので、腰に自分でしても安全です。

作り方は簡単なので、参加者の方と一緒に塩灸を作ります。

9月11日(火)と16日(日)に開催します。

興味のある方はどうぞご参加ください。

詳細は左のカテゴリーの『お灸教室のご案内』をご覧ください。

 

またまた、長いブログにつきあっていただきありがとうございました。

専門的すぎて、難しかったかなぁ~。

もうちょっとわかりやすく書けるように、修行しまーす!